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絵を見る力 - 経験が大切 -

「上手な絵と下手な絵」の見分ける力を養うには、

絵画、彫刻、ガラス、人形、書、漆、陶器など美術品をたくさん鑑賞することと、自分が絵を描いたり、デッサンをしてみることも、鑑賞眼の力をつけることになります。

と書きました。
それでもまだ具体的ではないですよね。

絵画はそれぞれの好みですから、料理の味付けと同じで、行列を作っているラーメン屋さんに並んで食べたら、あまり美味しいと思わなかった、なんていう経験をしたことがあると思います。

では絵画はどうでしょう。
食べ物と同じ嗜好品ですから、自分の好みじゃないからといって、それが下手な絵と決めつける訳にはいきませんよね。

公募展の審査は、
審査員の好みで当落が決まることも多々ありますが、それを超えるには
基礎や表現力、デッサン力を磨くことが必要なのです。

自己流で良いのです。

たくさんの経験が眼力を養ってくれるからです。

上手に描けないけど、良い作品を判別する力は、気づかないうちに養われていくのです。

昔の有名な画家の作品のなかにも、「なぜこの配置?」と首をひねるものもあります。

それは、たぶん私がその域に達していないからだと思い納得する理由にしています。

昭和の時代は演歌が売れた。歌手と言えば「演歌歌手」のことを指した時代があった。現代はどんなに歌が上手でも演歌はあまり注目されない。

浪花節、浪曲などもそうだが、絵画にも浪花節や浪曲がある。

ミクストメディア、
アニメ、
水墨画、
花鳥風月、
写実画、
キュビスム、
フォービスム、
抽象画・・・・・

この中には、今の時代ほとんど市場に出ない技法もありますね。

それでは次回をお楽しみに。
ごきげんよう。

林 敬三

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