お弁当を作る度に貯めた500円はやがて3万円になる

最近、お弁当を作るようにしている。本当は毎日作りたいのだが、めんどくさがり屋の私には難易度が高いことでもある。


2年以上前から習慣にしようと努めたが、なかなか続かない。たまーに気が向いて作るのだが、その一回きりで終わってしまう。それを何度も繰り返してきた。


だが、お弁当を作る度に500円貯めるということだけは続けてきた。1回作る度に家計簿に500円をつける。2年以上かけて断片的にではあれ、細々と500円を積み上げてきた。


先日久し振りに家計簿を見たら、何と3万円も貯まっていた。塵も積もれば何ちゃらとは、このことか!と思った。3万円という大金を目にして私は密かに感動していた。


そしてそれと同時に、自分の行動の成果が目に見えたことで自分の頑張りを少しだけ認めてあげることが出来た気がする。完璧主義の傾向が強く、自分の成果や実績を蔑ろにしてしまう私には大切な振り返りとなる。こうして少しずつ、私は自分で自分を認め、自尊心を高めていく。


何かを継続することは時には苦痛もあるが、自分を評価できた瞬間、今までのストレスが解放されて快感を味わう。この瞬間を忘れられないからこそ、私はこれからも細々と何かをやり続けるだろう。