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【ワンポイントレッスン】真ん中のド→レがひっくり返る

こんにちは!サックス奏者角口圭都です!サックスの演奏、楽しんでいらっしゃいますか?

今回のワンポイントレッスンは、「真ん中のド→レがひっくり返る」

初心者の方に多い現象だと思います。
オクターブキーを挟んだ音域で、

ド→レ、
シ→レ、
ラ→レ、
ソ→レ、

どうでしょう。レが鳴らずにもっと高い違う音が出ることありませんか?

この高い音の正体は倍音と呼ばれるもので、音の響きの印象を左右するものです。(響きが豊かな時は、倍音が多い、などと表現することもありますね。このお話しはまたいつか)

レがひっくりかえる原因は大きく2つあると思っています。

①指を動かすタイミングがずれる

ド→レ、と指を動かすと、左手の人差し指・薬指、右手の人差し指・中指・薬指と計5本の指を同時に動かしますね。この5本のタイミング、揃っていますか??
利き手の指は反応が良く、利き手ではない指は反応が悪くなりやすいです。

右手が利き手の場合、ド→ソもやりづらそうにしている方が多いですね。特に薬指の動きが鈍いことが多いですね。

鏡を見ながら、運指をじっくり見てみるとよいでしょう。
指のストロークが大きすぎるのも注意です。できるだけ小さな動き・コンパクトな運指を目指しましょう。
動画などを見て、プロの運指を参考にするのもよいと思います!

②吹き方に柔軟性がない

指でなければ次に疑いたいのが吹き方です。

ド→レは、楽器の吹奏感が大きく変わります。
レは、たくさんのトーンホールを閉じているので、抵抗が強いです。逆にドは一つだけ閉じるので、抵抗が少なくなります。

レは音色がモワ~ン、ドはビャー!と感じることないでしょうか。この音色の差は楽器の音ごとの抵抗感の差によって生じます。
抵抗感の差があるときに、吹き方をコントロールしきれず音が裏返ることもよくあります。

特に口周りと息の入れ方に柔軟性が出てくると、ひっくり返ることも少なくなってきます。次のことをやってみてください。

①マウスピースでロングトーンしている音程を自由自在に変化させる(±3度くらい)
②楽器でロングトーンをしているときに息のスピードを変える(水やりのホースの先をつまんだり緩めたりすることで水の出るスピードを変えるイメージで)

こういった取り組みをしているうちに少しずつ柔軟性が出てきます。また、裏返らないコツも体が自然と覚えていくでしょう。
このひっくり返る問題は、とにかく継続あるのみだとレッスンをしていて感じます。時間をかけて取り組みましょうね!

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