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働く人のメンタルヘルスのために

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毎日お仕事お疲れ様です。 働く人のメンタルヘルスに役立つコラム・情報をまとめました。 気を付けること、いざという時に活用できる制度やサービスなど、更に更新していきますのでよろしく…
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#マインドフルネス

「諦める」とは前進の一歩:新たな道を開く方法

何かを諦めた経験は、大人なら何度かあると思います。その時はもしかしたら落ち込んだり自信を失ったりしたかもしれません。 何かを長く目指し続けていたり、ずっと執着していたことを諦めると少なからず喪失感を覚えます。 どちらかと言えばネガティブに捉えられがちな「諦める」という選択は、実はポジティブ志向と直結しています。 今が辛いなら諦めるほうが得策です。諦めることのメリットと方法、ネガティブな諦めとの違いについて解説します。 1.諦める、とは①仏教の「諦観」 仏教には「諦観」とい

自律神経をケアしてメンタルを整えよう ②食習慣と日常場面

前回は「自律神経とは」について、うつ病と比較したり交感神経や副交感神経の役割を含めて考えてみました。 自律神経とは自動的に働いてくれるため、止めたり動かしたりを自分で決めることが出来ないけれど、生きていく上でとても重要な役割を担う「縁の下の力持ち」です。 今回は、その大事な自律神経を崩さないために毎日の生活で出来ることを考えてみましょう。 1.食習慣で出来ること①一口をゆっくりたくさん噛む 「一口につき30回嚙みましょう」 というのを、子どもの頃親から言われたことはあ

脱・ネガティブ思考の道

ネガティブな感情や思考が生まれること自体は誰でもあるものですが、四六時中否定的な思考や不安、暗い想定に縛られるのは辛いです。 では、長期的な対策として、脱・ネガティブ思考するにはどうすればいいか、を、考えてみましょう。 以下の4つの要素が中心となります。 1.マインドフルネス当ブログでも何度も登場する「マインドフルネス」ですが、定義としては です。 人の思考や意識は、気を抜くとすぐに過去や未来など、自分が直接どうにかすることが出来ない時空に飛んでいきます。 何か問題が起

ネガティブ感情のトリセツ

ネガティブかポジティブかは関係なく、感情とはその場の状況に応じて自動的に湧き上がってくるものです。 ポジティブなものだけ拾い上げて、ネガティブなもの(自分に不都合なもの)は全部消去する、ような便利な機能は人間にはついていません。 自然に沸き上がり、強力で、あとまで残るネガティブな感情をどのように取り扱えばいいのか、を、考えてみました。 1.ネガティブ感情の種類ネガティブな感情とは、どんなものがあるでしょうか。 怒り、緊張、不安・恐怖 苛立ち、焦り、妬み 悲しみ、孤独

思いを言語化する

思いとは、かなり幅広い概念です。 反射的に思い浮かぶ感情、感覚や、いつも考えている思考、信条、モットー、将来の夢ややる気、悩みなど様々です。 その中には、ずっと感じ続けているものの、ハッキリと言葉に出来ないものがあります。 得てして「ハッキリと言葉に出来ないもの」の中に、大事なものが隠れています。それが「ストレス」の正体です。 言葉に出来ないストレスは、言語化することで解決しましょう。 1.言葉にしない習慣ちょっとした不快さ、不満、イライラ、怒り、不安、焦りは、自覚され

マルチタスク

 最近(でもないか、結構前から?)求められるスキルですね。  一度に同時進行で二つ以上のことをやる、または一つのタスクだけでなく、同時期に複数のタスクを抱えてバランス配分しながら進めていく、みたいな。パソコンがマルチタスクなったあたりから、人間にも適用された用語かもしれません。  これは得意不得意があって、同僚のAさんが出来るから同じ部署の同年代のBさんも出来る、というものではない。のに、「〇〇が出来るんだからお前も出来るよな?」的に求められる、そして要求することが要求する