宮益
確定申告の候、皆様いかがお過ごしだろうか。 私は劇場版中島みゆきを観た。 「中島みゆき 劇場版 ライヴ・ヒストリー 2007〜2016歌旅〜縁会〜一会」（以下、劇場版中島みゆき） リンクをクリックすると予告編が流れる。 予告編が流れると私は泣く。 体がそういう構造になった。 パブロフの犬、もとい中島みゆきの犬となった。 なぜ中島みゆきの犬になったのか ふと映画館で映画を観たくなり、とりあえず近所の映画館の上映スケジュールを開いたのが事の発端。 ゴーストバスターズ
どんな理想を掲げて突き進んでも、そこにたどり着くことは永遠になく、現実はどこまでもリアルでした。 英語に言い換えただけじゃないか。 初めに断っておきますが、私はお金持ちになりたいとか、プロ野球選手になりたいとか、そういう大きな夢や理想があった訳でも、ましてやそれを叶えた訳でもありません。 「どこまでもリアル」とは言ったものの、どこまでも行った人間なんかではありません。言ってしまえばただの妄言です。 それでも、カウンターに立って人の話を聞きたくてバーテンダーになり、沖縄
週末の外出を控えてくれと政府からのお願いがあった2020年3月末、私たちのお花見の予定はなくなった。 お花見の代案として開催されたオンライン飲み会、それが私の人生初オンライン飲み会。 いざ始まったオンライン飲み会は最後まで大きな問題を生むことなく、無事終わりを迎えることができた。 が、どうにも自分自身の盛り上がりに欠けると感じてしまった私は、このなんとも言えないモヤモヤを音声配信アプリstand.fmを介して友人に相談した。 相談に対する友人の配信がこちら 配信のあ
「頑張れって言葉が嫌い」 そう言う人がいる。 その人はきっと自分がつらいとき、悲しいときにそう声をかけられたのだろう。 頑張れと言った人はあなたを鼓舞したかったのではなく、大丈夫だよと、励ますつもりでその言葉を使ったのかもしれない。 ここで問題なのは「頑張れ」という言葉ではない。「頑張れ」の使い所だ。 例えば、一緒に登山をしていた友人がなにかの拍子で崖の下に落ちたとする。（どんな例えだ……） 友達は脚を怪我したのか立ち上がれない。数メートル下に落ちてしまい、上に戻
——薄暗い店内に流れる落ち着いたジャズ。目の前にはずらりと並んだボトルと、静かにグラスを拭くマスター。竹やんには絶対降りられない椅子に座り、私はウイスキーのグラスを傾ける。実に優雅なひとときだ。 「あちらのお客様からです」 カウンターの一番端に座る女性の前にカクテルが差し出された。顔を上げた女性と目が合ったが無論私からではない。私より少し奥、彼女の反対端に座る初老の紳士が頼んだのだろう—— いや、あの…ちょっとこういうの書いてみたかっただけです。無論とか言ってみたかった
「1人飲みをしてみたい！お酒のことはあんまり詳しくないけどバーに行ってみたい！でもはじめてのお店に行くのは不安……入っていきなり「なんだこいつ」って店員さんに思われたくないし……」 私は元バーテンダーですが、いまだに初めて行くお店に入るのは少し緊張します。 しかし緊張感を感じさせてくれる扉だからこそ、入ったときにわくわくする。そして心安らぐことができるのでしょう。 ちなみにバーデビューに年齢は関係ありません！二十歳以上なら。成人になったその瞬間からバーはあなたを待ってい
