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今月公開のウェブ発信集および会員向け月末恒例近況報告&雑談4月末編

トップ画像はウィキペディアより歌川広重の「富士山と桜」

かなり熱心に倉本圭造の言論に注目してくれている人でも、note以外の場所で発信している記事などを見逃している事が多いからマトメてほしいという要望を受けたので、毎月月末に一箇所にまとめておくページを作ることにしました。

その後、毎月恒例の会員向け近況報告&雑談が続きます。

まずは、毎月このnoteで公開している記事ですが、先月末の二本の記事は、今月もそれぞれ「先週最もスキされた記事」「先週最も読まれた記事」などに選ばれました。

それだけでなく、二ヶ月前のこの記事が根強く読まれ続け、これも第二週あたりに「先週最も読まれた記事」に再度選ばれていました。

これに限らず結構最近は「古い記事を発掘してくれる人」が多くて嬉しいです。

今月後半の「ウェブ記事」の仕事としては、先月末の原子力発電所関連施設視察ツアーからの「電力問題」の連続記事を準備していました。

かなり網羅的に今の日本の電力問題がわかる凄い力作になったけど、視察関係者などとの情報の再確認も含めた最後のツメに時間がかかって公開は5月初頭になったので、今月のファインダーズなどのウェブ記事はありません。

一方、選挙中だったこともあってTwitterは結構バズっていて、なまじ記事とか書くより露出が多かったものが結構ありました。以下、連続ツイートのツリー形式になってるので、未読の方はクリックして吊り下がってる一連のツイートを読んでいただければと思います。

まず維新が選挙で勝つたびに、以下ツイートで書いたように昔の記事が掘り起こされて勝手にバズるのが定番になっています。

「掘り起こされる記事」っていうのは以下の数年前のファインダーズのやつですね。

「この論調」をちゃんと言い始めたのは僕がはじめて(かは知りませんがかなりはやかった)と思いますが、その後結構こういう感じで「維新の強さには理由があるんだからちゃんと向き合えよ」という論調の人はチラホラと(左派論客の中にも)見られるようになってきました。

今までの「維新批判」て、下記の給食デマも含めて維新がやってることの意味を全然理解しないでテキトーなこと言ってる例が多かったですからね。

そういう意味で、「20世紀的なイデオロギー論争」じゃなくて「具体的な政策論争」をやれよ・・・という圧力が徐々に高まってきているのはとても良いことだと思います。

その流れの中で、東大の入学式祝辞が凄い良かった…という記事は今月はじめにめちゃバズりました。フォロワーさんも凄い増えてありがたかったです。めっちゃ良い祝辞だったのでぜひリンク先に行ってみてください。

上記ツイートからの連ツイの最後で書きましたが、この祝辞の馬渕さんはマッキンゼーの人らしくて、マッキンゼーって結構卒業生が問題を起こしている事も多いw(エンロンとか)んですが、逆にこういう大上段な理想をまっすぐ生きているぞっていう人も結構いて、自分も末席ながら頑張らねば、という気持ちになりますね。

その後、選挙関連では、「安倍暗殺できて良かった発言」関連で結構バズってました。

両方とも、連ツイで「こういうののどこがダメで、どうしたら克服できるのか」について過去記事なんかを紹介しながらツイートしたものが結構読まれたので、凄くありがたかったです。

やはり、既にかなり過去記事のストックが溜まってきているので、最近色んなフォロワーさんが勝手に僕の記事をご自身のウェブ論争の中で使ってくれるというか。

「その点については倉本さんという人が書いたこの記事なんかを読めばいいですよ」

…みたいに掘り起こしてくれる例が多くて、それが論争を次の段階に進めるケースが散見される(もちろん結局対立はそのままで終わる事も多いですが)のはとても嬉しいことですね。

僕自身昔の記事を忘れてる事が多いんでw,そうやって紹介されて「そういえばこんなの書いたな」と思って読み返してみると「なるほど!」となる…みたいなことが結構あります。

ついさっきはこの記事が掘り返されていて、今読んでもなるほどと思いました。

紹介していただいたのはこの記事ですね。

さっき書いた維新の記事も含めて、こうやって「勝手に発掘してくれる」ような形で自分の言論が広がっていくようなプロセスを意識的にうまく活用できたらいいなと最近は思っています。

脊髄反射で話題に飛びつくけど数ヶ月後には読む価値のない記事…を作ってるわけではないぞ、というアドバンテージを活かせるという意味がありますからね。

必死に新しい記事を一個書くよりも、時事ネタに関連した連ツイがバズって、そこに吊り下げた古い記事を皆が読んでくれるというのは私にとって凄いラクなことなので(笑)、今後も意識的にやっていければと思っています。

あとは、ちょっと「文芸批評」的なこともちょいちょいやっててそれも一部の読者の方からは期待されてると思うんですが、

鬼滅の刃のアニメが再開した事に関しての以下の連続ツイート

と、

村上春樹の新刊に関する長文ツイート(Twitterブルーに登録したので長文ツイもできるようになりました。クリックして全文読んでいただければと)

これ、結構読まれて、昔の本の編集者の人に「倉本さんは文芸時評も十分できる人ですね」って言われて嬉しかったです。

たぶん、このツイートが読まれた事だけが原因じゃないですが、

「単に左翼男が理由もなく世の中にバーカバーカいう大義名分として女性を過剰に持ち上げて甘やかすというタイプのフェミニズム」

に対して、

保守派側だけでなく、逆に女性本人を主体とした最先端のフェミニズムの側からも「NO」が突きつけられつつある

・・・という現象は明らかに最近のトレンドとしてあると思います。

そして、上記の村上春樹新刊レビューツイートで書いたように、そういう流れは、「60年代型左翼の挫折」に真正面から立ち向かうような、「新しい理想のあり方」が胎動しつつあることによって起きているのだ、という事も間違いないと私は感じています。

単に「理由もなく反抗」するんじゃなくて、具体的な解決策を積んでいけるような、「自己満じゃない政治運動」ていうのが見えてきているんだから、あとはそれをやっていくだけだし、ただただ「反抗してるオレかっこいい」みたいなのを持て囃して甘やかしている意味は今後なくなっていくよね・・・という流れをもっとエンパワーしていけるといいですね。

結果として、今回の月末記事で何度か引用している、この梶原さんのツイートのような形で、日本は「進むべきど真ん中の道」を見出しつつあるということなのだと考えています。

今月のウェブ発言や記事などはこんな感じですね。

以下では、最近思うんですが「ネットで有名になるとなぜ人間はヤバい人になっていきがちなのか」「そうならないためにどうすればいいのか」みたいなテーマについて最近考えていることを書きます(笑)

昨年7月からは、「記事の有料部分のバラ売り」はできなくなりましたが、入会いただくと既に百本近くある過去記事の有料部分がすべて読めるようになりますので、これを機会にご購読を考えていただければと思います。
ここまでの無料部分だけでも、感想などいただければと思います。私のツイッターに話しかけるか、こちらのメールフォームからどうぞ。不定期に色んな媒体に書いている私の文章の更新情報はツイッターをフォローいただければと思います。

「色んな個人と文通しながら人生について考える」サービスもやってます。あんまり数が増えても困るサービスなんで宣伝してなかったんですが、最近やっぱり今の時代を共有して生きている老若男女色んな人との「あたらしい出会い」が凄い楽しいなと思うようになったので、もうちょっと増やせればと思っています。私の文章にピンと来たあなた、友達になりましょう(笑)こちらからどうぞ。

また、先程紹介した「新刊」は、新書サイズにまとめるために非常にコンパクトな内容になっていますが、より深堀りして詳細な議論をしている「みんなで豊かになる社会はどうすれば実現するのか?」も、「倉本圭造の本の2冊め」として大変オススメです。(Kindleアンリミテッド登録者は無料で読めます)。「経営コンサルタント」的な視点と、「思想家」的な大きな捉え返しを往復することで、無内容な「日本ダメ」VS「日本スゴイ」論的な罵り合いを超えるあたらしい視点を提示する本となっています。

さらに、上記著書に加えて「幻の新刊」も公開されました。こっちは結構「ハウツー」的にリアルな話が多い構成になっています。まずは概要的説明のページだけでも読んでいってください。(マガジン購読者はこれも一冊まるごとお読みいただけます。)

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