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台湾越境EC進出、とっても魅力的!

台湾の越境EC市場規模は年々拡大しており、その成長率は毎年10%を上回っています。新型コロナウイルスの影響を抑えつつ、越境ECを活用して利益確保したい企業にとっても、台湾は魅力的な市場です。今回は台湾の越境EC市場の現状と日本企業が進出する際有利な理由と押さえておきたいポイントを紹介したいと思います。


• 台湾の越境ECの売れ筋商品
台湾のEC市場において特に人気の高い商品はデジタル家電でしたが、近年では化粧品や衛生用品、交通チケット、レストランのクーポン券といった商品も販売が増加しています。また、台湾では商品の耐久性や性能が重視されるため、品質の高い日本製品が越境ECを通じて人気です。特に人気が高いのは電化製品で、このほかにも台湾でも馴染みやすい味の菓子や調味料が売れ筋となっています。さらに日本の化粧品は欧米の製品ほど高価格ではなく、日本人と肌質も近いことから人気で、台湾の主要なECモールでは日本化粧品専用カテゴリを設置したケースもあるほどです。


• 台湾越境ECのメリット
台湾越境ECへの進出メリットその1は、日本製品の人気が高いため売上に期待ができることです。
台湾は親日家が多いことが特徴です。また日本製品への好感度も高く、多くの消費者が利用しています。事実、日本を訪れた台湾人の観光客1人あたりの支出額で最も多いものは買い物代です。自国に戻ってからも越境ECを活用して日本製品を繰り返し入手しているリピーターも多く、日本製品を使用しているリピーターを越境ECの顧客として定着させることができれば、安定した収益を望むことができます。
台湾越境ECへの進出メリットその2は、距離が近く越境EC進出の足がかりに最適なことです。
台湾は日本の南側に位置しており、中国やアメリカよりも距離が近いです。近距離にある国なので、外国といえどアメリカなどの遠距離にある対象国と比較した場合、配送料などのコストが安価で済みます。また距離が近いため、トラブルがあった場合でも遠方の国を相手に対応するときよりも短期間で問題を解決することができます。


• 台湾の越境ECの押さえておきたいポイント
台湾の越境ECの押さえておきたいポイントその1は、台湾からの訪日客が多く利用していることです。
台湾は地理的に日本に近く、つまり「自分で日本に赴き、商品を購入したほうがよい」、「友人や家族などに買ってきてもらおう」という方もたくさんいる、ということが、越境ECを展開する上でネックになる点です。ただし現在は新型コロナウイルスの影響で、インバウンドの数が大きく減っている状況です。ですからむしろ、越境ECを行ったほうが返って集客につながる可能性もあります。
台湾の越境ECの押さえておきたいポイントその2は、迅速な配送です。
台湾は土地が小さい分、商品をすぐに発送しやすい特徴があります。即日配達も珍しくありません。またコンビニが多いので、コンビニで商品を受け取る方法も主流になっています。この点を踏まえ、日本製品を台湾で配送する際はなるべくスピーディーに配送を行う必要性がありそうです。またコンビニ受け取りを発送方法に加えておくと、良いと思います。


• まとめ
ここまでのように、台湾は親日で知られ、日本製品の人気も高いのが特徴です。越境ECではとかく中国をはじめとした巨大市場に注目しがちですが、進出のしやすさが重要です。規模は小さいながらも着実に成長を続けている台湾は魅力ある市場といえます。また、台湾の越境ECで一定の成功を収めれば、それを足掛かりに東南アジアへも進出するといった事業展開も視野に入れることが可能になります。

ライター:Anna
お問い合わせ:info@kembo-net.com

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