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技術を言い訳にしていた過去の自分へ。

文章を書くことに、技術ってなくてはならないモノだと思っていた。

受け手側に分かりやすかったり、心響く表現をするためには、技術が必要不可欠だと。

でも、どうやらそうではないらしい。

技術がないと誰も読んでくれない。技術がないと、心を揺さぶることはできない。
そんな僕の誤解を解いてくれたのは、編集者のAさんだ。

「技術を追い求めているようだけど、技術ってそんなに必要なものかな?」

「例えば、吉本ばななさんは作家歴30年だけど、今でも一番売れている作品はTUGUMIやキッチンなどの初期作品だよ?」

「売れているってことは、それだけ評価が高くて読者の心に響いたってことだよね?」

「もし、技術がそんなに大事なら、一番売れているのは最近の著作にならないとおかしいよね?」

「30年分の技術が蓄積されているわけだから」

「でも、一番売れているのが、初期の作品なのはなぜか?をもっと考えた方がいい。」

「時代背景もあるかもしれないけど、技術よりも大事なことがあると思わないかい?」

この話を聞いて、今まで僕は技術を言い訳に逃げていたんだなって感じた。

僕のブログやnoteは、あまりPVが伸びた経験がない。
こんな拙い文章だから当たり前なんだけど、それでも毎回見てくれている方もいて、本当にありがたい。
感謝すると同時に、もっと多くの人にも見てもらいたいという気持ちもあった。

そんな気持ちの中、SNSでバズったブログやnoteを見ても、このnoteがバスったのは文章の技術があるからとか、この書き手はプロのライターさんだからとか諦めていた。

でも、バズったのは、技術があるからじゃない。
書き手の心の底から「伝えたい・表現したい」というココロの部分が大事だったんだなと知った。

もちろん、技術も大事だ。技術がないと伝わらない。

でも、それ以上にココロ先行で書かないと読んでくれた人に響かないし、伝わらない。

それを思い知った夜でした。

心を伝える文章を書くためには、書いている自分の「心のパンツを脱ぐ」ことが大切みたいです。

心のパンツを脱ぐ。

難しそうだけど、思い切って脱いでみよう。

サポートいただけたら、秘密のメッセージが出ます。。。