帰国子女入試の体験談


経緯and前説

私が中学校を帰国子女受験したのはもう4-5年ほど前になるのですが、当時情報難民だったこともあり、なにか参考になればと思って書いてます。今書いてるのはずばりprocrastinate中だからです。
私はオーストラリアに3年生の時まで住んでいました(結構周りと比較すると早め)。
なので、帰国子女アカデミーに三年生のころから通っていました。帰国子女アカデミーで受験に関するノウハウすべてを学んだといっても過言ではないです。学校別の対策コースはすべて取りました(+面接対策コース)。
当時私は英検準一級を保持していて1級は落ちていた状態です。KAAT TESTでは毎回二桁の順位でしたが最後は60位くらいだったような気がします。
特別成績がいいわけではなかったのですが、3年生の時には4年生のKAのクラスを受講し、4年生の時にtuorquoiseというクラスを受講していました。そのあと5、6年生はadvance courseに入っていました。本が好きで割と英語は得意でした。
数学は個別塾に通い、国語は特に対策しなかったです。

頌栄女子学園

受けた4校の中では一番簡単といわれています。私も滑り止めとして受けました。物語を書くという点では少し風変りな感じだったのですが、ゆるーく受けました。面接は、、覚えてないです(ってことはあまりトラウマになるほどの面接ではなかったということですね!)。合格しました。

広尾学園

数学と国語はとくに難なくクリアできました(渋渋よりは簡単)。英語も対策コース受けたので大丈夫だったです。面接が印象的ですごくアットホームな感じだったのと外国語の先生と日本語の先生ふたりいて、英語と日本語両方で面接を受けました。試験の用紙に名前書き忘れたきがして帰る前にフロント(?)にいた人にあわてて伝えたのもいい思い出です。無事合格できました。

洗足学園

洗足は文法問題が結構手怖かったです。日本で学ぶようなねちねちした文法ルールを知っているか確かめているっぽいです。過去問をすべてやり終えたころにはすべてなんとなく頭に入ってる感じなので大丈夫でした。エッセイがないのが唯一の救いでした。面接は今でも覚えてるほどトラウマでした(後々聞くと、面接官によってexperienceは変わってくるみたいです)。ただ全員共通して言えるのは質問に出てくる単語が結構難しいってことです。
(eg. What would you do if your friend used profanity in public? Do you believe in extraterrestrial life? Tell me about an experience you had where you had to collaborate with your peers.) 私は焦りすぎて面接中手が震えていてわからない単語があればどういう意味か聞き返したほうがいいのにもかかわらず勝手に意味を推測して回答していました💦。面接官も一切ニコっとせずにらんできてたのでなおさらやばかったですね、、。模擬面接みたいなのに参加した時にassignされた面接官は優しかったのでそのギャップにも驚きました。あと受験番号順に面接をされるのですが1-10番目くらいだと試験後すぐに面接って感じなので注意です。ちなみに受験番号がそれ以降だと自分の前の人が面接をしていて待ってる際ドア越しから音漏れするらしく、なんとなく質問の内容が把握できるみたいです。
面接の出来が悪すぎて落ちたと思ったら合格してました。

渋渋

渋渋が第一志望だったので試験の一週間前くらいから学校を休んでひたすらpoemのanalysisをしたりessayを書いたりしていました。
Listeningはどうにかなります。Reading Comprehensionはぼろぼろで基本,
guessしていました。Writingに関してはドッペルゲンガーについて聞かれて今思えば難題だったのですが、当時はあまり困らなかった模様です。Analytical Writingが結構この年は簡単でした。自分が詩はなにについてでなぜそう思ったのかjustifyできれば基本的に大丈夫です。この年はShakespeareだったのですがLoveについてだったのが一目瞭然でわかりやすかったです。(注意:詩だからと言って死についてだと決めつけるのはやめましょう)
面接はグループ面接でした。グループは試験会場の教室の机の列ごとです。隣の列のほとんどの人が同じKAの校舎の知り合いでやりやすそうだな、と思ったのですが、全員落ちていました。多少緊張感があったほうがいいのかもです(私のグループは知り合い0)。初めに自己紹介タイムがあります。自己紹介は必ず暗記したほうがいいです。私は何年アメリカに住んでいたかと趣味、そして将来なりたい職業について話しました。趣味に関してはKAの練習面接のときに若い先生に子供っぽいと指摘されたのですが、本番は正直が一番だと思い、突き通しました。自己紹介タイムがあると知らず対策せずに話し始めたグループの人はオーバータイムになっていました。試験情報をあらかじめ頭に入れておくことがいかに大事か思い知らされました。グループ面接もドッペルゲンガーについてで話すことを意識しました。グループが結構あたりで、みんな協力的だったのでリーダー争いなどせず平和に終わりました。私のグループではもう一人合格者がいました。数学、国語はズタズタでリーディングもひどかったので落ちたのかと思ったら受かっていました。やはりライティングを重視しているのかな、と思います。

Tips

渋渋のライティング対策の時、analytical verbs tableが非常に役に立ちました。基本的にthemeをみつけてjuxtapositionやsymbolismを詩の中で探し、どうやってthemeに結びついているのか語ります。

source: https://www.tes.com/teaching-resource/verbs-and-phrases-to-sharpen-your-analysis-12666242

単語はひたすら暗記です。暗記すると、文章を書いていく中で、この単語が使える!って思えるので必然的に文章のクオリティーが上がります。index cardsに書いてトイレなどに張っていました。当時携帯とかも保持していなかったので、ひたすら暗記に集中できたのかもしれないです。
暗記した言葉で結構つかえた言葉はこちら:
scintillating, exertion, toil, rebate, quintessential, liberate, obscure, proactive, cryptic, spontaneous, impulsive, boisterous, tirade, fraudulent, fictitious, connote, superficial, conscience, falter, remorse, ravenous, hyperbole, ingenious, indigenous, myriad, articulate, jubilation, rowdy, ubiquitous, felony.
英語のレベルは海外の同じ学年の人のレベルをはるかに超えているので、海外にいてKAなど受講しない場合、結構大変だと思います(受験英語やstrategyを学べない)。

本に関してはKAでもらうreading listを参考にたっくさん読んでました。特にCharles Dickens, Sherlock Holmes, Jane Austin。さすがにShakespeareを読むのはお勧めしないです、、時間の無駄な気が。個人的に好きだったのはThe Great Gatsby, Catcher in the Rye, Wuthering Heightsです。Lit ChartsでAnalysisとか読むとanalytical writingの練習にもなります。とにかく本を読んでいる人はkaatテストの順位がよかったり、合格したりしていたので、読書は大事です。Reading comprehensionはKAでの練習問題をたくさんこなし、復習をしてなにを間違えたのかなどちゃんと振り返ることも肝心だと思います。

面接はひたすら練習です。よく出てくるお題は確実に答えれるようにしましょう。私は3年生の時に帰ってきたのでパッと言葉が出づらくなってしまっていたので、塾にいるときにたくさんしゃべったり、独り言をぶつぶつ言ったり、海外のYouTuberをみたりしていました。毎日CNNも見ていました。あとニコニコしているのも大事だと思います。

感想

運も大きいと思います。正直kaatテストで二桁なら渋渋十分受かる圏内だし一桁でも落ちてる人もいたので、判断は難しいです。もちろん一級保持者で渋渋落ちてる人もいたし、広尾学園落ちて渋渋受かってる人もいました。いかにみんなが可能な限り英語を極めてレベルが僅差であるかわかりますよね。試験最終日まで油断が禁物だということだと思います!あとやる気が大事です。自分でどういう勉強をするべきかひたすら考えて行動に移してください!
※私は結局親の仕事の関係で海外に引っ越したため、渋渋に進学することは残念ながらなかったです。

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