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読書からの学び

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ビジネス書、歴史書、哲学書を中心に年間120冊程度の本を読んでいます。その中から、これからのビジネス、人生の中で学びになると思ったことをご紹介していきます。
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#書籍

面白ければ、新聞やインターネットで読めても、書籍でも読みたくなる

新聞やインターネットで読める内容なら本で読まなくてもよいと思いそうですが、そうでしょうか。 本当に面白い内容だったら、新聞やインターネットで読んだあとでも、本で改めて読みたくなることはないでしょうか。   日経新聞にて22年3月から23年3月まで土曜日の教養欄に連載された、直木賞作家の佐藤賢一さんの「王の綽名(あだな)」というコラムがありました。これは、ヨーロッパの昔の王のあだなと、あだなの由来となった王の生涯を紹介するものでした。「肥満王」、「単純王」、「修道士王」、「金袋

ブッククオリティさんと出会えてよかったです

今日は去年の2月から7月に通った出版ゼミ、ブッククオリティさんの5周年パーティーが丸の内であり、参加してきました。うまく写真が撮れませんでしたが、いろいろな催しもあり、また期を超えた交流があり、とても楽しい会でした。 年間120冊以上は本を読むくらいの本好きながら、今まで自分が本を出すという発想が(残念ながら)ありませんでした。 それが変わった一つが、現在勤務している小宮コンサルタンツが書籍を出すことを薦めてくれる環境であったことはあります。そこについては会社にとても感謝

「本離れ」はこのまま進んでいくのか

2024年の最初の読書として「読書と日本人」という本を読んでみました。これは西暦400年頃に中国から書物が入ってから(ちなみに日本に一番初めに入った書物は「論語」です)、約1600年超の日本の読書史について書かれた本です。 特に20世紀(1900年代)は「読書の黄金時代」として厚めに書かれています。   これを読んで感じたのは、1990年ころまで右肩上がりで伸びてきた読書人口は90年代に減少に転じ、今も減少し続けているものの、まだまだ書籍には可能性があるのではないか、というこ