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戦争体験 ならぬ 気候変動体験

「戦争体験」という言葉はよく耳にする言葉です。
ですが、50も半ばに近づいた私にとって、戦争があったことを感じられた生の光景はもう50年近く前の浅草仲見世通りにしかありません。
軍服を着てアコーディオンオルガンを演奏する元兵隊の方々。
片腕がない人、片足が義足の人がたくさんいました。
昭和前期の戦争の時代を生きた人々は日々何を感じていたのか?
生で戦争を感じる光景は失われて久しい。

「気候変動体験」:造語です。
ですが、気象に関心を持ち続けてきた者として、このような言葉をあえて使いたい気持ちがあります。実際、私は気候変動を強く感じています。

現在、20歳の人にとっての実体験は20年弱。
生身の気候変動体験はその間に起こった変化です。
50年生きていれば50年弱、70年生きていれば70年弱。

戦争と違って、気候変動は関心のある人にとっては敏感であっても、そうでない人にとってはわずかな変化の積み重ねであって、大きな気象災害を体験した人を除けば、実生活においてはあくまでも感覚的なものに過ぎないのかもしれません。

私の幼少期は氷河期が来るともいわれていました。

2030年までがリミットだといわれて・・・

世界で若者が声をあげている中、
肌身で実体験している年輩者こそがもっと声をあげなければいけない
そんな思いでいます。

「世界の天候図表」気象庁HPより
上から順に2017年、2018年、2019年、2020年の平均気温規格化偏差

どの年も very warm :赤の二重四角 が目立ちます。

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