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ヒッチハイクで北海道一周?【3日目】

朝の知床

朝日を見たかったので4時ごろに起床。
でっかい岩に登る。
岩を独り占めして、叫びまくろうと思っていた。
だが、すでに同じ目的であろう人たちが四、五人集まっていた。
とにかく朝日が綺麗だった。

最高の朝

僕が寝ていた道の駅のそばにはセブンイレブンがある。開店は6時から。朝日を見終わったあと、時間があったので、セブンのコーヒーを飲もうと思った。現在、5時半。あと30分は何もすることがなかったので、セブン前で開店を待つことにした。

コンビニに並んだのは人生初かもしれない。人生初が多いこの旅、もっといろんな経験をしないとな。と思わせてくれる。

開店直後にお店に入る。コーヒーを注文する。

近くのベンチで飲む。天気は快晴。人は全くいない。自分だけの世界。コーヒーがまたうまい。温まる。最高の朝。

「これ以上の朝が今後ぼくに訪れるのだろうか」

そう思った。

オシンコシンの滝でヒッチハイク

朝ご飯を食べても、6時半。この時間は車が全く通っていないので、ヒッチハイクのしようがない。
なのでオシンコシンの滝まで散歩がてら歩いて行くことにした。

オシンコシンの滝に到着。そこでヒッチハイクスタート。目的地は網走方面。できれば、網走監獄へ。

駐車場に停めている人に話しかけまくる。

とある女性が、「じゃんけんに勝ったらいいよー」と。
これは負けられない。

じゃんけんぽん!

負けてしまった。。。。。。

「まじかー、くそー」とぼくは嘆く。

すると、「いいよっ!!」とやさしい声で言ってくれた。

その人の家族の車に乗ることになった。その家族は大阪から観光で来ていて、初の北海道旅行。ちょうど網走監獄に行くとこだったという。天に続く道にも連れて行ってもらった。綺麗だった!

北海道のありきたりじゃないお土産を教えて欲しいといわれて、少し困った。
一応、チーズオムレットとチーズマンを紹介したけど。自分のセンスが問われてる気がした。ずっと北海道にいると北海道のお土産を食べる機会がなかなかない。自分の土地のことをもっと知らないと!と思った。北海道においても日本においても。

大阪人はフランクで話しやすくて、みんな面白くてとてもたのしい。大阪に一度住んでみたい。

網走監獄にて

大阪の家族に網走監獄まで乗せてもらい、入場券まで買ってもらった。お世話になりすぎた。ありがとうございます。おまけに大阪に来たら連絡してとか言ってもらった。親切心の塊。自分もそんな人になりたい。

小6の息子くんが札幌に来た時は案内するし、家に泊めるし、一家総出でもてなそうと思う。

網走監獄ではゴールデンカムイをまだ読んでない自分を憎んだ。まあ少し勉強になったからいいけど。もう読みたい漫画がたくさんだ。

網走でのヒッチハイク

網走監獄から少し歩いたローソンの前でヒッチハイクを開始した。
目的地は紋別まで。紋別はその時はじめて存在を知ったくらいの町。

ほんとは宗谷岬に行きたかったけど、いきなり目指すのは無謀すぎるからその通過点としてちょうどいい場所として紋別にした。

ここでのヒッチハイクもなかなかに苦戦した。
車ですれ違う時に「がんばって!」って口ずさんでくれる人が多くて、心が温まる。お菓子を差し入れしてくれた人もいる。

しばらくして、一台の車が止まってくれる。

車好きのお兄さん

かっこいい車に乗ってるお兄さんが止まってくれた。車で北海道一周がちょうど終わり、旭川へ帰るとこだったという。紋別は完全に違う方向である。なのに乗せてくれるという寛大さ。あざす。

ヒッチハイクして得たものの一つに車についての知識がある。
小さい頃から車に全く興味がなく。こんな車に乗りたいなども全くない。移動できればいいでしょ程度に考えていた。全然軽トラ生活でよかった。だけど、今回のヒッチハイクを通して車に少し興味をもつようになった。

お兄さん曰く、ぼくは86(ハチロク)という車を乗り回してそうだと。調べて見たらかっちょいい。将来これに乗ってるかもしれない。86って名前がいいよね。

車についての話をしているうちに紋別に到着した。

紋別で

16時くらいに紋別に到着したが、そこから移動するかどうか悩む。まあとりあえず道の駅にでもいくか。
そう思い、Googleマップを開くと、徒歩58分っ!!
遠すぎる。まあ行けなくはないけど。この辺でヒッチハイクするなら大体道の駅だよな。と思ったので、行くことに決定。

ぼくはある作戦を思いつく。

それは『道の駅に歩いていきつつ、あった人に道の駅を場所を訪ねる。』という簡単な作戦。

ぼく「すみませーん。道の駅ってこっち方向であってますよねー??」
地元民「道の駅まで歩いて行くの!!遠いよ!」
ぼく「そーなんですか!!」
地元民「じゃあ送ってくよ!」
ぼく「わーい」

この理想の流れでいけるようにあったひと全員に話しかけようと思った。

ロック爺ちゃんに遭遇

農作業をしている第一地元の人発見。
早速声をかける。

ぼく「すみませーん。道の駅ってこっちであってますかね??」

ロック爺ちゃん「私は、小中もろくに通ってなくて、耳も悪いです。大きい声で言ってください。」

そんな出会いだった。
ビニールハウスの中に手を引かれて入る。
ぼくの自己紹介をするといきなり問題を出される。

『アラビア数字1〜10までかけるか?』

ぼくはかけなかった。

答えはふつうの数字、1とか2とからしい。
答えられなかったのが悔しかった。
それからも問題は続く。

『ノーベル賞を作った人は?』

これは知ってる。

ぼく「ノーベル」
ロ爺「なにぃ〜?もごもご喋んないで、もっとハキハキ喋れ!」
ぼく「ノーベル!」
ロ爺「あぁ〜??」
ぼく「ノーベル!!!!!!!」
ロ爺「まる」

これが1時間強つづいた。


問題の難度がむずめだし、わかったとしてもその単語をでっかい声で耳に向けて叫ばなければいけない。これが夜までずっとつづく。
何問かおきに、「どうだ。少しは勉強になったか?」とドヤ顔で言ってくる。

めちゃめちゃうざかったけど、ちょっと楽しかった。
そんなかんじで仲良くなり、なんと泊めてくれることに。
雨が降っていたので、ありがたかった。

ぼくが温泉に行って帰ってきたら、おじちゃん髭剃ってて別人になってた。

おばちゃんがご飯を用意してくれた。布団も用意してくれた。ねこがたくさんいて、かわいかった。持って帰りたかった。おじちゃんおばちゃんにはめちゃめちゃ感謝してる。ねこと一緒に就寝。

3日目の反省

地域の人と関われて楽しかった。明日はもっとハキハキ喋ろう。

まとめ

今日も読んでくれてありがとうございます!!ヒッチハイクの楽しさ伝わってますかー??ほんとにほんとに楽しすぎたんです。やらないのは人生損してる!
明日はロック爺ちゃんと喧嘩する話!!
では、また明日!!



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