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  • 高田馬場・大久保

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ありえない仕事術 正しい”正義”の使い方

新しいことはエンターテイメントだ。 この本で行われていることは、まさに新しいことだ。 前半の仕事術を読みたいと思っていた読者に、後半のノンフィクションルポと見せかけたパートを読ませる。もちろん、後半の内容は前半の仕事術とリンクをしている。仕事術なんて通り一辺倒のつまらない栄養ドリンクのような自己啓発本ばかり読んでないで、世の中にある面白い本を読め、と言われているようだ。 本書は、ありえない仕事術「の本」というのが正しいタイトルかもしれない。上記の構成からこの本はありえない

    • 映画「AIR/エア」 とBorn In The USA

      「Born in the U.S.A!Born in the U.S.A!」 アメリカの有名バンド・ブルーススプリングティーンのヒット曲「Born in the U.S.A」で映画「AIR/エア」はエンドロールに入っていきます。Gジャンの袖を切ったロン毛のおじさんが歌っている80年代アメリカのヒット曲。なぜ、この曲がこの映画の最後に流れるのか、と考えると「大作娯楽映画はちょっと…」という方も「AIR/エア」を楽しめますよ。 間口の広いエンタメ大作 「AIR/エア」はAm

      • 映画「イニシェリン島の精霊」で考える趣味と孤独

        「イニシェリン島の精霊」という映画を早稲田松竹で見ました。スリービルボードという映画を撮ったマーティン・マクドナー監督の映画で、綺麗な映像と引き込まれるストーリー、クスッと笑ってしまう小ネタが含まれた、とても素敵な映画でした。 ブチギレおじさんのいがみ合い映画では、アイルランドの孤島で二人のおじさんがIRAまさりの怒りをぶつけ合い、指を切り投げつけ、刑事を殴り、飼っているロバちゃんが死んで怒り狂い、家を焼き払い「おいおい、このままどこまで行っちゃうんだ・・・」という展開が、

        • サラリーマンによる人文学系のポッドキャスト紹介

          私は普通のサラリーマンで特に人文系の仕事、出版業界などで働いている人間ではないのですが、人文系の勉強をするのは好きです。社会学や、仏教哲学、構造主義などをたまに読んでいます。 いかに自分の捉えていた世界の解釈は狭い物なのか痛感する毎日です。そこで今回はそんな人文系好きサラリーマンが楽しみながら勉強する方法のご紹介です。 サラリーマンの救いPodcast 人文系の話が好きな人にとってpodcast は一つの救いです。人文系の話が好きとは言え、ずっとまじめに本を読んでいるの

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          書く瞑想

          モーニングノート3/8 -頭にあることを書く作業 脳の排泄 何かを排泄 この書く作業も一種の瞑想なのかもしれない 瞑想とは頭で考えることをやめる作業である 人間は四六時中考え事をしているので考えるのをやめることがたまには必要なのだ坂口恭平も毎日何も考えずに書くことが大事と言っていた それも同じようなことなのだろう 元い瞑想の話に戻ろう 瞑想を行なっていると色々な考えが頭に出てくる その考えに引っ張られて色々なところに考えは勝手に向かっていく 例えば、最近は花粉症がひど

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