![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/52903141/rectangle_large_type_2_6b41955fadf0994deb5516986009a09f.jpg?width=800)
金森式ダイエット備忘録③(なぜ牛脂がオススメなのか?)
金森式ダイエットと付き合いを始めて約1ヶ月半。
これまでなんとなく抵抗があって手を出していなかった牛脂を注文したのだが、先日届いたのでさっそく卵と一緒に炒めて食べてみた。感想としてはしっかり焼けばカリカリだし、軽く焼いたものだと柔らかく口の中で溶けていくので、想像とは違って美味しかった。「牛脂はスーパーでタダで貰えるもの(肉焼く用の牛脂)」ぐらいにしか思っていなかった自分にとっては、牛脂を買って食べるという食習慣を体験できたこと自体が新鮮で発見だった。
ただ、改めてふと疑問が浮かんだ。
『なんで牛脂なんだろ?』と。
何を今さらと思うかもしれないが、今思えば私がこの疑問をもった背景には、2つ理由があったと考えている。
<理由①>
牛脂に対して『身体に悪い(「動物性脂肪は悪」)』というイメージが根付いていた。(先入観に引っ張られていた)
<理由②>
その一方で、脂質の栄養源としておすすめ食材の一つ含まれているからには他の食材にはない何かメリットがあるからだろうと考えたものの、そのメリットが何なのか理解できていなかった。(本を読んだときには、おそらく脂質補給のためぐらいにしか考えていなかったのだと思う。)
こうして見ると、長年積み重ねてきた自分の中の常識に引っ張られて気づかないうちに得るべき情報も見逃してしまっていたんだなと恥ずかしながら思う。
こういった疑問は解決しないとモヤモヤしてしまうなので、納得するまで調べたかった。
(余談だが、こういった自分が気になったタイミングでしっかり調べて理解し納得しておかないとあとで後悔することが多い。きっとこういった小さな積み重ねがこだわりを産んで今後の質に差が生まれるからだと思う。)
今回はその記録を残しておきたいと思う。
■なぜ牛脂なのか??
結論から言えば、「しっかり脂質を摂取できる食材でありつつ、体に炎症を起こすオメガ6が少ないから」ということに尽きる。
※できればグラスフェッド牛のものが理想。
オメガバランスとはオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の比率のことだが、必須脂肪酸であるオメガ3には炎症を抑える作用があり、逆にオメガ6には炎症を促進させる働きがある。そして金森式では、炎症を抑えるために、オメガバランスをなるべく1:1に近づけていくことを重要視している。
現代人は気をつけないとオメガ6をとりすぎてしまう傾向にあるが、牛脂はこの観点でオメガ6の割合が他の油に比べて少ないため、サプリメントなどで補えばオメガバランスが整えやすい。ちなみ金森さんのこちらのツイートがとても参考になった。
【オメガバランス】
— 金森重樹@ダイエットonlineサロン (@ShigekiKanamori) January 9, 2020
現代食外食無し
ω6:ω3=20:1
外食
ω6:ω3=50:1
旧石器時代
ω6:ω3=1:1
炎症に対しレゾルビン/プロテクチン等で拮抗(抗炎症)するω3摂取のために魚油fish oilが必須
(図)
赤=ω6リノール酸
牛脂、バター、ラードがエゴマと比べてω6が少ない点で
「抜群に優秀」なことがわかる pic.twitter.com/dGc43GGmCW
ツイートのキャプチャの「油脂の脂肪酸組成」だが、
・オレイン酸:オメガ9系脂肪酸
・リノール酸:オメガ6系脂肪酸
・α-リノレン酸:オメガ3系脂肪酸
となる。
バター、ラード、牛脂が抜群に優秀だ。
あと付け加えておくと、牛脂でも牛が育った環境によってオメガバランスが変わるので、その点は押さえておきたい。理想的には餌が穀物ではなく牧草を食べて育ったグラスフェッド牛(牧草牛)の牛脂のオメガバランスが良いとのことだ。
この部分については、参考になった記事も引用する。牧草牛について語っている記事だが、最後のエビデンスの内容も含めて参考になった。
■最初の疑問を感じた理由についても考える。
<理由①>
-----------------------------------------------
>牛脂に対して『身体に悪い(「動物性脂肪は悪」)』というイメージが根付いていた。(先入観に引っ張られていた)
-----------------------------------------------
こちらについても調べていくうちに思い込みだということがわかった。金森さんも過去にこちらについて言及していた。
前も書いたけど、「牛脂は動物性だから体に悪いけど、オリーブオイルは植物性だから体にいい」と信じてる人は情報操作に騙されてますよ?
— 金森重樹@ダイエットonlineサロン (@ShigekiKanamori) September 30, 2018
かく乱しようとする人間はまじめな人の迷惑だから容赦なくブロックするから
オリーブオイルの主成分はオレイン酸だから体に入ったら牛脂と一緒だよ?
【書評】https://t.co/NkC7Jt99Zu
— 金森重樹@ダイエットonlineサロン (@ShigekiKanamori) December 3, 2018
広島成人健康研究
「動物性脂肪、コレステロールを多く摂る人ほど脳梗塞死亡率が低い」
血管壁の材料になるCHを摂ることが有効https://t.co/Sq7a15RiXD
ダンベル持った大きいお友達は牛脂で頭の血管が詰まると言ってたよね
動物性脂肪で逆に死亡率下がってるよ
過去にはこういったツイートも。
ランチ。雅叙園ハマの鉄板焼
— 金森重樹@ダイエットonlineサロン (@ShigekiKanamori) January 28, 2019
肉の前に牛脂
糖質制限の真実https://t.co/eo8nCG0xqE
JPHC国立がん研究センター等
LSS広島・長崎等
JACC名大、文科省
独立した3研究のいずれのdataでも動物性脂質(飽和脂肪酸)が脳卒中リスクを減らしている
動物性脂質で血管が詰まる?
逆だよ!
脂で脳が保護される pic.twitter.com/C6F7fOSs12
【コレステロール高値🙆♂️】
— 金森重樹@ダイエットonlineサロン (@ShigekiKanamori) January 11, 2020
・Cho低いと死亡率up
・食事指導で死亡率2.87倍にup
FH.喫煙.糖尿病等ないなら関係ない
J-litのデータ捏造
ヘルシンキビジネスマン研究
リヨンハートスタディ
でなぜ反論しないの?
血管心配なら
大量の牛脂ラードバター魚油
植物油一切やめる
オメガバランスの問題 pic.twitter.com/BWUicXfHVN
ツイート以外にもいろいろな記事を読んだのだが、少なくとも私が過去に得た知識は古いということがわかった。勉強って大事だと痛感した限りだ。
<理由②>
-----------------------------------------------
>その一方で、脂質の栄養源としておすすめ食材の一つ含まれているからには他の食材にはない何かメリットがあるからだろうと考えたものの、そのメリットが何なのか理解できていなかった。(本を読んだときには、おそらく脂質補給のためぐらいにしか考えていなかったのだと思う。)
-----------------------------------------------
これは最初のオメガバランスの話なので、省略する。
■補足
牛脂は優秀な脂質源であることには変わりないが、グラスフェッドでなければオメガバランスとしては良いとは言えないと思う。なので、フィッシュオイルサプリなどでオメガ3を摂取することは必須となる。脂質の摂取をしっかり行いつつ、オメガバランスにもより強く配慮していきたいところだ。
■追伸
まだ学習しきれていないが、調理法などで「コレステロールが酸化」することはよくないという内容の記事にも出会った。この部分については、金森式を続けていく中で調べていきたいと思っている。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?