帰り道
<この日記はケンタロウ(私の主人)が2006年に書いた日記です。>
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最近なにかと忙しいが、
どうも同じステップの毎日じゃ、生きてる事さ忘れちゃってハリが無い。
「全部 脱いじゃえば?」 「勇気を出して!!」
と、アノ娘達は言うけど、僕はもう大人だからそんなスリリングな事をしたらリスクが高すぎるし・・・。
そこで、今日は仕事帰りに遠回りして帰ろうと思った。
仕事が終わると僕はチャリで、行き先も分からぬまま、暗い夜の帳りの中へ走り出した。
「 とにかくもう、学校や家には帰りたくないぃぃ!!! 」
僕は叫んだ。
・・・・でも思った以上に雨が強くて、すぐUターンした。
「まあ、別に自分の存在が何なのかさえ解らず震えてるワケじゃないし ネ・・・・・」
自分に言い訳をしながら家に帰る途中、
後ろから誰かに呼び止められた。
振り返るとそこには、
僕が密かに憧れている同じ職場の人妻さんが・・・!!
そんで、一緒に帰った。
「Uターンして良かった・・・」
何でもない様な事が幸せなんだと気付いた、
仕事帰りのロード。
2006.10.05
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