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正客の体験はとにかく早く、何度もすべき

先日、飯後の茶事(裏千家)に参加してきました。
私が転勤直前、という事で皆様のご好意で正客をさせていただきました。
人生初。

わからない事だらけで冷や汗を沢山かきました。
席入りは客次に関わらず共通なのでともかくとして・・・
できなかった事だらけでした。

【できた事】
◯高いところから失礼します、の最初の挨拶
◯高いところから失礼しました、最後の挨拶

【できなかった事】
✖️最初の腕を食べ始める前の「皆様ご一緒に」の挨拶
 →ラーメンよろしく、(伸びちゃうので)「お先に」だと思っていた
✖️スムーズなお伺い(掛物、花、道具、料理はできたが茶銘お詰めは✖️)
 →単純にアガってしまった。
  社中の練習では「お茶銘、お詰め」と順番で聞いているのに、失念。

しかし振り返ってみると、大汗を書くような体験をさせて頂けたという事自体が大変有難い事であります。失敗は今のうち。だから、

正客の体験は早いうちに沢山すべき

だと思ったのです。
理論はここまでにして、写真集を…

実は、もっとも感動した画を撮り忘れました。後悔後悔。
席入りの時、釜が輝いていたのです。まるで漆塗りのように。
伺えば露を打ってあったようです。あんなに美しい演出があるのだろうか。

↓木製の風炉、中は土壁になっています。二文字の灰がこの上なく美しい。
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↓腕物。白身魚の練り物が本当に美味しかったです。
記憶に残る一腕でした。画像2

↓お料理。全てが美味しいんです。お世辞でなく美味しすぎるんです。

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↓またこのお饅頭(で合ってるのだろうか)が美味しい。
大ぶりで食べ応え抜群、中の餡は栗餡でした。

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もう、最高に楽しかったです。

~追記~
そしてまたこの茶事でも、最後に南坊流のお点前させていただきました。
「式正織部流に似ている…」と伺いました。
改めてWikipediaを見ると、立花実山は織部流・道安流・遠州流を組み合わせて南坊流を立てた、とありました。 近く織部流の方と交流してみたい、と思います。
やはり他流派交流は楽しいだけでなく、”気づき”の収穫にもなります。これからも積極的に交流し、記事にしていきたいと思います。

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