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【3度目の正直】やっと基本情報技術者試験に合格した

表題のとおり、
足かけ4年、3回目のチャレンジでやっと基本情報技術者試験に合格しました。
やったことなどを記念として残しておきたいと思います。



結果

合格ラインは各600点、私の評価点は以下のとおり。
科目A:765/1000
科目B:765/1000

受験のきっかけ

ITパスポートに合格してから数年。
基本情報技術者にチャレンジして撃沈すること2回。
受からないことでモチベも上がらず、「基本ぬかして応用受けたほうがよくね」といってはFP2級受けたり、ほかの試験受けたりしてグダること数年。
転職活動を始めて少したってから、「資格がIパスだと弱い運よく転職できたとしても資格から逃げたことになって自分の中にわだかまりを残すんじゃない? それは癪だな?」 と思い至り、もう一度ちゃんと試験に向かい合おうと決めました。
ちょうど会社が受験料を一定額負担してくれ、さらに合格すると資格取得奨励金をだしてくれる時期だったのもモチベ向上・維持につながりました。

関連試験受験歴

2018年冬:Iパス合格
2019年秋:基本情報(以下、FE)申し込み ※受験せず
2021年秋:FE受験。旧午後試験不合格
2023年3月:JSTQB-FL合格
2023年5月:セキュマネ合格

JSTQBはシステム開発、セキュマネは文字通りセキュリティやマネジメントの試験でFEと範囲が重なっている部分も多く、今回の学習をサクサク進めることができました。


試験の感想

手ごたえはありました。焦ることもダレることもなく、適度に時間を使えました。

A試験

トータル7~8割くらいの感触だったので予想通り。(サンプルや対策問題の正答率も大体 45/60 くらいだった)
初見時、自分の能力では太刀打ちできなさそうな問題や時間がかかりそうな問題は一旦スキップしてひと通り60問目まで解く→スキップした問題に戻ってじっくり解く、という方針をとることによって時間の無駄を減らせました。
ひと通り最後まで解くと時間的余裕が生まれるし、「この問題を落としても6割は取れた自信あるし合格できるだろう」くらいの精神的余裕も生まれます。
初見時「ギャー誰が解けるんだこんなん」と飛ばした問題を、解答1周終了後に戻ってじっくり読み返すと「え、こんな簡単だったの?」と拍子抜けしたものがいくつか。良問~~!!
見たことない単語・問題もいくつかあったがそれはそういうもん。

B試験

こちらも基準値を上回ることができた感覚があり、ホッとしました。(試験二日前にサンプル問題を解いたときは10/20だったので少し焦った)
想像していたよりも素直な問題が多くてびっくり。
問題文の中身がデータの持ち方なのか探索なのか整列なのかを理解し、そのうえで求められているのは結果なのか? 穴埋めなのか? それとも途中の何かなのか? を見誤らないように気を付けました。最初にざっくり流れを読んで回答の検討をつけたあと、メモ用紙にトレースして着実に正答できるように。
解けるようになると結構楽しい、アルゴリズム。

使用教材

科目A:無料のコンテンツのみ。2年のブランクがあってもなんとかなった
科目B:書籍2冊。合計3,600円くらい。

【科目A】

いわゆる過去問道場。
1日10問以上解くのをノルマに。
スマホに入れて、すきま時間に1問だけしたりとか。人を待ってる間にしたり、行列に並んでる間に解いたり。大体9割とれると安心。

試験範囲を体系立てて理解するために視聴。
1日1本以上見ることをノルマにしていました。内容がアニメーションで理解でき、書籍よりわかりやすく感じる部分も多い。
通勤中にyoutubeアプリを起動して動画を再生するだけでいいのもポイント。この動画を見ていればテキスト不要では? と思う。物理的な本は肩や首、手首がつらくなりがち。
YoutubeやUdemyの他動画と比較して、リアル人間がでてこないところも◎ (顔面情報に脳のリソースを割きたくないため)

【科目B】

受験日をいつにするか悩んでいた時、ためしに科目Bのサンプル問題を解いたところ何一つわからなかったので書店に走り購入。
ゼロから教えてくださって助かりました。
通勤中にひたすら読む (5周は確実にした) →知識が定着したと思ったらあえて忘却させるために3週間くらい空白期間を設ける → サンプル・公開問題を解く → 再度何周か読み、どのくらい知識が定着しているか確認。

【問題演習】

10日に1度くらいはサンプル問題・公開問題を解くようにした。
(頻度が高すぎると内容理解しないままに答えを覚えてしまうため)
解答PDFには解説は一切ないため、なんらかの手段で解説を探すか下記書籍を購入するのがベターかと。
私はhorihoriさんの記事を何度も読ませていただきました。この場を借りてお礼を申し上げます。

科目Bの演習が「ゼロからわかる」とサンプル・公開問題だけでは不安だったので購入。解説もわかりやすく、いい追い込みになった。応用情報の過去問もしれっと含まれていたのも思考トレーニングとしてよかったと思う。

学習の流れ

配分
7割がた科目Bの学習。科目Aは前も合格したしなんとかなるやろ精神。

期間
2か月に設定。前回受験時は1か月に設定した結果、スケジュールに余裕がなくて焦り、本読んでも頭に入ってこない…と完全に悪手だったため、余裕をもつために学習時間を倍に増やすことにしました。

目標
「2か月でアルゴリズムを理解すること」
科目Bが未知数かつなんのこっちゃ状態だったため。特定の言語をつかって実際にプログラムを組むことはせず、アルゴリズムの概要を理解することを最優先にしました。

約2か月前

インプット
・『科目B ゼロからわかるアルゴリズムと疑似言語』を通勤中に読む

最初は「アルゴリズムってなんやねん1~100まで1ずつ足すときはガウス先生の出番やろがいなにがアルゴリズムじゃ、ケッ」「なんで変数がiなん?」と思ってました。こんな人間に対しても、ゼロから丁寧におしえてくれて非常にありがたかったです。
1周目はもちろん、2周目も文句いいながらわからないなりに頑張ってテキストを読んでいたのですが、3,4周目あたりのふとしたタイミングで脳が「アルゴリズムを理解しよう」と切り替わった気がします。
九九をアルゴリズムで表現できることを理解できた時はテンションが上がりました。身近な具体例があると理解度が段違いに上がるいい例。
オブジェクト指向でいちどつまづいたので、Qiitaやほかのサイトで用語を調べまくって概念を頭にたたきこみました。

1か月前

アウトプット6割・インプット4割
・過去問道場を回す
・通勤中にyoutubeですーさんの動画を視聴する
・サンプル問題および公開問題を解く

時間に余裕がある時は道場で100問以上解くこともyoutube動画を5本みることもありました。
逆に旅行や予定でまったく問題に触れない期間もありました。友人と遊んだりクライマックスシリーズを見に行ったりしていた(野球)

14日前

アウトプット8割・インプット2割

・過去問題集をとく(B問題メイン)
・サンプル問題および公開問題を解く
・『ゼロから~』再読

サンプル問題・公開問題を一通り解いてその時の実力(および大体の所要時間)を測りました。
テキストを読み、間違えた問題や抜け落ちた知識・苦手分野を抽出。

4日前

アウトプット7割・インプット3割

・すーさんの動画の単元ごとのまとめ動画を視聴
・過去問題集を解く(科目Bはトレースしながら確実に正答できるように)

記憶のむらを認識するために単元ごとのまとめ動画を視聴し、弱いと感じたところ、用語や機能の理解が足りないと感じた箇所については個々の動画を視聴しました。(ページング、相対アドレス、命令分岐など)

問題演習では間違えたところや不安な部分をリストアップして復習。リストアップした問題を翌日か翌々日に解くことで知識の定着をはかりました。

めきめきと力がついたと感じたのは試験2日前くらい。
過去問題集を解いているとき、翌朝わからない問題の解説を読んでいるとき、帰宅後問題に再チャレンジしたとき。問題の内容を理解できていることに感動を覚えました。

余談

合格したがゆえのバイアスにはなりますが、私には今回の試験で使用したテキストが一番合っていました。

初回受験は栢木先生のテキストを購入したもののあまりよくわからず。
2回目は気分を変えようとキタミ式のテキストを購入。また、午後対策に「うかる!基本情報技術者試験」を買ったものの、後者の誤字脱字の多さと、作中の女の子の発言が試験には不要なものばかりで辟易してしまい私には合いませんでした。

今後の予定としては
・4月 応用情報技術者試験
に向けて勉強しようと考えています。

ただ結構期間があくので、そのあいだにCCNAやAWS(SAA)受験も視野に入れていこうかと思います。


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