見出し画像

NHK番組「真剣10代しゃべり場」を見て      あのことに気づいてしまった。

執筆者
#Ishikawa・Hironao
ベアワーク

2000年~2006年までやっていたNHK番組「真剣10代しゃべり場」を知っていますか?一つのテーマに関して多様な価値観、感性をぶつけあうトーク番組です。たまたまYOUTUBEで再放送があったので動画を見たんですが、大人になって見てみると気づいたが点があるのでご紹介します。

学校で討論した場合ということがあれば、日本でどんなことが起きるかというと。
「~さんの意見でいいんじゃないですか。」「これでいいと思います」みたいな空気を読んで敵を作らないようなことが起きることがあると思います。そこで反抗的な意見や態度を出すとどうなるかというと人間関係が悪くなるので、出来る限り言わないようにする方が大半です。
しかし、この番組をみてあることに気づきました。

目次

1,体験談を話している
2,小さい成功経験が世界が変わるチャンス

1,体験談を話している

真剣10代しゃべりば場の話を聞いていると、思想や思考をそのまま伝えているのではなく、「実は私はこんな失敗体験をしているんだよね」「こんなことがあって、すごく悩んでるんだよね」みたいなことがあり、それについてどう思うかを語りかけている人が多いのです。逆に「あ、分かるわ」「それってこんな気持ちなんだよね」といった共感を得ることができます。

2,大人が世界感を広げている

精神的に不安を持っている方に共通していると思うことは、自分に自信がもてる経験がないため、いや私ってだめかもと思い込んでしまっている人が多いかと思います。その方のその成功・失敗経験した記憶を引き出しを出すことによって、新しい小さなチャレンジに足を踏み出すことができるかもしれませんし、そこに多様な価値観・感覚を持った人と話すと意外にも世界感が広がる可能性だってあります。しゃべり場では大人のゲストがいて、しっかりとそのことを広げてくれています。

3,青年の話を聞くには大人の文脈力が必要

福祉事業でもいろいろ価値観を持っている方は少なくないのですが、
じゃあ、真剣10代しゃべり場みたいに本音をすぐに出せるかといえば
そんなことはなかなかできません。
とんちんかんな質問やまったく的外れのタイミングをするとなかなか本音は出しにくく、話し手も気持ちが萎えてしまい、バカバカしくなり嫌になってしまうこともあります。そうならないためにも最適な言葉を投げかけるためには相手のことをしっかりと知り、理解することは大事かと思います。しっかりと傾聴して、言葉の文脈を読み取り良さを引き出すことは大切かと思います。

最後に

福祉関係の仕事をすると、職員・利用者様、家族様も含めてそれぞれ違った考えや価値観を持っている方がいます。まず、しっかりと傾聴してその方の文脈を読み取り、その方にあった言葉選びが国籍・年齢問わず大切かもしれません。
真剣10代しゃべり場をみることで、なにかいろいろなこと考えさせられました。体験というのは、世代間のギャップなく笑えたり、楽しめたりするという最高のトークジャンルかと思います。その体験談を話術でお笑いに変える芸人さんはほんとうにリスペクトできます。昔・今も時代は変化したとはいえ、体験談の面白さは今でもあんまり変わらないんじゃいないかと思います。これから、若者や心に悩みがある方に相談を受けたとき、引き出せるようにしたいと思います。












社会福祉法人恵和会をぜひよろしくお願いします。サポート費用はしっかりと活動費用として使わせていただきます。