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働く人のメンタルヘルスのために

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毎日お仕事お疲れ様です。 働く人のメンタルヘルスに役立つコラム・情報をまとめました。 気を付けること、いざという時に活用できる制度やサービスなど、更に更新していきますのでよろしく…
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#メンタルトレーニング

【動画つきコラム】スルースキルを高める

こんにちは。メンタルケアラーカウンセラーの西岡です。 本日は「スルースキル」についてお話したいと思います。 なぜ他人の言葉をスルーできないのでしょう。 それは自分の領域が侵されているのに、それに気づいていないことへの違和感です。 なぜ自分の領域が他人の言葉で侵されるのか、というと、反発を感じつつも自分の中でその言葉を拒絶しきれずに受け入れてしまっているからです。棘が刺さってるのに抜くことが出来ずに痛むような感じです。 ではどうすれば言葉の棘が抜けるのか、または刺さらずに過

自責思考から抜け出すヒント

自責思考が染みついてしまって苦しんでいる人は多いのではないでしょうか。 自分が悪くない時まで、俗に言う「電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも」全部自分のせいだと考えてしまう傾向。 出来れば抜け出したいですよね。 抜け出すヒント、長所としての活かし方を考えました。 1.自責思考の定義何かが起きた時、特にネガティブな結果になったときに「悪いのは自分だ」と考える傾向、習慣を持つ人のことです。 原因が自分にある、と考えることで、 次はどうすればいいか 自分はどんな状況で何を間

気分が落ち込んだ時の対処法 ①仕事編

毎日何時間も取り組まなければならない仕事は、落ち込むことの連続です。 嬉しいことなんて振り返っても数えるほどしか覚えていない。 疲れていれば行きたくないし、気持ちが落ち込んでいれば尚更です。 仕事で気分が落ち込んだ時の対処方法について、考えてみました。 1.落ち込んだ時に必要なこと①自分を責めない 仕事上でのミス、失態の大小にかかわらず、気分が落ち込むようなアクシデントが起きれば、人は誰でも自分を責めてしまいます。 中心人物なら尚更、そうでなくても「もっとうまく立ち回る

×自分に厳しく ○自分を律する

小さな時から「自分に厳しくありなさい」と叩き込まれてきませんでしたか? 恐らく年代関係なく、物心つくころから、優しさよりも厳しさのほうを優先させられて来たのではないでしょうか。 では、自分に厳しく、とは、どういう状態を指すのでしょうか。 他のことは必要ないのでしょうか。 必要なのは「自分に厳しく」ではなく、「自分を律する」ことです。 1.自分に厳しくするだけだとどうなるか自分に厳しくするとは、具体的にどんなことでしょうか。 甘えを許さない 常に正しい行動をとり続ける

自己肯定感にまつわるQ&A

自己肯定感とは、ではいざ取り組もうとすると「とっかかり」が難しいテーマです。 Q&A方式に対策をまとめてみました。 ①自己肯定感が低いのはなぜ?自己肯定感とは「今の自分はこれでOK」だ、と、現状の自分を受け入れる感覚のことです。 「今の自分ではOKではない」と感じているから、自分で自分を肯定出来ずに、「自己肯定感が下がってしまう」のです。 自分のどんな部分を「OKではない」と思うのか、を、探ってみましょう。 ②どうしても自信が持てない 病気?自分で自分に自信が持てない状態

やる気を育てよう

今日も学校に家事に仕事にお疲れ様です。 やらなきゃいけないこと、やりたくないこと、やったほうがいいこと、ってたくさん思いつきますよね。 でもなかなか手を付けられない…… このとき不足しているのは「やる気(モチベーション、動機づけ)」です。 では、やる気を増やす・育てるにはどうすればいいでしょうか? 1.やる気の特徴①波がある 同じことを対象としても、やる気が出る時と出ない時があります。 出ない時が「悪い」わけではありません。 そもそも波があるものなのです。 ②人それぞ

不安を予言化しないためには

不安は、人間が命を守るために反射的に感じる感情です。感じないようにすることは命を危険にさらすことです。 しかし、不安に心が乗っ取られると、その不安が現実化します。 不安が「予言」になってしまうのです。 では、どうすれば不安を現実化せずに、自分を乗っ取られずに済むでしょうか? 1.不安は「黄色信号」不安は、生物が外的や生命の脅威に備えるための信号です。 「恐怖」が赤信号なら、「不安」は黄色信号です。 交通信号が黄色になれば、人も車もストップします。同様に、不安を感じることで

思いを言語化する

思いとは、かなり幅広い概念です。 反射的に思い浮かぶ感情、感覚や、いつも考えている思考、信条、モットー、将来の夢ややる気、悩みなど様々です。 その中には、ずっと感じ続けているものの、ハッキリと言葉に出来ないものがあります。 得てして「ハッキリと言葉に出来ないもの」の中に、大事なものが隠れています。それが「ストレス」の正体です。 言葉に出来ないストレスは、言語化することで解決しましょう。 1.言葉にしない習慣ちょっとした不快さ、不満、イライラ、怒り、不安、焦りは、自覚され

心の免疫力を高める方法

前回「心の免疫機能」についてのブログをアップしました。 心も体同様免疫機能が正しく動作していると、ストレスをコントロールできます。 では、心の免疫力を高めるにはどうしたらいいか、を、考えてみました。 1.自然免疫を高めるには?体の自然免疫=先天性の免疫力とは、 持って生まれた性格 特性 生活環境 活動環境 などに相当するでしょう。 持って生まれたもの、または自分だけの力で変えることが難しいものが多いと思います。 そうしたものを自分にとってプラスになるものへ変える

元気の源をつくろう

「○○が自分の元気の源!」というものが、誰でも1つ2つあると思います。 食べ物、人、場所、エンタメ。 例えばペットとか、お風呂の時間とか、「推し」と言うのも大きいです。 でも忙しいと、「元気の源」の存在を忘れてしまいます。 元気がない時に「そうだあれがあった!」と思い出せるようにしておきましょう。 1.すぐに目に付く場所に用意しておく元気の源が何なのかに拠りますが、必要な時に思い出すためには、目に付く場所に用意しておく必要があります。 自分の生活パターンを振り返り、どこ

褒められ上手は生き上手

褒められるのって嬉しいけど、対応が難しいですよね。 持って生まれたものも、努力の過程も、成果も、持ち物や家族友人に対するものでも。 つい「そんなことないです」って言っちゃってませんか? 二重にもったいないので、今からやめましょう。 そして「ありがとう(о ̄∇ ̄)/」と言いましょう。 1.親しき仲に謙遜なし大人には、謙遜の美学がありますよね。 褒め言葉だけでなく、他者から何かをもらったり申し出てもらった時、一度は辞退するのが礼儀だと言われます。 初対面の相手や、格式の高い

やる気は絶対に必要?…ではない

やる気が出ないから出来ない。 そう、私もよく心の中で呟いてます。たまに声にも出ます。 そうすると「だよね~」と同意してくれる人がたくさんいます。嬉しいのでしょっちゅう言ってるかも。 でも「やる気」ってどこから来るんでしょう。無いと駄目なもんなんでしょうか。 やる気とは、何かをする前に必要なのではなく、やってるうちに出てくるものではないでしょうか。 1.やる気が出ないのにやらなきゃいけないこれに尽きると思います。 「やる気が出ない」=今やりたいと思わない、やる意義がわから

問題の本当の大きさを知る

何か問題(アクシデント、悩み事など)が起きた時、それの本当の大きさを知ることが出来ている人は少ないのではないでしょうか。 目に見えるものではないし、人によって問題の捉え方は違います。 しかしだからこそ、「自分にとってその問題は大きいのか小さいのか、どんな意味を持っているのか」をきちんと把握することが、問題解決への道を作ってくれます。 1.問題を過小評価するときその問題を、 「大したことではない」と甘く見ている 楽観視しすぎてる 他の問題と向かい合うことを回避するため

大事なのは「納得」

「〇〇、やめれば?」 と言われるものって、誰でも一つくらいありますよね。 私はコーヒーかもしれません。たまに飲み過ぎる… でも「分かっちゃいるけど」というのが、止められない当人の言い分でもあります。 こういう時に必要なのは「納得」ではないでしょうか。 1.「~であるべき」は何の役にも立たない 理想や正論は世の中いくらでもありますが、大人ならその正しさはよく分かっているはずです。 タバコは体に良くない、運動したほうがいい、野菜をたくさん食べよう、夜更かしより早起きのほうが効