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何故自己評価が低くなるのか

こんにちは。
メンタルケアラーカウンセラーの西岡です。
本日は「自己評価についてお話したいと思います。


自己評価、と聞いて何をイメージしたでしょうか。
例えば新しい環境での自己紹介とか、就活の時の自己推薦状とか、何かしら必要が生じる場面を想像したかもしれません。
または自信が持てない時に、自分に対する自己評価の低さに落ち込んだり、ということもあるかもしれません。

好んで自分で自分への評価を下げる人はいないでしょう。
しかし胸を張って誰に対しても「私は自己評価が高いです」といえる人も少ないです。
謙遜が良しとされる日本だから、ということを差し引いても、中々自分で自分を高く評価出来ません。

なぜ、自己評価は低くなってしまうのでしょうか。


【その①】周囲からの評価による影響

一番は、周囲からの評価、もっと言うと不当な評価を幼い頃から受け続けて、その他者評価を「自己評価」と思い込んでいるケースです。
自分で自分に対して判断を下すことが出来ないくらい小さなころから、周囲の大人に「お前はドジだ」とか「そそっかしい」とか、場合によっては「頭が悪い」などと言われ続ければ、それがそのまま自分の属性だと思い込んでしまってもおかしくありません。

【その②】理想が高過ぎる

もう一つは自分が掲げる理想が非現実的なほど高い場合です。
分かりやすいのは若い女性の痩せ願望です。芸能人やモデルのような体型を「標準」と思い込み、健康的な自分の体を肥満体型と誤解して過度なダイエットに励んだり、モデル体型になれない自分を卑下してしまったりします。
他にも有名人の飛び抜けた業績と自分の現状を比較したりします。今20代の人が大谷選手の年俸と自分の年収を比較して落ち込んだり、みたいなものです。

【その③】完璧主義

完璧を目指す、というとストイックな努力家のようなイメージがあるかもしれませんが、自己評価に悪影響を与える完璧主義は努力する過程よりも自分にパーフェクトを求めすぎほんの少しの誤差も許さない状態です。
人間ですから、何一つミスをせず生活することなどできません。
しかし行き過ぎた完璧主義者は、目標を達成することよりも「ミスをしないこと」に重きを置き過ぎて気を張っています。
緊張状態が続くことで余裕がなくなり普段よりもミスをする可能性が高まります。そしてミスをする。そして落ち込んで、自分への評価を下げてしまうのです。

【対策】自己評価は結果

自己評価とは、色んな挑戦や努力をした結果に過ぎません。
高くなければいけないわけでも、低いから何も出来ないというものでもありません。
自分に求められた役目を全うしたり、自分が立てた目標を達成したときに感じる感情です。
自己評価、最近は自己肯定感という言い方が多いですが、「高い状態」を目指すよりもまずは今やれることを自分らしく勤め上げることが必要です。
その習慣が繰り返されれば、気が付けば自己評価も自己肯定感も高くなっているでしょう。


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