『ネトウヨ』は『自己愛性パーソナリティ障害』であり『脳の病気』であるー『自我の分裂』する仕組みー

『ネトウヨ』は『依存症』である

前々回[『ネトウヨ』は『依存症』であり『脳の病気』である]
前回 [『陰謀論』『歴史修正主義』が生まれる仕組み]

で《『ネトウヨ』は『依存症』である》ことを考察した

ここでもう一度
『脳の構造』を知るために
『依存症』になる仕組みを簡単にまとめてみる


 ・『依存症』になる脳の仕組み


まず『依存症』になる仕組みとして

脳は

「思考・社会性等」を司る『理性』(前頭前野)

    ⇅
「感情・情動・欲望・行動等」を司る『本能』(大脳辺縁系)

に別れていて

『理性(思考)』(前頭前野)『本能(行動)』(大脳辺縁系)
《抑制・制御・コントロール》るすることによって
人は思考し
判断・選択・決定し
行動を起こす

画像13

そして
人が行動を起こす上で
重要な役割を持っているのが

『本能』
から湧き出る
「感情や情動」(好き・嫌い・不安・恐怖・怒り・悲しみ・憎悪・快感など)


人はその『本能』(感情・情動・欲望)
『理性』(思考)が抑制・制御・コントロールすることで
自分はどう行動するかを選択し
決定している

例えば
「○○が欲しい」「✕✕が食べたい」「△△をしたい」
「▽▽が好き」「●●は嫌い」
あるいは
「他者に勝ちたい」「金持ちになりたい」「認められたい」
「人の上に立ちたい」「目立ちたい」「バカにされたくない」
という『本能』(感情・情動・欲求)に対して

目的を達成するためにはどうしたら良いか⋯
今これをしたらどうなるか
『理性』(思考)が客観的・俯瞰的に見て考える⋯

「身体に害をなす」「将来に悪い影響をきたす」
「他人に迷惑をかける」「傷つける」と
欲望を抑制したり

逆に
「今これをしないと後悔する」「これをすれば解決する」
「こうすれば喜ばれる」「こうすれば儲けられる」
「こっちのほうが効果がある」
という意欲・創意・工夫が出てくる

あるいは社会の中で
「これをするのが面白い」「人の役に立ちたい」
「困っている人を助けたい」「真実を追究したい」
と言う意欲につながる

画像22

しかし

何らかの原因で

脳の理性[抑制機能]が衰弱・損傷
すると
本能(感情・情動・欲望・行動)の暴走・膨張を制御できなくなる

例えば
過労や寝不足で
あるいは忙しすぎて一度にやることがいっぱいあり
脳のキャパシティを超えてパニックに陥いると
普段では考えられないような変なこと(失敗・ミス・自殺など)
をやることはある

そしてその他でも
例えば
◉生きていく中で不幸・困難・壁・苦悩・苦痛にぶち当たり
 自分の存在に対する『不安・恐怖』が増大したとき

◉自分の中の「こうなりたい」という『理想』
 「思いように行かない」という『現実』ギャップの中で
 『ストレスや鬱屈や不全感や劣等感やコンプレックス』
 が増大したとき

また
◉社会が混乱(不況・戦争など)に陥り
 今後どう生きて行っていいのか分からなくなり
 将来に対する『不安・恐怖』が増大したとき

など

そこでは
無意識の内に

その『不安・恐怖・苦痛・ストレス』低減・解消しようとする
【心理的メカニズム】(防衛機制)が発動し

『理性』(思考)『本能』(感情・行動)暴走・膨張
制御(コントロール)できなくなる

具体的には

  ①強迫性障害

心の奥底にある『不安・恐怖』の暴走・膨張を抑制できなく
その不安を打ち消そうと
何回も「手を洗ったり」
「埃がないか」「汚れがないか」
「鍵をかけたか」「火は消したか」「電気は消したか」
何度も何度も確認する

『確認行動』=『強迫行為』をすることで一時的には『安心』するが
心の奥底にある『不安』=『強迫観念』の暴走・膨張は止まらず
自分ではその行動を止めることができない

画像18

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

それは
『PTSD』『うつ病』が発症する仕組みと似ている

それらはどちらも
『理性』『本能』バランスが崩れ
感情(不安や恐怖や悲しみや寂しさや苦しみ)の暴走・膨張を
抑制することができないことで起こるとされている

画像20

また
『ADHD』(注意欠如・多動性障害)の原因として

・行動等をコントロールしている神経系(前頭前野)の機能異常
・シナプスの過剰(刈り込み不足)
・神経伝達物質のドーパミンとノルアドレナリンの不足

など
『理性』『本能』のバランスが
取れなくなっていると考えられている

そのために
思考よりも五感からの刺激を敏感に感じ取ってしまう

画像21

それを《異常》と捉えるか
《個性》と捉えるか⋯

『ADHD』あるいは『アスペルガー症候群(自閉症)』
などの中から

しばしば
世界を変えるような『天才』が生まれる

画像20

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

  ②被害妄想と③共依存

無意識の奥底にある感情(不安・恐怖)が暴走・膨張
それを自己正当化するために
「誰かが自分を狙っている」「宇宙人が攻めてくる」
「○月△日に巨大地震が来る」⋯
というような流言・デマ(妄想・幻覚)が生まれる
【認知的不協和理論】

と同時に

自分の存在を認めてくれる
自分の感情を正当化してくれる

心の中の『不安・恐怖』を解消してくれる
自分を攻める『妄想・幻覚』(悪・敵)から自分を守ってくれる

人(教祖)や組織に『自己同一化』(共依存)しようとする

いじめ集団・ヤクザ・ブラック企業・カルト宗教
ファシスト・自民族至上主義者・ネトウヨ⋯

そこには必ず
《自分の存在・感情を正当化してくれる『救世主・親分・心の拠り所』

《自分の心の奥底にある『不安・恐怖』を投影する『敵・生贄・悪魔』
が存在する

例えば
推しアイドル・天皇・靖国神社・安倍・トランプ
    ↕
アンチタレント・鬼畜米英・共産党・民主党・バイデン・中国

そして
その自分の中の『不安・恐怖』を投影した『敵・生贄・悪魔』
誹謗中傷・罵倒・攻撃・排除・差別・虐待・殺害することで

『不安・恐怖』や『鬱屈・不全感』を解消
自分たちの存在を正当化しようとする
団結(絆)を固める

他者に対する『優越感』『万能感』を作り出し安心する

画像10

そして
その中から
『不安・恐怖』を煽り
自分の存在・利権・欲望(支配欲)を正当化しようとする

『御用学者・評論家・タレント・芸人』『詐欺師』が生まれ
『陰謀論』や『歴史修正主義』が生まれる

無意識の奥底にある
『不安・恐怖』や『鬱屈・不全感・劣等感』を解消しようとする
心理的メカニズムから

「自分は多数者・人気がある・優秀・強い・正義・愛国者・間違わない」
   ↕
「批判者は弱者・醜い・人気がない・スパイ・日本を陥れようとしている」

というような
妄想思い込み優越の錯覚優生思想差別意識が生まれ
それが
客観的・論理的・合理的・体系的思考を麻痺させ

陰謀論や歴史修正主義や詐欺師
水俣病や福島原発や辺野古埋立につながっている

水俣病での『爆薬説』や『アミン説』
『米国大統領選挙陰謀論』
「国債は借金ではない」という『リフレ』『反緊縮』
『コロナはただの風邪』『PCR無意味論・抑制論・有害論』
『gotoとコロナ拡大は関係ない』
『太陽光発電陰謀論』『原発安全神話』
『特攻(英霊)のおかげで今の繁栄がある』
『沖縄反対運動は中共・在日のスパイ』
などという欺瞞・幻想につながっている

  ④行動依存症

生まれ育つ中で
「競争に勝たなければならない」「レールから外れたら負け」
「1番でなければ存在する(生きる)価値がない」
「男(女)は✕✕でなければならない」
「(就活などで)みんなと同じ格好でなければならない」
「(目上・権力者・親・教師などに)反抗してはならない」
というような
無意識の内に植え付けられた価値構造=ピラミッド支配構造
習慣・伝統・男尊女卑・家父長制・⋯の檻の中で


幻想・妄想強迫観念・同調圧力の中で
不安・恐怖・息苦しさ・生きづらさの中で

『理想』の(褒められる・美しい)自分
『現実』の(怒られる・醜い)自分のギャップの中で

矛盾・ストレス・鬱屈・不全感・劣等感増大
それを低減・解消しようと
『快楽』(ドーパミン)を求め行動を起こす
身体が勝手に動き出す

アルコールタバコ
ギャンブルゲームスマホネット荒らし
いじめ万引き痴漢・レイプストーカー
あおり運転ヘイトクライム(人種差別)虐待
通り魔事件
大量殺人

画像12

『抑制機能(前頭前野)が衰弱・損傷』
共感や自省心や想像力が低下し
客観的・俯瞰的視点が失われ

自分の感情・欲望・行動(犯罪行為)を正当化するために
【認知の歪み】が生まれ

反省して抑制することができず
行動(犯罪・自傷)を止めることができない

それどころか自制心麻痺
行動がだんだんと酷くなる

画像21


『依存症』【否認の病気】と言われ
「自分が悪いことをやっている」と認識できない

自分の行動の認識できないから
反省し
行動をを抑制することができない

抑制機能低下→行動認識能力麻痺→共感反省能力低下→行動の暴走

『あおり運転』でも『虐待・体罰・DV・レイプ』でも
あるいは
『ヘイト・クライム』『ネット荒らし』『誹謗中傷』でも
『ストーカー』や『クレーマー』でも

やっている人はたいてい
「自分は悪くない」「相手が悪い」「相手に分からせるために」
「相手のために」「教えるために」「躾のためにやった」などと
自分の行動を『自己正当化』する

そして
自分を批判する者を
「頭が悪い」「嫉妬している」「すぐ怒る」「感情的だ」
「誰かに操られている」「カネのため」「捏造」「反日だ」と
相手に自分の『悪=本能=感情』を投影し
それを押し付け
妄想(決め付け・思い込み)で攻撃する
排除しようとする

批判・罵倒・誹謗中傷することで
『自己正当化』し
優越感や万能感を得て
快感(ドーパミン)を得ようとする

それは一時的には「スッキリ」するが

根本的な
自分の中にある『矛盾』はどんどん拡大していき
行動や欲望の暴走・膨張を止めることができず
我慢できず

何度も何度も同じ行為(過ち)を繰り返す内に

批判者・反対者を次々と粛清していく内に

いつの間にか

アウシュビッツへと突き進む
軍国主義・ファシズムへと突き進む

画像23


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 ・『抑制機能の低下』はどうして起こるのか


どのような仕組みで『抑制機能の低下』が起こるのか
『前頭前野』が衰弱するのか

以前に[子ども虐待は『依存症』であり『脳の病気』⋯]で見たように
「不適切な養育」(虐待)により脳が変形するということに触れた

画像12

つまり
『不適切な養育』(虐待・体罰)や『愛着障害』
あるいは
『ストレス』や『病気』『遺伝』『老化』などによる

《脳の変形》
《脳の活動の衰弱》

そしてそれに伴う
《神経伝達物質のバランスの異常》
脳の抑制機能を低下させ
さまざまな『精神疾患』や『身体の異常』を引き起こす

画像13

例えば
よく
「自動車を運転すると人が変わる」
「普段は大人しい人が攻撃的になる」
「強くなったような気分になり横柄な態度をとるようになる」
と言われるし
誰でもそういう経験はあるだろう

他の自動車の何気ない動きが
まるで
「自分を攻撃している」ように感じる
「嫌がらせをしている」ように感じ
「何だこの下手くそ!」
怒りっぽくなる

無意識の内に相手と競争し
勝つと気持ちが良くなる
負けると悔しい

それは『自動車の運転』という非日常空間の中で
不安恐怖緊張(先を急ぐ)焦りスリルの中で
神経伝達物質バランスが崩れている
反応(結果)とも言える

あるいは
それは常に敵や危険に囲まれた
緊張状態の野生の中で生き抜くための
『ヒト』という『動物』が持っている
正常な生理的・本能的な防衛反応とも言える

もしかしたらその神経伝達物質のバランスの違いが
自動車運転の[上手・下手][好き・嫌い]
[スピードを出す・出さない][事故を起こしやすい・起こしにくい]
を決定しているのかもしれない

また
特にスポーツ(体育会系)や軍隊など
闘争心被害妄想集団主義体罰優越の錯覚
親和性があり
それは「神経伝達物質の偏りがあるため」だろう

(もちろんそれ自体は『良い・悪い』ではない)
ただそこでは全体を見渡し冷静な判断することが
困難になる
例えば『水飲み禁止』とか『ブラック校則』とか
『体罰』とか『パワハラ』とか
自分の承認欲求や不全感の中で
人を従わせ強制し隷属させることに没頭し
抑制機能や共感や想像力が低下する

それは
ヒト『群れ』の中で⋯
ある集団(大企業・学校・体育会系・暴力団・いじめ集団・宗教など)
に所属することによって
その集団・組織と自己同一化(依存)することによって
自分が強くなったように感じる
優越感や万能感を感じ
傲慢になり「気持ちよくなる」のと同じ

普段は大人しい人が企業や官庁や軍隊に入り
集団(ピラミッド支配構造)の中で犯罪行為に走る

それは
『バイトテロ』でも
『いじめ』『パワハラ』『体罰』でも
『戦争』『虐殺』でも
集団の中で抑制が効かなくなる

そして
その〚神経伝達物質のバランスの違い〛=〚抑制能力の強さの違い〛
『ネトウヨ』と『リベラル』を分けるものと言える

画像21

●人は自分の『感情・情動・行動』を正当化するように【認知を改変】する
心の中の『不安・恐怖』が大きければ大きいほど抑制機能が低下
 共感・自制心が喪失し【集団主義】快楽(ドーパミン)を求め
 承認欲求支配欲が強まり攻撃的になる
●心の中の『不安・恐怖』が大きいほど【全体主義】【至上主義】を求め
 それを正当化するために『陰謀論・歴史修正主義』『反緊縮』に嵌まる

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

凶悪な少年犯罪を起こし
少年院に入所する人の多くに

虐待や体罰やネグレストの経験があり
『愛着障害』があるという

画像31

つまり親に
「愛されたい」「守られたい」「甘えたい」
という欲求が満たされず
脳(抑制機能)が成長できず
『不安・恐怖』の膨張を抑制できず
共感・自省・想像能力が低下し
それが『依存症(至上主義)』
『被害妄想』『認知の歪み』『攻撃性』につながっている

そしてそれが
その人の生きる上での『価値観』や
【パーソナリティ】(個性・特性・特徴)を形成している

人には
集団(群れ)行動(軍隊・体育会系・スパルタ研修など)が
好きな人もいれば
嫌い(苦手)な人もいる

競争や戦争や祭や五輪が好きで
特定選手に感情移入し
「勝った・負けた」で一喜一憂し
「日本スゴイ」で気持ちよくなる人もいれば
嫌いな人もいる

常に他人と比較し
悪口や陰口を言い
自分がいかに優れているか自慢したがる人がいれば

常にマイペースで行動し
他者を気にせずに
自分の好きなことに打ち込める人もいる

人のやることに文句を言い
強制したがる人がいれば

人のことは気にせず
逆に強制され
煽られることを嫌う人もいる

「ヒトは自分の存在・感情・価値観・選択・行動を正当化したい生き物である」

そして
自分と違った価値観・生き方を選択し
自分の存在を批判し
否定しようとするものに対して
激しく攻撃しようとする

罵倒し誹謗中傷することで
自分の感情・価値観・行動・依存・選択を正当化しようとする

自分の中にある存在に対する『不安・恐怖』
『鬱屈・不全感・劣等感・コンプレックス』を払拭しようとする

画像13

では
その選択した価値観とは何か?

それは
前々回の【認知的不協和理論】
価値観が分かれる(二極化する)仕組みを示したが

その二極化を簡単な図にして見ると

画像21

大雑把に[集団主義][個人主義]に分けられる

そして
それを分けるものは何か

それは
【依存症】

心の中の『不安・恐怖』『鬱屈・劣等感』が大きければ大きいほど
被害妄想が大きくなり
何か大きなもの(ピラミッド支配構造)に依存しようとする
  ↓
集団を作り『不安・恐怖』を解消しようとする
みんなと同じ『格好・行動』をすることで安心する
  ↓
自分の『劣等感』を解消しようと
自分の正当性・強者性・マジョリティ性を強調する
  ↓
自分の『貧しさ・弱さ(劣等感)・失敗』の原因を他者に求め
権力者側に立ってマイノリティ・弱者を差別・攻撃する
自分と違う『格好・行動』をしている人を攻撃する
  ↓
そして
自分の存在(ピラミッド支配構造)を敵から守るために
自分の価値観・情動・行動・依存を正当化するために
  ↓
常に他者(批判者・反対者・脱落者・抑制者)を攻撃しようとする
そして
教祖や仲間に自分の存在を認めてもらおうとする
  ↓
それを繰り返し繰り返し⋯
そうしないと精神が安定できない【強迫性障害】
  ↓
心の中の『不安・恐怖』の暴走・膨張を止めることができない

『ネトウヨ』は
自分が「ネトウヨ」と言われることを嫌う

それは自分が何をやっているかが見えていないから
客観的に『自分』や『周り』が見えていないから
自分が『正常』『中立』『多数』『フラット』『標準』
だと思っているから
自分の『行動』を認識できないから
『依存症(否認の病気)』を認識できないから

そして常に韓国や中国やリベラルを攻撃し続ける
【行動依存症】【強迫性障害】

自分の存在を否定されるのが怖くて
見捨てられるのが怖くて

自己正当化するために
自分の存在を認めてもらいたくて(承認欲求)
自分を大きく見せたくて

常に
うまく行かないこと
失敗を他者のせいにせずにはいられない

自分の至らなさを反省することができない


『ネトウヨ』は【自己愛性パーソナリティ障害】である

【自己愛性パーソナリティ障害】とは
ありのままの自分を愛することができず
「自分は優れていて素晴らしく特別で偉大な存在でなければならない」
と思い込むパーソナリティ障害の一類型である
                        (wikipedia)

画像22

自分は『正しい・正義・強い・優秀』ということを
周りに示すために
周りに自分の存在を認めてもらうために
常に他者を攻撃せずにはいられない

常に他者を蔑(さげず)み
誹謗中傷することで
自分の優位性・優越性・多数性を誇示せずにはいられない

それを裏返せば
◉自分の中にある『強力な劣等感』
(そのままでいいという『自己肯定感』の無さ)
および
◉決して愛されないという感覚(愛着障害)
(親(大人)から「見捨てられる」という
 自分の存在に対する『不安・恐怖』の増大)

を解消しようとする

自分の精神(脳)をストレスから守ろうとする
心理的防衛メカニズム=防衛機制によって
『自己愛性パーソナリティ障害』が起こる

そして
その中から『優生思想』が生まれ
『通り魔事件』や『大量殺人事件』が起こる

 ・【自己愛性パーソナリティ障害】(自我の分裂)になる仕組み

自己愛性パーソナリティ障害と診断された人々は
中心的な防衛機制として分裂(スプリッティング)を用いる

画像21

では
【分裂】(防衛機制)はなぜ起こるのか?

画像18

【理想の自分】  ←不協和(矛盾)→ 【現実の自分】
愛されたい・守られたい    虐待・ネグレクト・存在否定
褒められる・認められる    怒られる(体罰)・見捨てられる
競争に勝つ・優秀・強い      競争に負ける・劣等・弱い
規則ルール道徳を守る     不正・汚職・嘘つき・縁故主義
理性的・公正・公平・抑制     感情的・嫉妬・羨望・憎悪
    ↓              ↓
  『万能感』          『無力感』

親の期待する『理想の自分』
怒られる『現実の自分』との間のギャップの中で

親の自尊心(体面・面目)を満たすためだけに課せられる

競争・管理・強制・体罰・虐待の中で

「期待に応えられない」「見捨てられる」「怒られる」
という不安と恐怖の中で

鬱屈・不全感・劣等感・ストレスが増大し
心(脳)を守るために脳が変形する

神経伝達物質のバランスを変わる

脳の神経回路を変形させることで
ストレスを低減・解消しようとする

画像19

 ・【自己愛性パーソナリティ障害】と『防衛機制』

防衛機制とは
受け入れがたい状況
または潜在的な危険な状況に晒された時に
それによる不安を軽減しようとする無意識的な心理的メカニズムである

欲求不満などによって社会に適応が出来ない状態に
陥った時に行われる自我の再適応メカニズムを指す
                       (wikipedia)

子どもの時の『虐待』が
【脳の変形】となり

それが
大人になっても精神的な傷となって残る


*虐待と防衛機制

虐待されている子供は
自分が虐待されるとは考えない
わからない

「親にそうされるのは自分が悪いからである」
「親は自分を愛しているんだ」と受け止めようとする

「親の期待や願いに応えるよい子になればいい」
「親の期待に添わない自分はダメだ」という
『自己否定』の気持ちが強くなる

そして虐待が続くと

「また親に叩かれるのではないか」
「親は自分を見捨てるのではないか」という
『不安・恐怖』を抱いて生活することによって
常に高い緊張(ストレス)を強いられている

殴られないようにと親の顔色をうかがいオドオドし
失敗を恐れてビクビクしているために
遊びやユーモアを楽しんだり
リラックスしたりすることができない

そこでは集中力や
これをやろうとする意欲が失われ
それが
『学力低下』や『生活の乱れ』『非行』に結びつき

さらに
『依存症』や『うつ病』『PTSD』『人格障害』『統合失調症』
などの精神疾患につながる

そこには
『ストレス・辛さ・苦痛』を低減しようとする
防衛機制(心理的メカニズム)がある

虐待に対する防衛機制
① 分裂・良い(褒められる・嬉しい)自分と
    悪い(叩かれる・苦しい)自分に分裂する。
② 分離・辛い(痛い・苦しい)感情を切り離す。感情の麻痺。他人事。
③ 解離・辛い(虐待さている)自分を切り離す。記憶喪失。多重人格。
④ 否認・辛い自分を認識できない。事実を認めない。
⑤ 抑圧・辛い感情や記憶を無意識領域に押し込める。

画像22

参考)こころのこくばん『防衛機制』 改変
   TANTANの雑学と哲学の小部屋

そしてこれが進むと
(虐待されても何も感じなくなる=感情の分裂・分離)
   ↓
子供や動物を虐待・虐殺しても何も感じなくなる
相手の感情(苦しみ・痛さ)を理解できないから
体罰やパワハラを繰り返す

むしろ相手の苦しむ姿・顔を見て
自分の優越性を感じ
快感を得るようになる

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

管理・強制・競争・体罰・虐待の中で

脳の抑制機能が成長できず
損傷し
自我が分裂し
『悪い自分』『辛い自分』『弱い自分』を認識できず

自分のやっていること(行動・本能・悪事・罪)が認識できず

それがそのまま成長し

出世競争・権力闘争の中で

口先だけ

「言っていること」と「やっていること」が違う

嘘・改竄・隠蔽し放題の

無責任な大人が出来上がる

人には規律を求めるのに
自分はやりたい放題(嘘つき)

人には「国の為に死ぬこと」を強要するくせに
自分は安全なところで利権拡大・酒池肉林にいそしむ

死に行く者の気持ちを理解できない
(戦争や特攻は強大な特権階級・友達同士による『いじめ』の構図
それは森友公文書改竄問題も同じ)

画像31

押し付けられた価値観
規則ルール道徳習慣
管理・競争・体罰
善悪二元論・全か無か思考
など

ピラミッド支配構造(差別構造)を絶対化
その中で自分の存在価値を見出そうとする【依存症】

「自分は良い子だから褒めて」という思いから

権力者や強者に媚びへつらい
忖度し
周りの批判攻撃から親分を守ることでに
自分の存在意義を見出す

『親分』から寵愛を受けることで快感(ドーパミン)を得て
優越感や万能感を得て
鬱屈不全感劣等感を払拭しようとする

画像25



そして

不正・汚職・権力の私物化・税金の無駄遣い・身内(友達)優遇
中抜き・税金の山分け・利権拡大⋯

それを『親分』が批判されると
まるで自分の存在を否定されているかのように感じ

日本人が否定されているように感じる

そして
「反日だ」「日本人ヘイトだ」「恥を知れ」と激怒する

画像22

 ・『ネトウヨ』は意識(本能)の【深く】には潜れない

『ネトウヨ』は
自分の中の『悪』『弱さ』『本能』『罪』を認識できない

認めることができない

欲望の暴走・膨張を制御・コントロールできない
抑制することができない

自我が分裂し
抑制機能が麻痺し
共感能力が崩壊している

「自分は特別」「間違わない」
「自分は愛国者」「自分は正義」
「日本スゴイ」「自分スゴイ」

「批判者は悪魔・反日・劣っている」
「反対者は○○に操られている」
「自分(日本)を陥れようとしている」

(強力な『劣等感』の裏返しである)
その妄想に取り憑かれている限り

客観的・論理的・合理的・体系的思考ができない
決して真実には近づけない

むしろ真実を追求しようという努力を踏みにじり
取り返しのつかないことになる

水俣病の『爆薬説⁄アミン説』がどうして出てきたのか?
どうして一部マスコミや学者が支持したのか?

真実・原因(工場排水・有機水銀)を追究する動きを
御用学者の「違う意見もある」ということで
対策を遅らせ
被害を拡大させた

その裏には何があったのか?
被害者差別やバッシングが何故起こったのか?

それは強烈な『劣等感』に裏打ちされた
『ピラミッド支配構造依存症』と
『自己愛性・妄想性パーソナリティ障害』に基づく
「被害者は自己責任・嘘つき・浅ましい・卑しい・反日」という
差別意識がある

常に妄想・思い込みにとらわれず
「自分は間違っていないか」検証できる
相手(弱者・犯罪者など)の身になって考えられる人でないと
真実にはたどり着けない


『ネトウヨ(御用学者・評論家)』の特徴として


*差別・格差・体罰の肯定と『厳罰化』
 「少年法や憲法のせいて凶悪犯罪が起こる」という妄想

画像22

「体罰によって子供は思いやりがつく
強くなる」という妄想

「いじめられる方にも問題がある
差別される方にも問題がある
教育格差はない本人の努力の問題
差別格差はあたりまえ
貧困は自己責任」という妄想

「憲法や少年法や(旧)教育基本法のせいで
日教組のせいで犯罪は起こる」という妄想

しかし
どんなに厳罰化しても
どんなに死刑を増やしても凶悪犯罪はなくならない

むしろ現憲法や少年法や教育基本法の下で
一貫して凶悪犯罪は減少してきた

大事なことは
犯罪を起こした犯人の生い立ちや
犯罪に至った精神的・心理的な成り立ちや
脳の医学的解明するしか方法はない

そしてとうしたら同じような人を作らないか
考えていくしかない

日本における少年刑法犯の検挙人員の総数と検挙人員上位5位の犯罪の推移

日本における少年刑法犯の検挙人員(殺人)の推移

日本における少年刑法犯の検挙人員(強盗)の推移


*『お金』についてはっきりさせることを嫌う

例えば
モリカケ桜・河井問題について
あるいは今度の東京五輪でも

『お金』のことを深く追及されることを嫌う
お金のことを言うのを嫌い
何でも隠したがり
嘘をつき
都合の悪いことはすぐ『廃棄』する

お金の流れをはっきりさせる
証拠(領収書・議事録・面会記録等)を残し
何かあれは積極的に出し検証するという作業を嫌う

そのくせ指摘されるとマスコミの『捏造』だとキレる

自分の至らなさがあったら認め
謝罪する
反省し
行動を改善することができない

そして
そういう人たちほど
日本は悪くなかったという
「歴史修正主義」を叫び

また「国債は借金ではない」という
「リフレ」や「反緊縮」を叫ぶ


*『性教育』が嫌い
 余計な知識をつけることで
 好奇心から性行動(非行)が活発化し
 性犯罪や中絶が増えるという幻想

『お金』についてはっきりさせない(隠す)のと同じで
『性教育』についても
「寝た子を起こすな」で
ネトウヨは『性教育』=『悪』と決めつけ
攻撃する

『お金』も『性(教育)』も根っこは同じだと考える
『本能』=『悪』の否認

「命とは何か」
「人間とは何か」
「生きるとは何か」自分で考え
「将来どう生きていくか」を自分で決定する中で

『性』とは何か
『sex』とは何かを考えさせ
どういうふうに
その本能と付き合っていくか

自分で制御・コントロールしていくかを考えさせることが大事で

むしろ
適切な性教育を受けた子どもは
性行動に慎重になるということがわかっている

参考)性教育が性行動を助長するという誤解
   1095号 性教育の準備 | 子育ての悩みなら「幸せな …
   日本の性教育は時代遅れ、ユネスコは小学生に性交のリスク教育推奨
   中学校の性教育で大論争、東京都議vs教育現場それぞれの言い分

「10代の望まぬ妊娠や出産を防ぎ
貧困の連鎖を断ち切るためにも」

人工妊娠中絶や性感染症を防ぐためにも
できるだけ早い時期に正しい性知識を教えておいたほうが良いことは
データでも立証されている


画像27

画像26

画像25



*PCR検査無意味論・抑制論・有害論
 
感染症の拡大を防ぐには
『検査と隔離』が基本で

街中にいる無症状の感染者・陽性者を見つけ出し
徹底的に隔離していくしかなく

また感染状況や
ウィルスの特徴を解明(疫学調査)するためにも

それは今のところPCR検査しかないのに
なぜか拡充することを抑制しようとする

それはどうしてか?









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?