ビジネススクール卒業→転職→リモート・・

2017年4月、インド(バンガロール)での1年間の海外研修を終えて東京に戻ってきた。海外研修で出向していた会社は日本人2名、インド人200名という日系企業でありながらインド人が経営をコントロールし、オペレーションも担っている状況だった。

多くの学びとインドで生活することの苦楽を味わい帰任したのだが、帰任先では「テクノロジーを活用した新しいビジネスを創ること」というふわっとしたミッションとなった。

新しいものを創るというのは決まったレールがある訳でもなく、取り組む相手も自由、規模感のオーダーもなく自ら設定していく必要があった。この取り組みを通じて、一層のキャリアへの危機感を抱いた・・・

そこで色々と検討した結果、早稲田ビジネススクールへ入学し、MBAを取得することを目指した。当時も全く根拠の無い自信と過去の入試問題を見ても学習の範囲が絞り込めるものでは無い(敢えて勉強するのであればロジカルシンキング・ライティング?)と判断し勉強せずに入試に挑戦し、無事合格(倍率はおよそ2.3倍)!

2年間は平日朝7時から読書・レポート作成、9時~18時で仕事を終わらせ、18時50分から22時まで授業、帰宅後にレポート作成し寝るのは遅いと深夜2時、土曜日は朝から晩まで授業を受け、日曜日は残課題をこなすという日々。

最初は意気揚々と通学していたのだが、「行きたくないな〜(泣)」と真剣に思う日も度々あった・・・

また、どうしても海外出張や国内で地方に行くことで授業へ参加できないなど万全の体制では臨めない(夜間に通学はそのようなもの)こともあったが、無事2020年3月に卒業を迎えることができた。

ビジネススクールでの学びは3つ。

①アカデミックな経営理論やケーススタディを通じて学んだことをどれだけ"実践知"に変換できるかが大事であること。

②MBAは守破離でいう、最初の型を学ぶことであり、フレームワークで出される答えは大まかには似たような回答になってしまう。だから創発するアート的な要素が必要であること。

③健全なマインドセットを持ち続けること。快適なゾーンから抜け出し、どれだけチャレンジしてキャリアを築けるか考え続けること。

2020年2月ごろから新型コロナウイルスが本格化し、大変残念ながら卒業式は中止となってしまった。東京都では3月も感染者が増加する中で、海外はイタリア、フランス、イギリス、米国など世界中に感染が広がっている。

2020年4月、なんとかアパレル業界のスタートアップに転職が叶った。入社日からリモート勤務であるが、通勤時間や余計な「一杯だけ行く?」の時間が省略でき自分に使える時間が増えていると実感。

世の中には新たなビジネスチャンスまたは環境変化への対応として、飲食店のテイクアウト、オンラインでのヨガ、料理教室、居酒屋などいろいろである。リモートでの仕事に合わせてZoomやハングアウトが一気に利用者が増え、ハンコのために出社するなど馬鹿らしいと電子サインが注目されるなど、強制的な変化は日本人にとって良い薬かもしれない。

今回のスタートアップでは以下の3つを磨きたいと思う。

①経営人材として会社のリソースを上手く活用したビジネスの立ち上げと軌道に乗せるまでのエグゼキューション。

②ブランドのファンになってもらえる顧客体験を創出するための店舗作りと商品・サービス作り

③(素人なので)マーケティング戦略の企画、実行

私としては、一人でも多くの人が自分たちのブランドを通じて楽しく働けるようになれればいなと思っており、ライフスタイルをアップデートできるようなブランド・商品・サービス・お店を目指す。

もうGWも終盤、止まない雨はないという言葉の通り外に出れる日が来る日も近いと思う。

変化を楽しもう。


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