見出し画像

始めから好きや楽しい学びはないのでは

子いわく、「これを知る者はこれを好む者にしかず。これを好む者はこれを楽しむ者にしかず」(論語、雍正也第六)
(先生がいわれた。「学ぶにおいて、知っているというのは好むには及ばない。学問を好む者は、学問を楽しむ者には及ばない。」)

 
論語の中でも、有名な一節の一つです。
 
確かに、ここに書かれている通りで、学ぶことは、好き、好きよりも楽しむくらいでないと入ってこないかなと感じます。私は歴史を学ぶことが好きなのですが、就寝前に歴史の本を読むことは、もはや楽しみになっています。
 
では、始めからこの一節のように学びを好き、更には楽しみに至るものなのでしょうか。私はそうではないのでと考えています。
 
学びは、始めは少々頑張って本を読んだり、人のお話しを聞く段階が必要なのではないでしょうか。そして、頑張っているうちに、定着すれば学ぶことが習慣化する段階に入っていきます。
 
習慣化した先に、色々な発見があったり、自分なりの気づきを考えるうちに、徐々に好きになり、また楽しくなるものではないかと思うのです。初めから学ぶことが好き、楽しい人というのは、どれほどいるのかなと感じます。
 
だから、現時点で学びが好きや楽しいことではなくても、自分が学びたいと思ったことがあったなら、少々頑張って学ぶことが必要ではないでしょうか。そのうち、自分なりの発見や気づき、そして成長実感等を通して、学ぶことが好き、楽しいなれればよいなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?