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02 5つの柱

5つの柱


僕は2022年、物事の判断に使用する5つの柱を心の中に作りました。

1.変数と定数を見極め、自分で変えれる変数にだけ着手する
2.人と比べるのではなく、過去の自分と比べる
3.ミスベースの考え方。修正することを前提に行動する。
4.事実だけ見て判断する。(想像や妄想、期待などに惑わされない)
5.好きな事より得意な事をする

判断する時にこれのどれかに当てはめると、僕はメンタルが安定しやすくなった気がします。


きっかけ


01のnoteでも述べたように、考え方やメンタルは自分を動かす操縦士みたいなもので、何をするにも大変重要だと感じています。

僕は元々メンタルが不安定な人間でした。
イケイケの時はとことん前向きなのですが、1度落ち込むと戻るまで結構な時間が掛かってしまっていました。
僕が覚えている限り、中学生の卒業ノートに同じサッカー部のキャプテンだった同級生からその事を指摘されていたので子供の頃からだったのでしょう。

特に環境の変化にはめっぽう弱いです。
2016年僕はベーシストとして某バンドグループプロジェクトのオーディションにベーシストとして選ばれ、メジャーデビューを目指し活動し始めました。
それまでの僕は所謂、地下のライブハウスで地道に活動していたのですが、オーディションに合格したことにより、周りの環境は一気に変化しました。

レコード会社様、所属マネジメント様のお力で宣伝の為に、武道館やさいたまスーパーアリーナ、幕張メッセでのイベント出演や自分達の冠番組を持たせてもらったり、いきなりメジャーアーティストと遜色ない活動をさせて頂きました。

夢にまで見た武道館でベースを弾けたりして、プレイヤーの自分としては大変名誉な事だし、嬉しかったです。
しかしその反面、体は急激な環境の変化についていけませんでした。
とあるレコーディングから帰る満員電車で僕はパニック障害になってしまいました。


満員電車や仕事の移動車、スタジオ、映画館など密閉した空間で過呼吸になってしまい、移動や仕事するのが本当に困難でした。

本当急に「空気がなくなっちゃう」って思うようになってしまいました。

結局病院行って薬を処方され、平気にはなったのですが。
(歯医者や注射など拘束された状況やトイレに行けない状況で未だにたまに感じる事があります)

振り返ってみると、環境が一気に変わることで様々なストレスが体に蓄積されっていたのだなと思います。(その頃は成り上ろうと意気込み過ぎていて、めちゃくちゃ尖っていたので、その分受けるダメージも大きかったと思います 笑)
結局デビューも出来ずプロジェクトも終わってしまい、世間的に見るとうまくいかなかったです。
そしてその後数年間、去年に至るまで不安定なままでした。

何故なら自分の中に基準、原則という軸がなかったからです。そしてそれは世の中の真理が全くわかっていなかったからだと思います。

成功者の完コピをしてみよう


自分のやりたい事もはっきりとせず、メンタルが不安定のまま八方塞がりなある日
成功者の行動を完コピしたら何か変わるのではないか
と思いました。

そしてyoutubeでのインプットや苦手で嫌いだった読書も積極的にするようになり、成功者の体験談や書いている内容を見ていくと、普通の人と成功した人の違いは
才能よりも考え方、メンタルが大きい
のだと僕は感じました。

そしてどのコンテンツ、書籍も大抵は同じようなことが書かれており、それを自分なりに要約すると上記の5つの柱になったわけです。

メンタルは強い、弱い?それとも安定、不安定?


以前メンタルが弱いと思っていた僕は「メンタルが強くあればいいのに」と思っていました。
どんなに辛い事があっても動じないメンタル
メンタルは鍛えるもの!メンタル修行が必要だよな

と思っていました。

でも僕はその方法だとうまくいきませんでした。
人間には向き不向きがあるのかなと。
弱いメンタルと向き合っていく必要があるのと思ったのです。
それが自分なので。

そして今、僕はメンタルを鍛えて強くするのではなくて、安定させれば良いのではないかと考えています。
今でも嫌な事があるとメンタルにダメージがあります。
その日は落ち込んでいますが、散歩の時間を利用して、自分の5つの柱に当てはめて判断すると

あっ大丈夫だな
とか
今やるべきはこれとこれだな
とか
これは自分で期待し過ぎていただけ。その勝手な期待を下回っただけで実際は前に進んでる

などと状況が整理されて1日2日でメンタルが安定します。
ダメージを喰らわないのではなく、リカバリーが早くなるイメージです。
なので以前より冷静な判断が出来るようになったと感じています。

たまたまサッカー日本代表のメンタルモンスターこと長友選手もこのよう事をつぶやいていました。
多分言葉は違えどこんな感じなのでしょう。

合理的に判断できるようになるとメンタルは安定し易いのかもしれません。

自分の柱を持つ


家は柱がしっかりしていないと建たないですよね。


それと同じで人間は精神の柱がしっかりしていないと、どんだけ素敵な経験をしても、どれだけチャンスを目の前にしても自分に活かす事は出来ないのだと痛感しています。

やはりベースは音楽においても人生においても大事ですよね。
最後までお読み頂きありがとうございます。


ベーシスト 憲人

P.S
01の記事で
「このような内容は成功者がするものだ!」
と書きましたがやっぱり違うと思いました。

確かに成功者の考えは役に立つ人が多いのは事実としてありますが
一方で、成功者の言葉は身近じゃないから入ってこないっていう考えもあると思います。
実際僕も最初はそうでしたからね。

誰かの為に役立つ為に書いていると言ったら烏滸がましいですが
まずは自分のため
そしてもしかしたら役立つ誰かの為にこれからも自分のペースでnoteを書いていこうと思います。


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