東西医学からみた不妊治療
1.東西医学の考え方
東洋医学では、人体を心と体という全体でひとつとして捉え、その構成要素は各々密接な結びつきを持っていると考える。
西洋医学では、人体を臓器ごとに分けて考える。
2.長所
東洋医学では、「未病を治す」という考え方がある。つまり、「未だ病まざるを治す」ということで、病気となる一歩手前の段階で、生体のバランスを回復させるので、副作用がほとんどなく、病気の治療、予防に効果がある。
西洋医学では、病原を薬で攻撃したり、病巣を手術で切除するなど直接的な働きかけによって、病状の改善を図る。即効性があり、重とくな病まい・ケガ・ワクチンによる伝染病予防などにおいて特に有効である。
3.短所
東洋医学では、集団を対象とした公衆衛生学・化学療法・免疫学的療法について、あまり貢献しているといえない。
西洋医学では、次のような短所があるといえる。
① 西洋医学の臨床における過度の分科現象
② 化学薬品による重篤な副作用
③ 客観的に把握しがたい患者の愁訴に対する医師の無理解
①については、内科についてとくに著しく、従来の内科にかわって、循環器科・呼吸器科・消化器科・神経内科などが誕生した。そのことによって、患者は診断を確定する前に、何日もかかっていくつかの科をめぐり歩き、多くの検査データと薬をもらったが、さっぱり病気がよくならず、ときには新しい病気がでてくるということも聞かれるようになった。
②については、サリドマイドの催奇形性、ストレプトマイシンの聴覚障害などがある。
③については、非常な苦痛を訴えている患者に対して、あらゆる検査をしても異常がなかった場合、「気のせいだ」の一言で帰されてしまうという苦情もある。また、「疲れやすい」とか「食欲がない」という患者に対して、たまたま低血圧とか胃下垂を発見すると、ただちに昇圧剤を与えるなどして、かえって病状を悪くする事例も多くある。
病気の変遷とともに、慢性病やストレスを背後に持つ現代病や生活習慣病の治療に対して弱いともいえる。
4.東西医学を生かす不妊治療
東洋医学も西洋医学もそれぞれ長所・短所・特徴をもっています。それぞれの長所・短所・特徴を生かしながら、病状や体調に応じて、東洋医学と西洋医学のいずれか、または併用することにより効果をあげるべきといえます。
なお、西洋医学を併用しながら、東洋医学的なアプローチをして、妊娠率を高めたり、安産を目指す方法も有効です。
さらに、東洋医学の不妊治療には「未病を治す」といった考え方があるので、的確な東洋医学のみのアプローチでも非常に有効と言えます。
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