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あいさつをすること

当たり前だけどなかなかできないこと。

ある研修医の先生が当院を選んだ理由の一つに、すれ違う職員の人たちがあいさつをしてくれ、あいさつを返してくれたことを挙げておられました。私は、それ普通じゃないの?と思ったのですが、そうでもないようです。

私が医学生の時、ある教授が廊下ですれ違ってもあいさつもしない人が多いと言われていました。こちらは講義や実習で顔を覚えているのだが、あちらは覚えていないと思っているのか、、、、、そもそも知らない人でもあいさつした方が良いよねと。
ある医療系新聞には模擬患者さんをされる方が、「さっきまで一緒に実習していたのに、その後たまたま会ったら無視だったのが悲しい。実習の時はやさしくしてくれたのに、、、、、」などと書かれていました。

私が医師になった頃は、国家試験の合格発表が5月でした。私は6月1日付で病院に入職しました。当然1年目の看護師さんとかであっても、私より2ヶ月先輩です。私は全てのスタッフが先輩なのであいさつは自然にするようになっていました。
なので、あいさつすることは普通のことだという感覚になっていました。それウリに出来るんだ!と思いました。

ちなみに、鹿屋という地域は、少なくとも小学生は必ずあいさつしてくれます。すれ違えば当然、結構遠くにいてもこんにちは!と言ってくれます。この前あるクリニックの駐車場に止めた自分の車に向かっていたところ、坂道の上の方から大きな声で「こんにちは!」と聞こえてきて、誰に言ってるのかなと思ったら私でした。慌てて「こんにちは!」と返しました。以前兵庫県に住んでいた時も、中学生の子達はあいさつしてくれました。

あいさつしたからと言って何が変わるかは分かりませんが、何か不利益があるわけではありません。でも、たぶん、医者があいさつすれば、スタッフの方は喜ぶ可能性があります(私のような人間があいさつしても喜んではもらえないでしょうが)。研修医の皆さんは積極的にあいさつしましょう。ベテランの先生方も是非あいさつを自分からしましょう、、、、、、知らんけど。

昔一緒に働いていた医局秘書さんは、必ず「木村先生、おはよう御座います!」と名前を呼んでくれました。ほれてまうやろ〜!って、確かに何度か惚れてしまいました。
私も真似してやろうとしているのですが、名前が思い出せなくなっています。頭のCTを撮った方が良いかな。

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