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世界で最も過酷な砂漠250㎞マラソン㉞新たな旅先

前書き

イカ砂漠250㎞マラソンに挑戦中のラッキータウン!

ついに最終日を迎え、フィナーレです!!

みなさん本当にありがとうございます。

前回の記事はこちら

本編

イカ砂漠250kmマラソン7日目、最終日。

今日はゴールまで20km

20kmという数字を見て最初に思った事は

短いな〜

だった。

20kmを短いと感じるなんて、このレースに慣れてしまったんだろう笑

だけど、レースが始まる30分前に痛み止めを飲んだ。

そして何度も俺のテントを張ってくれたフランス人のファザーと写真を撮った。
お互い言葉は通じなかったけど、確かに目には見えないけれど

同じ気持ちだったと思う。

フランス父

8時30分
いよいよレーススタート

始まってすぐに思った。

足首が痛い…

本当に第1チェックポイントでリタイアという最高の展開が待っているかもと思い焦った笑

そんな中歩いていると
つよぽんにこのレースを一言であらわすと??
と聞かれ

絶対にする必要はないけど、絶対にした方がいいレース

と応えた。

レースが終わったら何をするかなど皆んなは意気揚々に話していたが

俺は歩く度に足首の痛みが増した。

このまま痛み止めは効かないのか?
てか、最終日なら5kmとかでよくね!?
めんどくせぇだけやん!!

と身も蓋もないことばかり考えていた。

チームあほ集合写真

すると、リーダーのマンモスこういちさんが

ゴールまであとちょっとだよ!!
皆んな心の準備してねー!!

と叫んだ。

俺はこの叫びに対して
ゴールをした瞬間、自分は何を思うんだろう?
という問いが頭にうかんだ。

思えば色んな事があった、感情があった、気づきがあった。

痛みのお陰で自分の限界以上に出会えた。

ゴールしたら、どうなんだろ??
分かんないや笑

そして待ちに待ったゴールの100m手前
チームアホは団旗を皆んなで持って歩いた。


大会側からは壮大な拍手で迎えられた
なんなら、失格組がゴールラインを超えて迎えにきた。

俺は、ゴールしてからだろ!!と思った笑

パープルの顔を見た時、とてつもない量の涙が出た。
パープルも同じだった。

俺らは抱き合い、一緒に歩いた。

パープル再開

そして、ゴール。

世界中の選手がゴールでは僕ら最後の日本人を迎えてくれて

音楽と拍手が鳴り響き人生で一番ドラマチックな光景だった。

完走メダルを貰った瞬間

また、挑戦してもいいかな。

と自分でも思っても見なかった事が頭によぎった。

メダル貰う

その時こういちさんがレース中、俺が苦しんでいる時にくれた

「ケンシロウの心は笑ってるよ」

という言葉が理解出来た。

俺は人生を楽して生きたいんじゃない。
楽しく生きていきたいんだ。

何かに挑戦する時に理由なんていらない。
1%わくわくしたらgoだよ!!

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ゴール集合

そして、

俺はランボーさんを探して

俺)どうも、虹の戦士ケンシロウです。

と笑顔で握手を求めた。

レースの前日に虹の戦士の話をしてくれたランボーさん。

レースの序盤で俺が砂漠で落とした手拭いを拾ってきてくれたランボーさん。

俺はどうしてもそんなランボーさんにこのセリフを言いたかった。

ランボーさんも笑顔で

ランボ)あぁ、ケンシロウこそ虹の戦士だよ。

と応えてくれた。

自分の中で約束が果たせた。

さらに、

僕の砂漠のお父さん笑

つよぽんの子供を探した。

「息子がゴールで待ってるからさ」

と言ってペースを変えずに歩いていたつよぽん

最高やろ?笑

そんなつよぽんの息子が見たくてしょうがなかった。

しょうがなかったんだけど、

つよぽんに

俺)息子さんはどちらですか?

と聞くと、

つ)あぁ、あそこだよ。

と指をさし見てみると

パープルの服をまくり上げ

乳首をずっと押していた・・・

いや、クソガキやないかい!!

まぁまぁこの子も父の偉大さを大人になったら分かるだろう。笑


余談だが後から聞いた話では、

大会側のスタッフは日本人が大好きになったらしい。


それは、日本人は文句を言わず
まずありがとうを言う民俗だから。


ゴールをして大感動の後、バスでホテルに向かい風呂に入ると身体中から砂が…

そして足が信じられないレベルで腫れ上がった。

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だけど、改めてメダルを見ると嬉しさが込み上げた。
今までの人生、賞やメダルを貰ったのは初めてだ。

よーし、ゆっくり寝ようとしたらパープルが来て

パ)これからシャーマンになる為に修行に行くよ!!
マチュピチュでとんでもない出会いがあった!!
あと、アルパカのステーキ美味かったぜ!!

俺)いや、シャーマン!?笑
なんやそれ!!てか、お前は俺が250km砂漠を走ってた間にペルー観光してたのかよ!?

パ)うーん、分からんけどこの五日間で5kgは太ったな!!

俺)このデブが!!笑



まじかよ・・・

こんな過酷な砂漠が終わったあとに

もうそれ以上にわくわくする事に出会っちゃった笑



人生、楽しむ為に生きてる。
全ての挑戦者は勝者だ!!
みなさんの人生もそうでありますように。

本当にありがとう!!
これからもラッキータウンは馬鹿な事ばっかりするんで応援よろしくお願いします!


追記

これまで読んで下さった方々へ

本当にありがとうございます。

この三か月後、また旅に行きました笑

何百年も前から同じ生活をしているアフリカはケニアのドゥルマ族

彼らは精霊と話し、天候を自在に操りたまに失神!?笑

しながらも輝きながら生きていました。

そして、世界最大のキベラスラム。

両親が殺されたり、子供ながらに働くなんて当たり前。

そんな劣悪な環境で生きている彼、彼女から本当の幸せとは何かを教えてもらいました。

次の物語を是非読んで下さい。

じゃあまた。ハッピー♪


つぎの冒険はこちら


より多くの人の話を聞き文章化していきたいと思っております。 取材に際しかかる費用があるので 是非、サポートしていただけると嬉しいです。 絶対に1+1は0にはならないと思っておりますので よろしくお願いします。