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英語できても黙ってちゃ通じない


ビジネスクラスの英語コーチKellyです。


今回は「沈黙はいつも金とは限らない」というお話。


黙ってちゃわかってもらえない



私は欧州系航空会社のCAとして勤務しています。新卒で入社したので、入社当時はまだ大学出たてのホヤホヤ。海外には何度か短期で行ったことはありましたが、そんなひよっこ状態でいきなり異文化に放り込まれたわけです。


まずは本国のトレーニングセンターで2ヶ月間のトレーニングのあと、本国をベースに1ヶ月間のトレーニングフライトがありました。社内での共通言語は英語です。


そこで、まず、一番はじめに感じたことは、どうもこの国では「沈黙は金ではないらしい」ということ。

例えばトレーニングの時、インストラクターに何か質問は?と聞かれた時、またフライト前のミーティングの時、何も発言せず黙ってると、「この人大丈夫?何考えてるの?やる気あんの?」って感じをもたれてる雰囲気がなんとなーく漂ってくる。

日本だと入社したばかりの新人がペラペラ話すのはちょっと気が引ける、黙っておいた方が無難という空気がある。


でもどうもそうではないらしいと、ひよっこはひよっこなりに全身のアンテナ張り巡らして感じ取るわけです。


実際「日本人クルーはいつもニコニコしてるけど、何を考えてるのかわからないよ。」と言われたこともあります。


✅発言してやっと認めてもらえる



「自分の存在を示すこと」=「発言する」ってことなのです。発言しないと存在を認めてもらえないし、それもはっきりと自分の主張をしないと伝わらない。そうしないと理解してもらえないばかりか、色々な状況で自分の立場がどんどん不利になっていきます。



これに気づいてからはとにかくせっせと発言をするよう努力しましたね。


もともと文化が違うんだ


そもそも日本はハイコンテクスト文化。言葉にしなくても「相手の気持ちを読む」ことや「空気を察する」ことに誰もが長けている。


一方、ローコンテクスト文化が主流の欧米はもともと移民が多くあらゆる考え方の人が混在する文化。だから曖昧だったり含んだ表現は理解してもらえず、全て明確に言語化する必要がある。


これは大きな違いです。


今となっては自分のメンタルも相当欧米化してしまい、反対に日本人との会話の時に時々はっきり言ってしまいすぎる事もあり、注意しないとと思うこともあるほどに…。随分とたくましくなったもんだ 笑。


✅まとめ


ビジネスやその他で異文化との交流をされている方ならおそらく、どなたも身をもって体験されていることだと思います。


どちらが良い、悪いということではなく、そこには「違いがある」ということを英語を勉強すると共に知っておくというのも大切ですよね。


接客英語や英語学習の方法にお悩みの方、サポートさせてください。お気軽にお声掛けくださいね。


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