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「明日を待つ門番の隣で」 その門番は 山深い地に ひっそりと森の木の小枝に ちょこんと座る…
「無音な口」 目の前の貴方と会話を楽しんでる 笑顔を交え 瞳 口 眉毛を巧みに コントロー…
「黙殺人」 目だけで追ってそれで終わりにする その先にあったものは 都合よく別の自分を作り…
「膨張」 身の丈の自覚がないまま 意味のある 体験 交流 向かい合う激論を過ごせたかと問われ…
「ジャンプ」 飛び石にめがけて片足を跳び下す 雨上がりの水溜りを飛び越える 目の前の大き…
「こころの消しゴム」 何度も何度も 歩いては休み 走っては息切れをし 息を吸っては吐く 前を…
「迷子」 繋いでいた手と帰る場を探しています 人混みで押し潰されたせいですか 私のわき見癖のせいでしょうか 大きく高い位置の手を見誤ったせいでしょうか 取り残されたのは 片方の手に握りしめていた風船 ここだよ どうか私を見つけて 知らない大人の中で 雨まで降ってきました 探して欲しい思いと 不安な心細さは募るばかり 母さんの名を泣きながら 立ちすくむのは私ひとり #創作大賞2024 #オールカテゴリー部門 #迷子 #不安 #彷徨う #立ちつくむ #ポエジー #自由詩