名探偵コナン 100万ドルの五稜星
先月、「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」を観ました。ここ数年のコナンの勢いは凄まじく、映画の本数も多いし毎回ヒットになっているようだし大成功のようです。
もともとコナン映画をよく見ていたわけではなく、2年前から結婚して妻と住み始めて、週末に部屋で酒を飲みながら映画でも観ようというなかの一つにコナンがあったというだけでした。とはいえ高校生の時によくブックオフで立ち読みしていたし(あの時からまだ続いているのが凄まじい!)、たまに土曜日夕方のアニメ放送も観ていたので、もともと好きであることには変わりないのでしょう。映画も初期の頃のものを何本か観たことがあった。劇場ではなくレンタルビデオ(これまた懐かしい。。)でかもしれませんが。
ところで最近のコナン映画を観ていると、初期の頃の推理マンガというイメージとは少し離れていて、アクション要素満載という感じがします。サッカーボールでいろいろ激しく吹っ飛ぶし銃は乱射されるし建物が爆破されますし。
別にディスっているわけではなく、楽しく気軽に観れて気分転換にぴったりだと思うし、小さい子どもも思いっきり楽しめているようなので、エンターテイメントとして成功しているんだなと思います。
でも、いつか推理中心のちょっと大人向け映画も楽しみにしています。
それはそうと、最近のコナンを観ていてもうひとつ思うことは、登場人物みんなが協力しあうシーンが増えたのではないかなということ。ネタバレになってしまうので詳しくは書きませんが、五稜郭のストーリーもそうだし、渋谷のハロウィンが舞台のものもそう。クライマックスに近づくほど、コナンの周りのキャラはもちろん、ちびっこ探偵団が登場してきたり、ストーリー内のさまざまな登場人物が事件解決やハッピー(?)エンドに向けて何らかの役割を意識的に与えられているかのように、みんなでゴールに向かっていると感じるシーンが多いように思います。
思えば、昔よく面白いなと思った映画は、例えばオーシャンズ11や、もちろんミッションインポッシブル、あとはルパンなど。基本的にハッピーエンドな物語が好きなので、好きな映画はだいたいハッピーに終わるものが多いですが、もうひとつ要素があるとすれば、それは「チーム」ということではなかったかなと。
どの物語でも、登場人物はそれぞれ特徴があったり、または確固とした役割があったりしますが、いずれにしてもストーリーの終わりに向けて各々がやるべきことがはっきりしていき、大きくとも小さくともみんなが何かしらの活躍をして終わりに向かいます。
その様子を見ていると、なんだか「あなたはそこにいていいんだよ」「あなたには価値があるんだよ」と神様(作者)が言っているようで、とても幸せな気持ちになる。それでストーリーがハッピーエンドなら言うことはありません。
奇しくも、フリーランスのスペシャリスト達と仕事を共にする環境にありますが、案件を受注して、自分自身が主担当になるよりも、ベストマッチした人材をアサインできて、その人が活躍しているのを見るほうが嬉しい。
そんなシーンを自分もひとつでも多く作れたらいいな、と思います。
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