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Fリーグ #ThanksRespectに込めた想い

私がFリーグのCOO代行になったのは、今から約1年前の2020年の8月でした。我々アビームコンサルティングは2019年からFリーグのサポートを開始し、マーケティング強化などの支援をしてきました。その流れでCOO代行を任命頂いたというのが経緯となります。

私自身はフットサルはプレーしたことはあるものの、エンジョイ層であり、実は競技フットサルについての知識はほとんどありませんでした。

そんな私がCOO代行というポジションに就いて一体何ができるのだろうか、できれば自分で手を動かして何か動きを作りたいなと考えていました。

フットサルに限らず、我々アビームはサッカー、バスケ、ゴルフなど様々なスポーツをサポートしていますし、様々なスポーツ団体とコンタクトしています。

そのような中で感じていたことは、やはりスポンサーの重要性でした。スポンサーがいなければ、リーグやクラブを運営することはできません。つまり、スポンサーがいなければ、興業としてスポーツをできないのです。フットサルであれば、スポンサーがいなければ選手はフットサルをできないし、ファンの皆様に試合を届けることもできないのです。

これはとても大事なことだと思います。

試合を観ていただくファンの方々は本当に大事です。しかし、同じようにスポンサーも大事なのです。しかし、クラブや選手がスポンサーへの感謝を伝える場面というのは非常に少ないと感じていました。年に1回のスポンサー懇親会くらいです。発信もほぼありません。

それではダメだ

これが率直な私の感想でした。スポーツをやれる環境を用意して頂いてるスポンサーに対しての感謝や尊敬の表現があまりにも少ない。それではダメだと思ったわけです。

そこで考えついたのが#ThanksRespectでした。

クラブや選手が、あからさまなほどにスポンサー企業のアピールをSNSでする。SNSで発信する分には労力は多少かかってもお金はかからないので、時間がかかるとしても、これをやるべきだ、と思いました。

なぜなら、スポンサー企業はアピールしてもらうことは絶対に嬉しいからです。我々も様々なスポンサーをしていますが、感謝の言葉をクラブや選手から直接聞けば、100%嬉しいと経験値として分かっています。

「なんで感謝してるんだろう?」なんて思う企業いませんよね?笑

そして、そうした発信は社員の中で話題になり、モチベーションに繋がったりします。

この活動を継続すると何が起こるか。

ここからは私の仮説でしかないですが、そうした感謝の言葉に対して、スポンサー企業が、Fリーグと長期的な関係を構築する価値を感じてくれるということです。

「Fリーグのクラブは、スポンサー企業に感謝してくれるクラブだ」

そんなブランドが浸透することで、既存のスポンサー企業だけではなく、新規にスポンサーになっていただける企業も増えるのではないか。

そんなビジョンを描いています。

嬉しい誤算

そんなことで取り組み始めた#ThanksRespectですが、嬉しい誤算がありました。

選手だけでなく、ファン・サポーターの方々が積極的にスポンサー企業について発信してくれているのです。

リーグスポンサーの伊藤園

大黒湯。他のクラブのスポンサーに対してのThanksRespect

明方ハム

トリイソース

AJO


凄くないですか!!??

上記は一部のTweetですが、ファンの方々がスポンサーに感謝するなんて、そんな素晴らしい世界が生まれるとは全く予想していませんでした。

しかも、自分が応援しているクラブではないクラブのスポンサーまで発信してくれています。

このような流れをみると、いずれスポンサー企業同士が、ThanksRespectで繋がり、ビジネスに繋がるような、そんな未来も遠くはない気がします。

「Fリーグにスポンサーするとビジネス拡大にも繋がるよね!」

そんな世界ができれば、Fリーグ、のみならずスポーツの価値は格段に上がると思います。

感謝と尊敬で発展していく、これが実現できればとても日本らしいスポーツ界の発展だと私は思っています。

草の根活動ではありますし、これがベストな選択肢なのかは分かりません。

それでも、やらないよりはやるべきだと思いますし、徐々に#ThanksRespectが浸透していくよう頑張りますので、是非Fリーグの応援、スポンサー企業への#ThanksRespectを、よろしくお願いします!

以上、#ThanksRespectに込めた想いでした!

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