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けもの道 05[2018秋]

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狩猟専門誌『けもの道』の2018秋号の有料記事をまとめてお得に読めるマガジンです。特集テーマは「残された日本の島犬」。幻の屋久島犬が躍動する姿、本州でモンキードッグとして活動する…
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2024年5月の記事一覧

ラブラドール・レトリーバーにカモ回収を任せるひと 〜 愛玩犬を狩猟に連れ出す意味とは

ラブラドール・レトリーバー2頭と猟へ行くひと「実猟におけるレトリーバーの主な任務は “retrieve” (=レトリーブ、回収する)だ」と説明したところで、現在、日本におけるレトリーバーは一般の家庭犬であるほか、盲導犬などサービスドッグとしての活躍が中心であり、狩猟犬として紹介することはナンセンスと感じる人が大半だろう。 しかし、それは杞憂に過ぎないと言える。今回ご紹介する大分県大分市在住の広畑美加さんは、愛犬のラブラドール・レトリーバー2頭とともに出猟し、実際に獲物の回

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【当世猪犬見聞録】日保登録四国犬で猪を獲る猟人

文・写真八木進 取材日|平成30年7月19日 猪犬がルーツとなった四国犬犬の起源は1.5万年前から3万年前ごろに狼から進化したという説が有力であった。最新の研究では年代は特定されていないが、「かなり以前」に狼から「野生犬」の祖先が発生、その中から人に馴れやすい個体が飼い犬となったという説も注目されている。 狼説も野生犬説も発生地は「東アジア」が定説になっており、ミトコンドリアDNA解析からさらに最新のマイクロサテライト解析でも東アジアの現生犬が犬のルーツに近い種とされ、

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【狩猟DIY】2頭引き編込み万能ロープの作り方

自作ロープは猟師の嗜み狩猟をする上で、ロープはとても重要だ。犬を使った狩猟の場合、参加者全員が犬の回収役になる可能性があるからだ。 そしてロープは犬を引くためだけでなく、獲物の引き出しや万が一のときの滑落防止など、山中では何かと使い道の多い便利なアイテムでもある。 知恵とこだわりが詰まった自作ロープの製作は、猟期前の猟師の嗜みとも言える。 文・写真|佐茂規彦 犬から獲物まで引っ張る「2頭引き編込み万能ロープ」2頭引き編込み万能ロープは、両端を使って輪を作り、犬を引い

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【取材レポート】第3回タシギ杯 〜 ハンターのための狩猟用空気銃射撃会

取材協力|ハンティングエアライフルファンクラブ 茨城県狩猟者研修センター射撃場 写真・文|小堀ダイスケ 空気銃ハンター真夏の祭典2018年7月7日、日本列島が猛暑にあえぐ中、茨城県狩猟者研修センター射撃場にて、第3回タシギ杯が開催された。 これは、狩猟用空気銃を所持している者なら誰でも参加できる射撃大会で、主催者は「Hunting Air Rifle Fun Club」、通称HARFC(ハーフシー)だ。 主催者といっても公的な団体ではなく、SNSのコミュニティをルーツ

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疥癬を知る。 〜 野生動物に由来する「疥癬」の対策

著者松山亮太 北海道大学大学院医学研究院獣医師・獣医学博士 はじめに狩猟者の多くは、「|疥癬」に罹患して脱毛している動物を一度は見たことがあるのではないだろうか。 疥癬の流行状況は地域によって違うが、狩猟対象種として重要なイノシシをはじめ、タヌキやキツネといった中型食肉目、ツキノワグマやカモシカといった大型動物などで疥癬の感染が報告されている。 また、これらの野生動物に接触した猟犬が疥癬にかかり、気づけば狩猟者も痒くなっていた、といった事例も耳にしたことがあるかもしれ

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もし愛犬が「疥癬の野生動物」に触れてしまったら? “獣医師で猟師” からのアドバイス

著者遠藤貴壽 グリーンピース動物病院(兵庫県)院長・獣医師・猪猟師 はじめに私は動物病院を開業して犬猫の病気を治療予防することを仕事にしており、その中で、野生の動物から飼い犬に|疥癬が感染した事例があります。 郊外の住宅地で、疥癬に罹患したと思われる皮膚病の狐が棲息していたことがあり、その狐が毎日移動している経路のすぐそばの家で飼われている飼い犬が次々と皮膚が痒くなり脱毛が生じたというもので、今でも鮮明に覚えています。 ちなみに、自分の使役している猪猟犬が疥癬に罹患し

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[第5話]職業? 猟師です。 - 原案・ちえぞう|協力・アートキューブ|作画・里見紀

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