見出し画像

試練に対しては、心乱れず、前向きに取り組む

「君子もとより窮(きゅう)す。小人窮すれば、ここに濫る(みだる)」(「論語」衛霊公第十五)
「君子ももちろん困窮することはある。小人は困窮すれと心が乱れて、でたらめなことをするが、君子は乱れないのが違いだ」
 
論語の中でも有名な一節です。孔子が国を巡る道中の中で、飢え等に苦しむ中、弟子の一人が「君子でも困窮することがあるのですか」と問われた時の孔子の返答です。
 
今、今後の仕事の中で、少々責任が重いお仕事を頂くことになりそうです。
私のような愚凡な小人は、その中で困窮し、乱れることはないかと心配していますが、そこは踏ん張って取組み、成果を出していきたいものです。
 
ちなみに、孟子の言葉の中で、厳しい状況に直面した時について、以下のような言葉があります。
 
「天のまさに大任をこの人にくださんとするや、必ずまずその心志(しんし)を苦しめ、その筋骨を労し、そのたいふを飢えしめ、その身を空乏にし、行いにはその為すところを仏乱(ふつらん)す」(「孟子」)
(天がその人に重大な仕事をまさせようとするときには、必ずその心を苦しめ、肉体を痛めつけてどん底の生活に突き落とし、何事も思いどおりにならないような試練を与えるものである。)
 
つまるところ、試練に対しては、仮に厳しいことがあったとしても、無心に、前向きに取り組めということなのかなと考えます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?