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《お念仏だより#108》この漢字読めますか?「棚経」

読み方は「たなぎょう」

お盆になると
家にお坊さんが来て
お経を読んでいく。

そんな経験
ありませんか。

これが「たなぎょう」

漢字で「棚経」

お盆には、
施餓鬼棚をお祀りします。

施餓鬼の前でおを読むから
棚経なのです。

では、なぜ、お盆には
施餓鬼棚をまつるのか。

昔々、お釈迦様の弟子に
目連もくれん尊者そんじゃという人がいました。

目連尊者は、
死後の世界も見ることができる
すごい能力を持っていました。

ある時、
亡くなったお母さんは
今どうしているだろうと
探してみると

なんと、餓鬼がきの世界に
いたのです。

餓鬼というのは、
いつもお腹を
空かしていますが、

なにか食べようとしても
のどが細くて
食べられません。

だから、体は
やせ細って、

骨と皮だけになっています。

なんとかしなければ!

目連尊者は、お釈迦様に
お母さんを救う方法をたずねます。

するとお釈迦様は、
食べ物をたくさん用意し、
棚に盛り付けて
供養しなさいと
言いました。

目連尊者が、
お釈迦様の教えに従い
供養をすると、

お母さんは
餓鬼の世界から
無事、救われました。

この棚が、
施餓鬼棚です。

立派な棚でなくても
大丈夫!

餓鬼のために
食べ物を盛り付けて
お盆の供養をいたしましょう。


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