若いうちはお金を貯めるべきなのか?それとも経験値を貯めるべきなのか?
「若いうちにお金は貯められるだけ貯めておけ。結婚したり子供生まれたりするとなかなか貯められなくなるぞ」
「20代の頃旅に出るのと、60歳超えて旅に出るのとでは、得るものが全然違う。若いうちは下手に貯金するんじゃなくて経験を得ることに投資すべき」
年配の人って若者にいろいろアドバイスしたがりますよね。まあこんな記事書いてる40歳手前の僕もそのうちの一人なんですけどもw
やっぱ長年生きてるといろいろと知識や経験値も貯まってきて、いっちょ若人たちに何ぞアドバイスでもしてやるか!って気になるもんですかね。自分の頭の中で煮詰めた答えを「正しい」こととして言いたがるのは人間の常なので。
で、アドバイスしたがりの年配者はさておき、若者の方としてみたら、
「なんかいろんな人がいろんなこと言ってるけど、言ってることみんなバラバラなんだよ。何が正しいんだよ!」
と言いたくなると思うんですよね。ただでさえ情報化社会の世の中、もうほんと、いろんなベクトルの情報が飛び交いまくってますからね。
冒頭で例として出した「若いうちはお金を貯めるべきか」「お金を貯めるよりそのお金を使って経験値を貯めるべきか」なんですけど、これってどっちもある意味で「正しい」アドバイスだと思うんですよ。こういう言い方すると玉虫色の意見に聞こえるかもしれませんが。
というのも、結局はその人がどんな人生を送りたいのか、人生の中で何を重視したいのか(自由な時間、家族、仕事、etc)、ライフプランによって自分にとって何が必要な情報かなんて変わってくるんですよ。
「奇抜な人生でなくてもいいんだ、結婚して子供を持って家を立てて・・・そんな人生を送りたいんだ」
という人にとっては結婚資金や子供の教育費を貯めるために独身のうちから少しでもお金を多く貯めておくというのも大事でしょう(異論はあるでしょうが、オーソドックスな考えの一例として)
「働くのが嫌いだ!1年でも早くアーリーリタイアして、悠々自適な人生を送るんだ!」
という人にとっては、貯金を頑張るのと並行して資産運用の勉強をしたり副業収入を作ったり不労所得を構築したりすることにリソースを回すべきでしょう。
「せっかくこの世に生を受けた以上、狭い日本に留まらず世界中を見て回って知見を広めたい。」
という人は、体と時間の自由が利きやすい若い頃に行動を起こしたほうがベターでしょう。
いずれにせよ、自分はどう生きたいのか、人生の基本戦略と言いますか、自分の中での軸をまずは見定めるべきではないかな、と。
で、それができたときに初めて「誰のアドバイスが自分にとって有用なのか」が決まるんですよ。自分の目指す人生に近い生き方をしている先達者の意見を参考にすればいいんです。
もちろん、個々人の能力や環境は千差万別ですし、時代が違えば方法論も変わってくるので、あくまで「参考」に留め、最終的には自分で判断することですけどね。
以上、意識低い系サラリーマンの戯言でした。
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