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子連れ在宅勤務で、何よりつらいこと

現在シンガポールにいる我が家ですが、本日で#StayHomeも20日目。

日本の緊急事態宣言にあたるCircuit Breakerも6月1日までの延長が決まり、当面外出は必要な買い物とエクササイズのみ、しかも基本単独行動推奨、マスク必須。お店はスーパーとドラッグストアしか開いておらず、という日々です。

当然、保育園や学校もお休み、親はEssentialで現場勤務が必要な仕事以外は在宅勤務。

子連れ在宅勤務は難易度高し!

というわけで、私は平日はワンオペで2歳11ヶ月と10ヶ月の子どもと、子連れ在宅勤務 #WFHwithkids  をしています。

子どもがいながら在宅勤務をするとどうなるか

1.片付けに追われる

2.食事に追われる

3.仕事が進まない

それぞれの詳細はまた別の機会に書くとして割愛。

私にとってつらかったこと

今挙げた3つも十分つらいのですが、それ以上に私が一番つらかったのは

「子どもときちんと向きあえないこと」

とにかくにこれに尽きます。

在宅で仕事をしていると、息子が話をしようと声をかけてきても、「あとで」、「ちょっと待って」、「これが終わってから」、「今ミーティング中だから」とその場で対応できないことが本当に多くなりました。

同じ家にいて、隣にいるのに全然かまってあげられないし、一緒になにかしてあげられない。

かまうのも、きちんと向き合うのではなく、どうしても片手間に相手をする感じになりがち。

せっかく、なにか息子なりにやりたかったり、私と共有したいと思ってくれていたりするのに、仕事を理由に後回しにするばかり。

彼にとっては「今この瞬間」が大事なのに、そこをないがしろにしている感じが本当によくないと思いました。

大人の場合だと、ちょっと資料をレビューしてもらいたかったり、ディスカッションしたいと思っても常に「忙しい」と言われてしまうような感じでしょうか。

その後、落ち着いた夕方に「あ、あの声かけてくれてた件」と言われても自己解決済みだったり、もうタイミング的に遅かったりするイメージ。

そして、いつ声をかけても今は忙しいと言われていると、その人には声かけにくくなってしまいます。

家にいる「勤務時間」中に仕事を優先することで、少しずつ関係が蝕まれているような感じがしてつらかったです。このままでは、息子に「母さんはなにを言っても『仕事』と言って自分を見てくれない」と思われて大事な親子の関係にひびが入るのでは・・・と。

結局、選んだのはシフト勤務

子どもは本当に、今この瞬間を生きていて、「live in the moment」という言葉がぴったり。その必要としてくれた瞬間を見逃したくない、そんな気持ちが子どもと在宅勤務をしているうちに強くなりました。

私の場合、シンガポールで一緒に暮らす2人の子ども以外に、高校2年、中学3年の子どもが日本にいるのですが、上の子どもたちの時は仕事や自分のことばかりで全く子どもと関わっていませんでした。

それが、実はとてもよくなかったと今の上の子たちを見て思うので、その失敗(敢えて失敗と言う)を繰り返したくないという思いがとてもある、というのもあります。

日本なら、ベビーシッターにお願いするという手もあるかもしれませんが、シンガポールは同居人以外と会ってはダメなので、ベビーシッターも住み込み以外はNG。

そこで、上司と相談して、ミーティング以外は基本的には午後から夕方は家族を優先させて早朝と夜に仕事をするシフト勤務に切り替えました。もちろん、夜寝た後や早朝を仕事時間として組み込むのは、寝かしつけに時間がかかるとイライラしたり別の弊害があるのですが、一旦はこの形にしています。

幸い、シンガポールはみんなそれぞれ大変なので、チームだけでなく国全体として「みんな大変だけど頑張ろう」、という空気があり、とてもそれに助けられています。

仕事をネガティブなマジックワードにしたくない

基本的に、子どもといる間にする仕事の量は減らしましたが、それでも一緒にいる時にミーティングをしたり、パソコンを開くことはあります。

長男は、そろそろ3歳なので、色々分かってきてきちんと説明すれば「You have a meeting?」と言ってくれるし30分程度なら騒がずにいることもできます。

でも、常に「仕事」を理由に我慢をさせている感じで、「今日はもう仕事おわり?(No more work today?)」とか「ミーティングの時はグズグズ言わない(When you have a meeting, you can not be fussy)」とか切なそうに言うのが本当に心痛みます。「パソコンやめて(Stop doing your PC)」とか言われると本当にすみません、という感じ・・・。

息子が仕事をどういうものととらえているのかは分からないのですが、「なにかよく分からないけれど、抗ってはいけないもの」といったネガティブなイメージにならないといいなと思っています。

がんばりすぎずに乗り切る

それにしても、この状態は親もそうだけれど、子どもも大変。特に外出できないことによる運動不足が心配です。

でも、まずはあと35日!どうにかがんばりすぎず、乗り切るしかないな、と思っています。ふう。

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