これは劇場版『壱百満天原サロメ』だ!壱百満天原サロメ3Dお披露目配信の考察および感想文
2023年8月18日、にじさんじ所属の壱百満天原サロメ様(以下、サロメ嬢)の3Dお披露目の配信があった。
筆者は私情で忙しく、リアルタイムでの視聴は叶わなかったがアーカイブで後追いで見た身である。
そして既に10回ほど観てしまっている。
(この感想書くために5回ぐらい見てるのは内緒)
今回の3Dお披露目配信はVTuberだからとか関係なく、見世物としての構成が大変素晴らしいと感じたのでその考察を含めた感想文となる。
まだ、配信を観てない人は今すぐ本配信を観ていただきたい。サロメ嬢を知らない人もきっと楽しめるはずだ。
それでは、サロメ嬢の配信を振り返ってみよう。
🖋️前提(筆者のVtuberの深度について)
前提として、筆者のVTuberへの深度を明らかにしておく。どのくらいの知識や理解度をもってるかは記事の信頼度の目安となると思うので参考にして欲しい。
さて、早速で申し訳ないが筆者はあまりVtuberに関して特別造詣が深い訳ではないことをここに明言しておく。
参考として、ある程度配信・動画を追っている企業Vtuberは以下の通りである。(リンク先、各チャンネルのページ)
🌈🕒にじさんじ(敬称略)
🦂壱百万天原サロメ
🖥️社築
▶️ホロライブ(敬称略)
🚑大空スバル(ゲーム配信、雑談配信)
🍙猫叉おかゆ(ゲーム配信、コラボ配信)
🥐戌神ころね(ゲーム配信)
🏴☠️宝鐘マリン(歌)
☄️星街すいせい(歌)
🔴個人勢
👵🏻バーチャルおばあちゃん(ゲーム配信)
その他はメンバー同士のコラボや切り抜きを見ている程度である。
なお、メンバーシップにはどれも入っておらずROM専のため各VTuberに対して他の皆さんより熱量が高い訳でないことも明言しておく。
そんな自分でも8000字超の感想文を書いてしまうぐらい本当に良かったということなので、変に警戒はしないで頂けると助かる。
🎬パート解説
今回の感想を語る上で、配信のパート分けが必至である。
パート分けを独断と偏見で分けると以下のようになる。
それぞれについて感想ないし考察を述べていく。
また、記事内の各リンクは対象のアーカイブ、チャンネルページ、𝕏(旧Twitter)ページ、ニコニコ動画、ニコニコ大百科に繋がっているので必要な情報があれば適宜チェックしてほしい。
各見出しのリンクは本配信の該当時間にジャンプできるようにリンク設定したので併せて利用して欲しい。
💯待機画面
目が見切れたサロメ嬢のサムネの前に既に(コメント曰く)4万人超の人が待っている。初配信から約15ヶ月経ち、いよいよとチャット欄も非常に盛り上がっていた。
💯アバンタイトル
まず、サロメ嬢のフォトアルバムが始まり、サロメ嬢の半生が描かれている。フォトアルバムのため、写実的なイラ……お写真が計12枚がクラシック風BGMと共に流れていく。
場面は変わり、灰色の煉瓦の壁に沿って歩くサロメ嬢の2Dアニメーションに移る。
まず、おハーブを手に取り、次に銃を手に取りカビへと撃ち、初めてのゲーム配信である「おバイオ7」を振り返る。
次はバラの花瓶に挨拶をする。おそらくだが、「おバイオ8」のローズのことだろう。
続くはカフェテリアで映え写真を撮ってSNSにあげるお嬢様。そして、にじさんじ甲子園を彷彿とさせるベンチへと続く。
そして「歌ってみた」のメニメニマニマニと聖少女領域、朗読劇の金ぴかずきんちゃんを通り過ぎていく。
続くボードに飾っているのはクリスマス企画のオーナメントが毎日増えていく壁紙、「歌ってみた」のHANAJI、ゲーム配信のダンガンおロンパ、ミミズロメ。(左上のは思い出せないですわ〜誰か教えてくださいまし〜〜)
その後に、回収ボックスで一般人さを感じさせ、みんなの呼びかけで親しみやすさを演出している。
ちなみにこれは1周年記念配信のラストで流れたものである。
これを冒頭に持ってくるということは、このお披露目配信はサロメ嬢の新たな始まりと解釈されるエモい演出となっている。
そして、3D姿の御御足が見えてOPへと続く。
💵OP『黄金のキンデレラ』
OPテーマとして選出されたのはなんと『黄金のキンデレラ〜午前0時に魔法は解けず〜』である。
これはアニメ「てーきゅう」スピンオフ作品「高宮なすのです!」のOPである。これはニコニコ世代の筆者に直撃でいきなり衝撃を受けた。これがサロメ嬢に合う曲であるのは言うまでもない。
そして、ここで特筆すべきことは、サロメ嬢のコンテンツをベースで考えた場合、この選曲は過去に行った「メニメニマニマニ」に対するアンサーソングとなっているのだ。
3Dお披露目という点で曲に合わせて踊ることは理に適っているし、そんなサロメ嬢は本当に可愛らしく美しかった。
また、歌ったあとに自身のことを「本物のお嬢様」と名乗っているのは振りであることをここに明記しておく。
🛌お嬢様(夢)パート
静岡産の花を使った謎の華道パート。
調べたところ「静岡産」はリゼ・ヘルエスタ様のネタのようである。
キラキラした雰囲気に一基の生花がサロメ嬢を引き立てている。
ホワイトアウトから始まったのは日課のおバイオリン。おバイオリンの演奏はセラフ様のお指導らしいですわ〜〜。
キラキラした雰囲気に美しい演奏と謎の環境映像が非常にシュールなマリアージュである。
続くは乗馬シーン。愛馬ジョセフィーヌに跨り、キラキラな雰囲気を纏い優雅に森の奥へと進んでいくサロメ嬢はなんとも美しい。
🌍アーススターパロディCM
🦂💯『壱百満点原サロメですわ〜!』
!?!?!?
突然のCMに切り替わり、ズッコけてしまう。
実はこれもしっかりしたパロディである。
アニメ「てーきゅう」で高宮なすのというキャラクターが「てーきゅう」の宣伝CMを入れる演出(?)があるのだが、口上、宣伝、社名コール含めてそのまんまである。
演出家はてーきゅう関係者か??
そして、「てーきゅう」においてこのCMが入るタイミングはアニメが『終わった後』に入る。(正確にはアニメの前後)
つまりこれはサロメ嬢のお嬢様(夢)パートの終わりを演出しているのである。
🤷♀️お嬢様(一般人)パート
CMが明けると、サロメ嬢が得意げにマイホームの紹介を始める。
すると突然スパチャが降ってくる。それにがっつく四つん這いのお嬢様。み、醜い……!あまりに俗すぎる振る舞いに笑ってしまった。
しかし、それは夢と言わんばかりにサロメ邸の壁がみるみる崩れていく。それを見て所詮お嬢様(一般人)であることを突き付けられるサロメ嬢の迫真さにまた笑ってしまうのである。
さて、CMの前後で画面の雰囲気が変わっていることにお気付きだろうか?
実は画面からキラキラのエフェクトが消えているのである。
華道、バイオリン、乗馬の間はキラキラのエフェクトがかかっている。これらはサロメ嬢が(多分)これから趣味にしたい(=つまり、夢である)事柄である。
しかしCMが明けた後にはキラキラのエフェクトが消えており、これは夢から醒めたという状況を演出している。
これは、「てーきゅう」というアニメ、つまり虚構が終わり、CMを敢えて入れて水を差すことで現実に戻される流れを準えており、非常にロジカルな演出となっているのだ。
そして、現実に戻されたサロメ嬢は3Dによる視聴者サービスや技術的なアピールを始める。これは非常にメタであり、一転して現実を感じさせる粋な演出なのだ。
😊劇中歌『100万$スマイル』
劇中歌『100万$スマイル』が始まり、そして舞台はホワイトルームからアイドルステージへと変わる。
『100万$スマイル』はアニメ「デ・ジ・キャラット」のイメージソングである。20年以上前の曲となっており、サロメ嬢の世代を感じさせる一曲である。
2番の入りの歌詞がサロメ嬢を端的に表しており、また歌詞に合わせて縦ロールを揺らす振り付けもグッとくる。
夢から現実へ、そしてサロメ嬢自身へとフォーカスが移る。この変遷を表現する魅力的な選曲であった。
そして締めの音割れがへっぽこな感じがし、それもまた愛しく感じるのである。
🏥MRIパート
第二部開始である。
舞台は切り替わり、なんとバーチャルMRI室。初配信で胃カメラ写真を披露したサロメ嬢がなんと3Dなので全身の中身を撮影をする。
これは初配信のセルフオマージュであり、その昇華であることを如実に表している。
実物の撮影写真と並び、健屋花那様のよる診療パートでは子宮筋腫(様子見)やら膀胱付近の白いものが尿だというシュールな展開に困惑してしまう。
ちなみにこの「尿」ネタの前振りとしてCM中の「ちびる」が効いてくることは明記しておきたい。これは伏線回収みたいなもので、演出としてカタルシスを感じやすくめちゃくちゃ気持ちいいのである。(別に尿が気持ちいいわけじゃないぞ)
なんなら初配信がこのMRIパートのドでかい前振りとなっているレベルである。
👥ゲスト登場
MRI室に呼び出されたのは周防サンゴ様と樋口楓様。サロメ嬢の好きな2人らしい。少し調べたところだと、周防サンゴ様とはスペイン村でお泊まり行き、樋口楓様は「ですわバッテリー」で関係値があるらしい。
そして、もっと仲良くなるためにサロメ嬢の内面(物理)を見てもらいたいらしい。なので…
🦂💯「私の体内へお招き致しますわ〜〜!」
筆者「🤔???????」
😋ストマックステージ突入
突然、ゲスト2人はサロメ嬢の体内へと吸い込まれる!
なんだこの展開!?ぶっ飛びすぎだろ!(褒め言葉)
描き下ろしの食道アニメーションにはサロメ嬢のアイコン的オブジェクトが飛び交い、サロメ嬢の世界(というか本人)の中へと誘われる。
💯劇中歌『壱百満点⭐︎パクスサロメーナ』
ツッコミ不在のまま、今宵だけのストマックステージによるサロメ嬢の初オリジナル曲が始まる。(毎日あってたまるか!)
それにしてもサロメ嬢本人の体内にいるサロメ嬢は一体なんなんだ……。
ライブ特有の替え歌を交えつつ、3Dの身体を大きく動かした振り付けがサロメ嬢の魅力を引き立てている。ライブ後半では体内であることを忘れるほどだ。
ちなみに、筆者(元フルアニ民)はこういうツッコミ不在の狂った展開が大好物なので興奮が止まらなかった。(カブトボーグなど)
💡クイズ!壱百満天原サロメ王
急に始まるサロメ嬢のクイズコーナー。困惑するゲスト2人。MCとして体内に召喚されたのはサロメ嬢の執事(←そうなん?)兼フリーアナウンサーの田口尚平様である。壁に寄りかかった写真のチョイスが非常にシュールである。
続いて、遠隔で体内に呼び出されたのはソフィア・ヴァレンタイン様。遠隔で体内に来るって何……?
パネルでの参加がシュールさに拍車を掛けている。
クイズ失敗時の大変なことについて紹介を始める。現れたのはギロチン台。クイズに一定数誤答するとギロチンによって処刑されてしまうである。台に首をかけるサロメ嬢の姿は、かのお嬢様であるマリー・アントワネットのようである。田口様は執事なのにセットポジションへ誘導する台本なのも意味分からんくてとても面白い。
そしてクイズが普通に始まるのだが、クイズの正誤やゲストの解答に対するサロメ嬢の一般人っぽい反応がめちゃくちゃ面白い。ちょいワルという回答に「私の好きな人じゃないわよ!」とプライドが強いところも面白い。
個人的にだが、5問目の即答からの誤答が本当に笑ってしまった。サロメ嬢の素っぽい言い訳で腹を抱えてしまう。サンゴ様の「死にてぇなら死にな!!」も直球すぎて好き。祝われる側が言われる言葉ではない。
しかし、4問誤答してしまったので、いよいよ大変な目に遭うサロメ嬢。ギロチンの生々しい音が響く。
花瓶の一輪のバラが落ちる演出はどこか既視感がある。そう、これは花瓶のバラはアバンタイトルの2Dアニメーションにも映っていた。(アバンタイトルの花瓶はおバイオ8DLCのローズに関するものだとは思うが、同じモチーフが出てきたという意味で今回ハイライトした)
また余談なので聞き流して欲しいが、この花瓶の花が落ちる演出自体はサロメ嬢の好きなアニメ「ひぐらしのなく頃に」に似たようなシーンがあるが関係あるのだろうか。
🤮体内から帰還
サロメ嬢の体内でサロメ嬢の処刑を見届けるという意味不明な展開から、体内からMRI室へと帰還する4人。
このパートのソフィア様の感想が秀逸なのでここは是非本編で聴いて欲しい。
それに対するサロメ嬢の切り返しがややサイコパスなのもまた面白い。最後は苦笑いで暗転して終わるのがじわじわくる。
🧟♂️おバイオパート
暗転が明けるとサロメ嬢は見知らぬ部屋に倒れている。数秒後にカメラ視点が変わり、おや…この画角は?となり、次の「扉は閉ざされている」という表示で確信へと変わる。
そう、このパートはバイオハザードシリーズのパロディである。
UIといい、拳銃の名前が「SRM-100」とサロメ嬢の名前を捩っていたり、ここで拾うおハーブは序盤の伏線回収であるし、小ネタが非常に多いパートとなっている。ここも是非本配信を見て欲しい。
最後はデッドエンドであるが、ロード中のTipsは成長コンテンツの説明もといサロメ嬢の格言になっている。このおバイオパートはサロメ嬢の一つの終わりから新たな始まりを表す演出なのだ。
ふと気になったのだが、このパートの挟まれ方がアニメ「日常」に挟まれる「Helvetica Standard」っぽいと思ったのだが、共感してくれる方はいるだろうか。
💬締めの言葉
親の顔よりみたウユニ塩湖。そこに佇むのはもちろんサロメ嬢である。
先程とは打って変わってしんみりとした雰囲気の中、視聴者へと言葉を紡いでいく。
このパートで特筆すべき点は、なんとサロメ嬢が手話で感謝の言葉を伝えるのだ。これはさりげない配慮もとい3Dでしかできない表現となっている。これには思わずびっくりしてしまった。
さて、「皆さんがお嬢様だと思ってもらえるならこの瞬間だけはお嬢様」とサロメイトに問いかける。これは序盤のお嬢様(夢)パートやお嬢様(一般人)パートに対するアンサーとなっている。
そして、サロメ嬢は配信を見ていただいてるファンを音楽のような存在と形容して、いよいよエンディングへと入る。
💌ED『Love Letter』
そして始まるのは最後の曲『Love Letter』。2021年9月にYOASOBIからリリースされた曲である。締め言葉からこの曲の始まりの歌詞が非常にシームレスである。そして、サロメ嬢の感情が昂った歌いぶりに思わず涙を誘われてしまう。
ところで、この配信においてこの曲は「音楽(=サロメイト)ありがとう。これからも(サロメ嬢のために)鳴り響いていてほしい」というメッセージが込められている。これは「黄金のキンデレラ」の始まりの歌詞である「魔法を掛けてくれた音」=「サロメイト」であると答えてくれているのだ(アーナキソ)
つまり、サロメ嬢が言いたいことはOPで既に全て言っているのである。
OPの振りがEDに効いてくるのは誠に粋である。
💯エンドカード
最後にサロメ嬢が中心に立ち、メッセージが添えられたエンドカードとなる。エンドカード全体は是非本配信で確認していただきたい。
そのメッセージの一部である「これからも一緒に生きましょう」という言葉が、同期不在でデビューを果たしたサロメ嬢の想いが込められいるように感じ、余韻を強く残す。
エンドカードは2、3分ほど表示されていたがスーパーチャットやメンバー加入、感謝のコメントが溢れていた。
筆者はこの光景を見た瞬間、感動と同時にびっくりしてしまった。
なぜかというと、これは序盤のお嬢様(夢)パートにあったスパチャ雨に対する伏線回収であるからだ。
夢であった筈の光景、一度は崩れ去ったはずの光景がなんと実現してしまったのだ。
あくまでギャグ的な演出かと思いきや最後の最後にこれを持ってくるとは……。
これは現実世界の視聴者を巻き込む非常にメタな演出であり、しかも視聴者の信頼を前提に成り立っている。万が一ではあるが、スパチャが全くない可能性もあるはずなのにこれを実施して成功させたのだ。
✅総評
端的にまとめると、これは劇場版「壱百満点原サロメ」である。
最後に良かった点を3点ほどに纏めて記事を締めていこう。
●本配信の外までも超越する伏線回収が秀逸である
本配信内での起承転結は勿論なのだが、過去配信および動画(胃カメラ、メニメニマニマニなど)、そして現実世界を参照する伏線回収が大変素晴らしかった。この感想文を書く主な動機はこれに依るところが大きい。
作品づくりにおいて、一度出したものをもう一度出したり、同じ演出をしたり、対比をしっかりする等をすると「あ〜〜!あのシーンが!言葉が効いてくるのか〜〜!!」とカタルシスを得られる。
今回のサロメ嬢3Dお披露目配信では、これが絶え間なく繰り返されており非常に楽しく面白いギミックが満載なのだ。(下図、参照)
このようなギミックを組み込みつつ、視覚的にも様々なサロメ嬢要素が散りばめられているのだから、何度も観ても美味しいスルメ配信でもあるのだ。
話は逸れるが、この配信に似たカタルシスを感じたければディズニー作品である「ズートピア」の視聴をオススメする。一度出したものをそれっきりにしないことを徹底しており、伏線回収がとても素晴らしいので一度、いや二度は視聴する価値があるだろう。
●ほぼ全パートにおいて3Dを意識した演出がされている。
忘れてはならないのが、これは3Dお披露目配信であることである。
3Dモデルでしかできない企画をやっているのは勿論なのだが、MRI・パネルがあるクイズ企画・振り付け付きのライブシーンなど意図的に3Dを意識させるような演出が非常に多い。
アバンタイトルについて1周年記念配信の2Dアニメーションから3Dへ変化するシーン、終盤では手話を披露するなどサロメ嬢らしい演出に昇華されているのも差別化という点で印象的である。
●ギャグアニメ準拠の快感なテンポ
この配信、全くと言っていいほどダレる場面がなかった。かなりテンポが良い映像作品に仕上がっている。
皆さんもお気付きかもしれないが、その理由の1つに、各パートの殆どが5〜6分以内と短い時間で纏められている点がある。
「てーきゅう」のような5分アニメを連続させるかのように、各パートを繋げて本作品を構成しているのだ。そのため非常にテンポが良く視聴者を飽きさせない作りとなっている。
しかし、時間に着目すると15分と比較的長尺になっているクイズパートについてはどうなんだ、という疑問が沸いてくる。
実はこれは唯一の視聴者参加型企画となっている。そのため、視聴者も過去の配信を思い出しつつ(=本配信の外を意識しつつ)クイズを考える時間があり、楽しめる構成になっているのだ。このパートのコメントは解答などでわいわいと盛り上がっていた。
また、ゲストの周防サンゴ様、樋口楓様、ソフィア様による掛け合いも盛り上げに一役買っており視聴者が飽きない工夫となっている。
このように短尺をメインにしつつ、長尺には一工夫を入れた小気味よいプログラムに仕上がってるのだ。
🤫最後に……
筆者はアニメやゲームが好きな一般成人オタクであり、冒頭で述べた通りVTuberについては正直詳しくない。これを読んでいる皆さんの方が詳しいはずである。
リアルタイムで観ることも少なく、切り抜き動画だけで済ませることもあるVTuberエアプ寄りのそんな自分自身ですら面白いと感じたのが今回の壱百満点原サロメ3Dお披露目配信である。
サロメ嬢は勿論、この配信の制作者様たちには本当に頭が上がりませんね。
皆さんも配信を見て気づいたことや、記事を読んで思い出したことなどあれば、是非ともコメントして共有していただきたい。
では、最後に月刊少女野崎くんの佐倉千代ちゃんのセリフを捩って締めたいと思う。
…
……
脚本家の人、そこまで考えてないと思いますわ〜〜〜!
以上、ご覧頂きありがとうございました!💯
※本記事は予告なく、非公開および削除する場合があります。
※ANYCOLOR二次創作ガイドラインに従って、本記事は作成しています。
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