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働く人のメンタルヘルスのために

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毎日お仕事お疲れ様です。 働く人のメンタルヘルスに役立つコラム・情報をまとめました。 気を付けること、いざという時に活用できる制度やサービスなど、更に更新していきますのでよろしく…
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#メンタルケア

【動画つきコラム】スルースキルを高める

こんにちは。メンタルケアラーカウンセラーの西岡です。 本日は「スルースキル」についてお話したいと思います。 なぜ他人の言葉をスルーできないのでしょう。 それは自分の領域が侵されているのに、それに気づいていないことへの違和感です。 なぜ自分の領域が他人の言葉で侵されるのか、というと、反発を感じつつも自分の中でその言葉を拒絶しきれずに受け入れてしまっているからです。棘が刺さってるのに抜くことが出来ずに痛むような感じです。 ではどうすれば言葉の棘が抜けるのか、または刺さらずに過

自信をつける ~成功体験の積み重ねが自信への道~

自信を持つことが出来たらいいな、とは多くの人が感じている悩みです。 しかし実際に自信を持とうと思っても、具体的に何をすればいいのか分からず戸惑ってしまいますよね。 色んな方法がありますが、手がかりの一つが成功体験です。 この記事では、日常生活の中の小さな成功体験を通じて、自信をつける方法について解説します。 1.成功体験を活かして自信をつける仕組み①自分の強み・長所を活かす場面を作る まず最初に探すのは「自分の強み・長所」です。 強み=自信ではありません。 例えば「英語が

自分の強みを活かしたストレスケアプラン:エコマップから学ぶ

セルフケア・メンタルケア・ストレスケアの重要性は分かっていても、中々取り組めない方は多いと思います。 何か新しいことに取り組もうと考えると、どうしても億劫さや「後でいいや」と考えてしまいますよね。 ですが今までどうにか出来ていた事実を思い出すと、「新しい何か」は本当に必要でしょうか。 今回は、既にご自身が持っているものや強みを活かしたストレスケアプランの立て方をご紹介します。 1.ストレスケアに「特別な何か」は必要ない①ストレス源の多くは「慣れない何か」 人がストレスを感

心が弱っている時に自分を愛する方法

-自己愛とストレングスの再発見- 「何となく落ち込む、自分はダメだと思う、そう考えるのも良くないと分かっているけど…」 と、心が弱ってしまうときありますよね。自己否定も追加されてダブルパンチです。 そういう時こそ「自分を愛するケア」が効果を発揮します。 弱さを受け容れて、心を修復し、自信を取り戻すステップをご紹介します。 1.心が弱っている→自分を愛する状態へのステップ①心が弱って辛い状態 何か大きな出来事や問題が起きたわけではなくても、日々の生活の中で降り積もってい

現実を前向きに受け入れる5つのステップ

ここで取り上げたいのは、思考・感情としての「現実を受け入れる」方法です。 過重労働やハラスメント、暴力などがある環境からは即離れましょう。 受け入れる、とは、甘んじる・我慢することではありません。 「ある」と認めることです。 1.現実を受け入れるのは「スタート地点」こんなに苦しんでいるのに受け入れていないなんておかしくない? と思われるかもしれません。 ですが、 「こんなことでいちいち泣いたり悲しんだり怒ったりするなんて、自分はなんて未熟なんだろう」 「他の人ならこんなこ

アドレナリンとメンタルヘルス:バランスを保つための管理方法

メンタル管理において「セロトニン」はよく話題に上がりますが、脳内分泌ホルモンは他にもいろいろあります。 その一つがアドレナリンです。 アドレナリンって何でしょうか。メンタルにどう作用して、どのように自己管理できるか、考えてみました。 1.アドレナリンとは?所謂「やる気スイッチ」の元ですね。 不安や恐怖はあるものの、「やるぞ!」という気持ちで向き合うことで乗り越えることが出来ます。 やる気スイッチを押すだけでなく、不安や恐怖、危機状態に対して体の準備を整えます。万が一そこか

自分軸を立てよう

毎日の選択に迷ったり、誰かに強く言い負かされて不安になったり、自分がやっていることに自信が持てなくなったり。 誰もが感じるこうした悩みを改善していくためには、「自分軸」を立てることが役に立ちます。 では自分軸とは何でしょうか。 1.自分軸とは「こういう人間でありたい」という自己像です。 例えば看護師なら「患者の痛みに近くで寄り添う看護師でありたい」のような感じですね。 「どんなふうに何をする」というように、動詞+副詞で表現されることが多いです。 「どうあるべきか」という

苦手な人との付き合い方 7ヶ条

生きていれば苦手な人とも関わらざるを得ない場面が出てきます。 多くは仕事ですね。または学校関係者でも、義理の家族などでもいるでしょう。 「やむを得ざる関係」は自分では選べません。 どんなに苦手でも、一切かかわらないということも難しい。それが出来るならとっくにそうしていますよね。 苦手な人との付き合い方を7つのポイントにまとめました。 その1:相手を好きにならなくていい真面目な人は、たとえ相手が苦手なタイプでも自分に嫌なことをしてくる人であっても 「相手にも良いところがあ

やる気を出す仕組みとは

疲れていたり眠かったり、嫌々やっているようなことに「やる気を出そう」としても難しいです。 それでも「やる気」で自分を奮い立たせようとするのは、それがあると効率も結果も全然違うことを自分で知っているから。 ではそもそも「やる気を出す仕組み」って何でしょうか? 1.やる気とは?「やる気」という言葉は色んな類似語があります。 モチベーション、動機、意欲、気力、元気、活気、熱意……。 何かに対して前向きに能動的に取り組もうとしているような姿が想像できるでしょう。 ここでは「動機づ

心の衣替えをしましょう

6月になりましたね。 2023年も早くも上半期終了です。 6月からクールビズになる職場とか、夏服に切り替わる学校は多いと思います。 冬と比べて薄手だったり袖の短い服を多用するように、気持ちも「夏仕様」に切り替えていきましょう。 具体的には、上半期の振り返り、新年度以降の緊張解消です。 ≪上半期の振り返り≫仕事に限らず、新年を迎えた時に決めたことが何かあったと思います。 資格取得、ダイエット、貯金、○活、など。 しかし色んな事情で思ったように進んでいなかったり、もっとやりたい

五月病対策は「自分回帰」

大型連休が終わり、またいつもの毎日が再開します。 休むのも仕事するのもいつものことなのに、普段以上に心や体の準備が必要な気がしてしまいますよね。 これからの時期、心配なのは五月病です。頑張った人ほど気を付ける必要があります。 五月病への備えは「自分回帰」です。 1.五月病とは五月病とは通称で、正式な病名ではありません。 新年度以降の環境変化への適応のために心身が疲弊したりストレスがたまっている場合。 または環境変化への適応がうまくできずに体調やメンタルに不調を抱えてしまっ

愚痴を言うときの作法

先日、愚痴を聞く時の対処法についてアップしました。 今回は、愚痴を言うときの注意点や「上手な愚痴」とはどんなものか、について考えました。 1.愚痴を言う前の下準備①今一番強い感情は何か 愚痴を言いたくなる時とは、何か強い感情に突き動かされている時であることが多いです。 怒り、悲しみ、落ち込み、ショック、恥ずかしさ、など。 愚痴は衝動的にこぼれ出てくるものですから、整理して話すのは難しいかもしれませんし、話しているうちに色んな出来事が数珠つなぎに想起されて、色んな感情

我慢は「心」に毒

日本人はとかく我慢が大好きです。 忍耐、耐え忍ぶ、石の上にも三年、忍の一字、辛抱強い。 少しずつ薄れ始めていますが、それでも我慢することの美点ばかりが取り上げられることのほうが多いです。 しかし我慢は体だけでなく心にも毒です。 どうして毒なのでしょうか。 我慢しないためにはどうすればいいでしょうか。 全ての我慢が毒なのでしょうか。 1.どうして我慢は毒なのかまず、シンプルに「しんどい」ですよね。 『今我慢している』と実感するときは、痛みや不快感、不安、怒り、苛立ちのような

季節の変わり目の不調 ②対策・治し方

前回は季節の変わり目に何故調子が悪くなってしまうのか、の理由について考えてみました。 後編では、不調への対策(予防)と、もし調子が悪くなってしまったらどうやって復調すればいいか、について考えたいと思います。 1.対策①:自律神経ケアをしよう春先の気温・気候の変動が自律神経の乱れを招く、とお話ししました。 自律神経が乱れると、生活リズムが崩れます。一番影響を受けるのが睡眠です。 睡眠がきちんととれなくなると、血流が悪くなって全身が栄養失調気味になり、免疫力が落ちて、日中の疲労