毎日漫才230 「人命救助」

人命救助
ボ「いや〜この前意識低い系の人いました」
ツ「意識低い系の人?意識高い系と逆ってこと?」
ボ「ああいう人には関わりたくないですね」
ツ「まあ関わらない方がいいけど。どこにいたの?」
ボ「道ですね」
ツ「歩きタバコ?」
ボ「違います」
ツ「ポイ捨て?」
ボ「違います」
ツ「え?どんな人?」
ボ「心臓発作で道に倒れてたおばあさんです」
ツ「お前誰の事、意識低い系って呼んでんだよ!道に倒れてたおばあさん?」
ボ「え?意識低い系ですよね?」
ツ「本当に意識低い系じゃねえか!意識低い系どころか意識ないから。人命救助しないと!」
ボ「しましたよ!あの日僕は道歩いてたんですよ」
ツ「うんうん」
ボ「そしたらおじいさんみたいなおばあさんが倒れてんですよ!」
ツ「たまにいるけどな。その情報いらないから」
ボ「大丈夫ですか!?おじいさんみたいなおばあさん!」
ツ「呼ばなくていいから」
ボ「大丈夫ですか!?おじいさんみたいなおばあさん!?大丈夫ですか!?おじいさんみたいな………あ!よく見たらおばあさんみたいなおじいさんだ!(笑)」
ツ「どっちでもいいわ!ジジイでもババアでもいいから早く助けろ!」
ボ「でも女性だった場合触ったとか言われてセクハラになるみたいな話もあるじゃないですか!」
ツ「そう言う話聞いたことあるけどね。でも人命救助に必要なことならセクハラにはならないから。その時はどんな感じだったの?」
ボ「大丈夫ですか!?意識がある!意識確認のためにいくつか質問しますね!パンツは何色ですか!?」
ツ「セクハラ!」
ボ「おっぱいは何カップですか!?」
ツ「セクハラ!」
ボ「あなたの家のトイレでチューリップ育てていいですか!?」
ツ「それはなんだ!全部のセクハラし尽くした人のセクハラじゃねえか!」
ボ「とりあえずAEDを探したんですよ!(探しに行く)」
ツ「そうなんですよ。AEDを使うと使わないでは生存確率…」
ボ「(両手いっぱいに持つ)」
ツ「でっか!!!ジョイサウンドくらいある!ジョイサウンドの本体くらいある!」
ボ「応急処置も済んだんで救急車呼んだんです!」
ツ「救急車ね!」
ボ「プルプルプル!すみません!道で倒れてるおばあさんがいます!救急車を一台!ちょっと待ってください!…あっもう救急車いらないです」
ツ「死んでんじゃねえか!もういいよ」

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