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マンガ読書感想文

素敵なお題があったので思わず筆をとる。
以前、

この記事で腐女子になったきっかけは封神演義でBLという文化を知ったのはる●剣の商業アンソロジーだったと語ったけど、

これ果たして伏せ字にする必要・・・ある?

火を見るより明らかなので正直に『 るろうに剣心 』と書き記したい。

ちなみにこの時クラスの友達が私に見せてくれた該当の商業アンソロジーは担任の先生に取り上げられてしまうため 死にてぇ・・・ と本気で苦しい思いをするしその場にいた全員で一緒に「親を呼んでも良いから中身を見ないで欲しい」と懇願したら親は呼ばれずにすんで本も無事に返して貰えたけど絶対中身見てるんだろうな・・・と切腹したくなった。(私が先生だったらそんなお願いされたら余計に中身が気になって見ちゃうし)

初めてBL文化に触れたきっかけではあるものの今考えるのだったら私にしては珍しく男女CPが熱く剣薫と抜巴と志々雄×由美が好きだ。

主人公の剣心は小柄で童顔・中性的という設定(京都で人斬り抜刀斎だった頃の身長が155cm)なので28歳なのにそう見えずヒロインであり年下と言うか17歳の薫から驚かれたり周りからも意外がられたりする。←敵は大体外見ではなく「 左頬に十字傷・・・ 」で『 あの 』抜刀斎だと気付く。

しかしいざという時は薫にとって剣心が一番頼りになるのでなんだかんだで良い感じの二人になっていくんだけど京都編で離ればなれになってしまい、この時に薫も自分の内側で育った剣心への想いを悲しいほど自覚する。
ここはアニメ版も凄く良くて「拙者は流浪人。また・・・流れるでござる」と剣心が薫を抱きしめながら別れを告げる場面は構図も色彩もとても綺麗でEDにも使われてる。(ラルクの『 the Fourth Avenue Cafe 』とも合ってる)

少年漫画が好きで中2病も同時に患っていたから相楽左之助の『二重の極み』を真似した事もある。

正直、大抵の少年漫画に出て来る必殺技というのはカッコ良いけどほぼ確実に不思議なパワーを使ったり日本刀とか伝説の何かを使ったりするので実現不可能である事は深く考えずとも小学生ながらに容易く理解できる。

しかし『二重の極み』の場合は特殊な道具が一切いらない。

拳を使って刹那の拍子(75分の1秒)に二度の衝撃を打ち込めば良い。

この説明だけを読むと不思議とできそうな気持ちになっていたのだ。
そんなワケがないというのに。

75分の1秒に拳を二度打ち込めば良いだけという説明で「これなら・・・」というスイッチが入るのが謎の心理だが試した事があるのだ実際に。
まぁ、当たり前に無理なのですが。

京都編のアニメ版は川本真琴の『 1/2 』が主題歌として使われてるOPも凄く良くて「作画が良い」という台詞が当時はオタク丸出しで素で出た。
OPよりもEDの方が絵や曲がころころ変わっていた印象があり本編で使われたアニメーションを散りばめた『 君に触れるだけで 』のEDも好きだった。

漫画の後半での抜刀斎×巴も熱いけど個人的には壮絶シスコン弟の雪代縁の登場インパクトがまた凄い。

日本人なのに大陸に渡っていたから中華服を着ていて、それでも衣装以上に見た目が今までの敵とは雰囲気が大きく違っている。

使用する武器も『 拵えは異国風だが刀身は紛れもなく日本刀 』で繰り出す攻撃が体術との合わせ技でもあり全体的にキャラ造形が万年中2病患者の心を刺激していてシンプルに言うとカッコ良い。

ここまで語っててじゃあクイズ番組に出たら勝てるかっていうとそれは予選で大敗するので一部には「 好きとは・・・ 」とツッコミされる感じ。

でも小6のあの時にるろ剣の商業アンソロジーに触れていなかったらもしかしたらBL文化を知らないまま大人に成長していた可能性もあるので(あの時に触れてなくてもいずれは通る道だったかもしれないが)苦い思い出と共に今の自分の土台に深く関わっていると思う。

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