継続支援セコンド

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最近の記事

楽しいお酒

ペンネーム 金星人 自分は48歳で中年障がい者でございます。病気になったのが22歳のときでした。当時は婦人服の縫製工場に勤めていまして給料をもらっていましたので、帰り道、コンビニでビールとか酎ハイとかを買い、家で飲んでいました。 きつい仕事でしたのでストレス発散で結構飲んでいましたけれど、おいしいと思って飲んでいました。 結構な量を飲んでいても二日酔いになったのは2,3回ぐらいで、それなりに強かったようです。 だんだんと病気の症状がひどくなり、まともに働けなくなったので退職

    • なにがなんですさかい

      ペンネーム ミスター.K 京都に住んでるころ、階下に降りると 管理人のお婆さんが近づいてきて、おっしゃった 「なにが…なんですさかい…なんでしゃろ?」 即座に「今月の家賃が、まだなので、支払ってもらえますか」という 意味だとわかった。「すいません、すぐ用意します。」と言うと、 お婆さんは満足そうに微笑んだ。 すごいなと思った。 何一つ具体的にしないで内容を伝えるのだから。 これが噂に聞く京の言葉文化なのだろうかと。 ひところ、「NOといえる日本人」という本が話題になっ

      • 長嶋茂雄さん

        ペンネーム Mr.K 日本人で一番好きな人を上げるとしたら 長嶋さんを挙げたい。 この国でこれほど愛される人は他にいるだろうか。 アンチ巨人でも長嶋さんファンというケースは多い。 最後に記す本旨の前に、 長嶋ファンの私から少しエピソードを語らせて頂きたい。 よく知られているように、 その1年目のデビュー戦においては、国鉄スワローズのエースで前人 未到の400勝投手金田正一氏に、4打席4連続三振を食らい、 「プロの洗礼」を受けた。 これ以下ない、とっても悲惨なデビューからそ

        • 呆気にとられた話

          ペンネーム Mr.K この話は事実である。 もしや、この話を書くことで、 私が京都の女性に偏見をもったと思われるかもしれないし、 すべての女性に当てはまる話ではないと反発をくらうことも予測される。 しかし、ここに記そうと思う。 起こったことは、なにせ事実なのだから。  京都のbarで、その女とは隣り合わせた。 聞くと老舗のひとり娘だという。 女はグラスが空になる頃に囁いてきた。 「じつは、今日、お金を使い果たしちゃって、  もう、持ち合わせが全然ないんです。  ご馳走して

          年賀状

          ペンネーム Mr.K 昨日、ニュースを見ていたら、 年末の年賀状用紙の作製が始まったと伝えていた。 もうそんな時期が来ているのだと思った。 私の実家は商売をしていて両親共働きだったのだけれど、 その商売上の付きあいもあり、年賀状の作製数は500枚を 越えていた。そしてその作製は母の仕事であった。 もちろん、印刷で作製もできたのだけれど、 毎年、母は手書きにこだわった。 当然、作製労力は大変なもので、連日、仕事終わりの時間、 深夜までかかって筆を走らせていた。 毎年この時期

          手形

          ペンネーム 金星人 この写真は、17歳のときに撮影しました。私は現在40歳代ですので、かなり昔ですね。当時、写真部員だったので、学校の暗室で自分で現像しました。高校生というのは、無気力で写真部に入っていてもだらだらと部室にいるだけ、という人が多く暗室の掃除もろくにやらない、誰かがやってくれるだろう、という感じで、自分だけ暗室をきれいにしていました。 札幌で毎年開催されていた「日本カメラショー」に行ったとき、オリンパスのブースで24mmレンズを自分のカメラに装着すると、風景

          コクワの実

          ペンネーム Mr.K  深夜に故郷の場末のスナックを覗くと、 カウンターのTさんが赤い顔をして振り返った。  Tさんには私の一つ年下の息子と四つ年下の息子がいて ふたりは空き地で毎日遊んだ近所友達だった。  当時の近所づきあいはじつにオープンで、今では信じられないが、人の家でも勝手に上がり込んで部屋の漫画なんかを読んだり、 お菓子を無断で食べたりしていた。 これは近所づきあいというより、私が厚かましかっただけかもしれないが、ただその頃にはそういうのが許されるような風土があ

          札幌の公園

          皆さん、おはようございます。セコンドのメンバーA.Hです。 わが街札幌は公園が多いです。しかも、広々とした。写真はモエレ沼公園です。イサム・ノグチが設計しました。モエレ沼公園は自分の住んでいる手稲区からは遠く、自動車で行きましたけれど結構時間がかかりました。札幌市の広さを実感できました。写真はピラミッドみたいなところを、当時の施設の指導員が登っている様子です。自分は体重が重いので登りませんでした。公園にはガラス張りの建物や変わった噴水などがありました。噴水は独特でおっかなかっ

          ローマの休日

          ペンネーム Mr.K  初めてローマの休日を観たのは大阪なんばの名画座であった。 雑誌を何気なく見ていたら、リバイバル上映の情報を見つけた。 さっそく、当時付き合っていた彼女を連れ出し観に出掛けた。  その頃はレンタルビデオ全盛の時代で、 たいがいの映画はビデオで観ることができたのだが、 何故かこの映画だけは映画館で観ようと心に決めていた。  当時は、名画座は二本立ての興行という形で上映されることが 多かったのだが、もう一本が何だったのかを今は憶えていない。 それほど

          ハーレー・ダヴィッドソン

          ペンネーム Mr.K  Sさんは私の小・中学生時代の同級生の父親である。 また、私の母親の同級生でもある。 Sさんは、高度成長期に大きな都市間の中間地点に、 先駆者としてドライブインを興し、 モータリゼーションの波にも乗り大きく成功した。  ある日、Sさんが学校の同窓会のお開きの後、 私の母親と鮨屋で一緒にいるとのことで電話を頂き、 私を店に誘ってくれた。  店に着くとSさんは赤ら顔の笑顔で迎えてくれ 鮨を振舞ってくれた。  そして諭すような口調で語られた。 「

          ハーレー・ダヴィッドソン

          嘘みたいな本当の話

          ペンネーム Mr. K    嘘みたいな本当の話。 私が通っていた、安全運転指導すべき自動車教習所の教官が 交通事故で亡くなった。  長距離トラック運転手経験者のその教官の学科講義は、 車の話はもとよりタメになる実学的な話まで展開し、 その内容はいつも深く興味をそそられるもので、 いつもわくわくしながら講義が始まるのを待ったものだった。    曰く、 女性ほど大きな車に乗ったほうがいい。 なぜなら、数多くの人を教習した経験からいって、 多くの女性は反射神経の面において優れて

          嘘みたいな本当の話

          飼い猫のシマ

          こんんちは。継続支援セコンドのメンバーA.Hです。 写真のネコは小樽の観光地の「かわいい猫の店」という所のネコで本文とは関係ありません。失礼いたしました。 家で飼っていた猫が20才10か月で天国へと旅立ちました。名前はシマと申します。シマは元野良猫で小さいときに家にやってきました。飼いはじめたときは飼いかたが分からず、シマがお腹がすいてもエサのやり方もどうやっていいのかわかりませんでした。シマは最初食パンをかじっていましたが、よっぽどお腹がすいていたようでした。ホームセンタ

          偶然の確率

          ペンネーム Mr.K   千葉県の松戸市。 降りしきる雨。 日曜日の夜21:00。  誰もいない雑居ビル2FのBar。 「今日はお手上げだ」と嘆く店主。   私は口元をゆるめて話しかける。  「オレには不思議な現象が起こるんだがね、   それは、オレが店に入ると、なぜか続けて客が入ってくるんだ。」  「この状況でも?」  「うん。じゃ、ちょっと賭けをしようか。   これから30分以内に客が3組入ってきたら一杯ごちそうしてくれ。   もし来なかったら一杯ごちそうしよう」

          寿司食いねぇ~

          北海道といえば海産物!海産物といえば刺身!刺身といえば寿司! 内地の人が北海道のお寿司を食べるためだけに飛行機でこちらに来るぐらい北海道のお寿司は美味しいみたいですね。 北海道のお寿司と言えばここ!と僕が思っているのが「なごやか亭」という回転寿司のお店です。 ネタが大きい!こちらは秋刀魚です。 寿司屋なら寿司食えよ!ザンギです。 北海道版の唐揚げですね。もう大分全国的にも有名かな? うまい回転寿司屋はザンギもうまい! ようやく来ました!僕の大好物、サーモンです。

          寿司食いねぇ~

          「雪かきはクリエイティブ」

          こんにちわ。継続支援セコンドのメンバーでチャーリーと申します。北海道の楽しい季節・冬ももうすぐ終わりです。スキー場がすぐそこにありながらこれといったウィンタースポーツをしない私ですが、冬の何が楽しいかというと雪かきです。 マンション住まいなので毎日する必要はなく、それで苦痛に感じないのかもしれません。なので職場などで雪かきが必要な時は率先して引き受けます。雪かきはとても頭脳的な作業です。 玄関前や駐車場に積もった雪を見てまずプランを建てます。北海道といえども土地は有限です

          「雪かきはクリエイティブ」

          太く短く

          ペンネーム Mr.K  「太く」「短く」生きたいという男がいる。 何かの医師の文で読んだが、そういうことを言う男に限って 人生末期にジタバタするそうである。  彼は健康に留意することなく、食べ物に無頓着で大食している。 食品添加物に関して話したら、 「そんなものは気にしない。」とのこと。  はたして彼は、短く生きるとして、太く生きられるのだろうか。 食品添加物を知らぬほど摂取し、健康を害した人間が、 太く生きられるのだろうか。 いや、そういうことはないだろう。 そうすると彼