感情を大切にする重要さと、感情を重要視しすぎる危うさ

世の中の多くの情報は、思考と行動で成功を引き寄せるようなものが多いですが、実際に思考と行動で成果を生み出すことは可能です。

しかし、思考と行動だけで成果を生み出したと時に、一つ落とし穴が生じます。

それは、感情を無視してしまったがために、感情を豊かに感じることができなくなってしまうという点です。

思考と行動で目標を達成しても、その瞬間は嬉しさがこみ上げますが、すぐにその感覚は過ぎ去り、次の目標設定に対してまた思考と行動で頑張ろうとして、それの繰り返しになってしまいます。

私は、「感情を感じる」大切さをこの15年ぐらい学びを通じて痛感して来ました。

結局、人は感情を感じる先にしか本当の自分の声を聞くことが出来ないこと、そして感情が情熱に繋がるための入り口だということを繰り返し実感して来たのです。

普段から思考と行動で、結果を出すことを繰り返している人は、「感情」を取り戻すことで、物事を達成した成果を持続的に感じ続けることができたりします。

その反面、普段感じなかった怖さみたいなものが吹き出して、足元がすくむ思いがして、目標に向かって行動していくことに嫌気がさす可能性も出て来ます。

そして、感情を感じすぎると今度は「耽溺(たんでき)」という、感情に溺れた状態に入ってしまいます。

「自分はだめだ」
「あれもできていない」
「これもできていない」
「こんな自分が発言するなんておこがましい」

といったような感情の沼にはまって、全く行動が取れなくなってしまうのです。そして、耽溺に入ると、「自分の感じていること」に誇りを持ち始めます。

「あの人は、思考と行動だけで結果を出しているだけ。感じる心がなかったら幸せなんて実感できないわ」と感情を感じることに対して、変にプライドが高くなってしまうのです。

感情を感じれる人の方が人として上、というような感覚が身についてしまうと、どんどん頑固になってしまう傾向があります。

感情を大切にすることは重要です。でも感情に頑なになりすぎるのも違います。なぜなら「自分が本当にやりたいこと」に向かって、怖くても(怖さを感じながらでも)それにチャレンジしていくことが、人生に心から溢れる躍動感を与えてくれるからです。

以前に比べて、感情のことを学ぶ場所も増えて来ていて、いいことだと思います。しかし、感情的に頑なにならないよう、「自分が本当にやりたいこと」を意識し続けることが重要でしょう。

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