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チキンかあさん煮定食からつながる自分の姿

こんにちは!

ケミオです。


チキンかあさん煮定食。

私が学生の頃、バイトの昼休みに大戸屋で、たまに食べていたメニューでした。


もう20年前になるそのバイトは、都内の大学に通う学生しかおらず、基本4年間はずっといられて、半分バイトで半分サークルのようなところでした。

新観や追いコン、忘年会などもあり、今思えば珍しいバイトだったと思います。

色んな大学の人と、今でも続くつながりを得ることができました。


そのバイトの仕事中(バイトなので仕事をしているのも当たり前ですが)、勤務時間の関係で昼休みを取らねばならない場合、近くにあった大戸屋にたまに行っていたものです。

男だけの場合は、だいたい決まっているラーメンや油そばのがっつり系の店によく行っていましたが、女性がいると大戸屋や、近隣のOLが行くようなカフェランチのお店が多かった。

大戸屋では私はだいたい、チキンかあさん煮か大戸屋ランチか、鶏カツソース丼となるとおろしそば。

今日、本当は鶏カツソース丼が目当てだったのですが、惜しくもメニューから消えており、チキンかあさん煮をオーダーした次第でした。


大戸屋自体、おそらくその頃以来だと思います。

チキンかあさん煮の味も忘れかけていましたが、食べてみると「あ、やっぱりこれだ」という感じ。

感動するほどではありませんし、今の私の味覚からすると少ししょっぱいのですが、とにかく懐かい気持ちになりました。

当時のバイト仲間や、彼らと一緒に大戸屋に行った時の映像の断片が、思い出されながら。


前置きが長くなりましたが、そのバイト仲間のうちで、最も親しい関係を続けている夫婦とGW中、久しぶりに電話で話しました。

この夫婦は、バイト仲間から生まれたカップル。

なお、私が書いているこのバイトから生まれて、結婚したカップルはかなり多くいます。

離婚したものの、実は私もその一人です。


その夫婦と私の3人がそれぞれ、あるいは共通して持っているバイト関係の話になると、それこそ話題が尽きることはなく、結局長話になりました。

これまでに何度か、同じことがあったように。


そしてそんなことをしていると、今からさかのぼって大学の頃までの自分の姿は、大学に入る前のそれと比べてかなり明確に見えてきます。

大学生の頃も私はアダルトチルドレンであり、自分で自分の存在は何かふわっとした感じでいましたが、その感じそのものや、そう感じたシチュエーション、また、「周りから自分はどんな風に見えていただろう?」みたいなことも含めてです。


そう考えると、過去の人とのつながりは、アダルトチルドレンの自分を考える上でも貴重に思いました。

もちろん、それ抜きでもバイト仲間は大切で、貴重な仲間であるのは間違いないですが。


一方で、私の大学に入る前までにあった人間関係で、今に続くものはゼロ。

なので大学生の頃みたく、高校生あたりまでの自分の姿をハッキリ確認するとなると、途端にハードルが高くなるように思いました。

それはただでさえ、忘却の彼方に近い、古い時間の話になってしまうのに加えて。


アダルトチルドレンの私は、昔のことなどなんとなく苦しかっただけであり、忘れようとしていたことなので、それで都合が良いと言えば良かったことになります。

でもやっぱり、苦しさから抜け出したいとなると、それが今度は不都合になってくる。


それでも何とかするしかないわけですが、このことを考えても、アダルトチルドレンとして、何かトンチンカンな生き方になっていたのだなと思いました。


今日もお疲れさまでした!

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