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1/29-2/4日経新聞レビュー

先週1週間で気になった日経新聞の記事を5つほど取り上げてみたいと思います。
 
「<分断・供給網>経営者に聞く 部品仕上げ、国内シフト」(1/29 総合5面)
安川電機の社長インタビューの記事で、中国に生産委託していた主要部品を国内製造に切り替えることが言及されています。地政学リスク回避に加え、自動化等が進めば、国内への生産回帰は一定程度進むのかもしれません。
 
「日産・ルノー、出資下げ合意で声明発表」(1/31 1面)
ルノーから日産への出資比率を下げる報道があってから少し時間がかかりましたが、やっと合意に達したとのことです。併せてEV合弁会社への日産出資が報道されており、両社の協業はEV化等、個別テーマへの対応に移行していきそうです。
 
「就業者数、コロナ前比27万人減」(2/1 総合2面)
これはかなり気になる報道でした。色々な減少原因の一つに高齢者の労働参加率が減少していることも挙げられていました。人口減少時代に労働人口を維持する為には、女性やシニア人材の活用が必須となります。そこが難しいと、人口減少=労働人口の減少に繋がってしまいます。
 
「イオン、パート時給7%上げ 物価上昇超え」(2/2 1面)
上記の就業者数減少の記事ともリンクして気になる記事でした。大企業を中心に待遇改善が進むことは社会全体としては望ましいことながら、中小企業の人材不足に拍車をかける懸念があります。中小企業においても1人あたりの生産改善を通じた待遇改善が求められてきます。
 
「大阪万博整備、進まぬ入札」(2/4 総合1面)
大阪万博に向けて、想定以上のコスト(国民負担)が増えるのでは、と懸念する記事でした。資材の高騰等により建設工事のコストが急増し、入札が成立しないケースが増えているとのことです。万博を中止できない以上、予算を増やしてでも建設を進めることになりかねません。

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