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【5日目】一緒にお風呂実験

午前中の休日出勤を終えて帰宅すると、サッカーに行っていると思っていた娘が、どんよりとした空気を纏ってリビングから出て来ました。

テレビについて注意をし過ぎてしまったかな。

一年前、我が家には不釣り合いな大きな画面のテレビがやってきました。
夫のこだわりで、吟味して吟味したテレビ。

前の家ではおばあちゃんに制限されて、自由にテレビを見ることができなかった娘は、飼い猫が箱の中の動く絵を不思議そうに目で追うように、テレビの前にビッタリとくっついて、何時間も何時間も、息抜くことなく見続けてしまっていました。

離れて見てね。
時間を決めて見てね。
見るものを決めてから見始めて、それが終わったらおしまいにしましょう。

ひとりで留守番の寂しさもわかるし、共働きの私たちには、どうやったらテレビのルールを守ってもらえるか、試行錯誤を繰り返していました。

娘は私が帰って来ると、反射的にテレビを消して部屋に入ってしまうようになりました。

休みの昼間なら、テレビを見ていたとしても、文句なんて言わないのに。
娘には、なんで叱られているのかが細かく理解できていないのだと思います。


夫は出かけていました。
昨日は一日私が娘に付き合ったのに。

仕事の車を返してくるね。と一旦家を出て、夫に電話をしました。

わーー、わーー。

急いで帰るよ。と言っても1時間以上かかる場所にいて、わーわー言っているうちに、夫も息抜きはしたいよね。と思って、私は発散すれば気持ちも収まったので、気を取り直して家に帰りました。


夕食後、一緒に移動教室の準備を手伝っていたけれど、あまりにも何も準備ができていなかったので、続きは夫にお願いしました。

準備を21時にスタートしたので、30分ぐらいで終われば、お風呂は一緒に入るつもりでした。

22時過ぎても準備は終わらず、今日はさすがにごめんなさい。と思いました。

「今シャワー浴びに行ったよ」

寝室に戻ってきた夫はグッタリとしていました。

先は長いなぁ。
私もそんなに堪え性がないしなぁ。

それでも、一緒にお風呂実験を始めて連続5日、もしかしたら、ウチに来てから連続入浴記録を更新したかも知れません。


衛生観念の強化と赤ちゃん返り対策、一石二鳥とは言え、二兎追う者はなんとやら。

少なくとも、お風呂に入って自分自身が清潔になる感覚を身につけると言う第一目標は継続しているわけで、無理せず、できるだけハードルは下げて、続けることを大切にしようと思いました。


そうこうしている間に、明日は娘が移動教室から帰って来ます。

私も初心に戻って、お風呂を沸かして帰りを待とうと思います。

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