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次から次へと流すように学ぶのではなく、学んだことを実践する
子路、聞くこと有りて、未だこれを行うことあたわず。これ聞くこと有るを恐る。(論語、公冶長篇)
(子路は、何か有益なことを聞いても、それを自分でできるようになるまでは、さらに何かを聞くことをおそれた(子路は、知るだけで満足する者とはちがい、自ら実践することを重んじた))
自分が知らないことがあまりに多すぎることを自覚しているので、できるだけ多くの本を読んだり、色々な人のお話しも聞くように心がけているつもりです。
しかし、時々、本当に読んだり、聞いたりしたことを実践できているのだろうか、と深く反省することがあります。ともすると、知ることが目的となり、実践に至っていないのではないかと思うのです。
もちろん、知ることが全て実践に移せるようなものばかりでないこともあると思います。しかし、その中にでさえ、実践にチャレンジしようと思えばできることもあるはずです。
大事なことは、知ったことを実践しようという意識、意欲をもつことなのではないかと思います。
そういえば、中国思想の陽明学では、「知行合一」、つまり知ることと行うことを一致させることを重んじます。この「知行合一」の考えは、幕末の英雄達にも大きな影響を与えていたことが知られています。
学ばないことが沢山あるのも事実ですが、次から次へと流すように学ぶのではなく、学んだことを一度押しとどめ、実践に落し込んでいきたいと思います。
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