見出し画像

稲盛和夫さんの考え方の集大成、バイブル

昨年8月に亡くなられた稲盛和夫さんの「京セラフィロソフィ」を先日読んでみました。
「京セラフィロソフィ」は、京セラにて社員の方々向けに元々書かれたもので、その内容は稲盛さんが考えられてきたこと、言われてきたことの集大成のような感さえあります。
誤解を恐れず言えば、その分厚い本の装いもあいまって、稲盛和夫さんのバイブルといったところでしょうか。
 
本書の中では、繰り返し「企業の中において考え方をそろえること」の大事さを稲盛さんは強調されています。そして、この「京セラフィロソフィ」には、生きること、仕事をすることにおいて大事な考え方が多くしめされています。
 
これは近年痛感することですが、いかに会社の仕組みやモデルが一見よいものであったとしても、考え方が同じ方向に向かっていないと、その仕組みやモデルが企業の成功に結び付かないと思うのです。
逆に言えば、考え方が同じ方向に向かっていれば、仕組みやモデルはとっても活きてきて、企業の成功に結び付いていくのではないでしょうか。
 
稲盛さんはご自身が設立された京セラやKDDIだけでなく、立て直したJALにおいても「JALフィロソフィ」をつくり、社員の方々の考え方を同じ方向に向ける取組みを行われました。そのことがJALの立て直しに結び付いたことは、多くの方が語られているところです。
 
「京セラフィロソフィ」に書かれている内容は、決して京セラだけではなく、多くの企業で使える内容だと思います。本書を読んで、これからも多くの方々に読んで頂き、稲盛さんの考え方が引き継がれるとよいなと感じました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?