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夢とは結局なんなのか?

現実的なものもあれば非現実的なものもある。
夢で見たことが本当に起きれば正夢と言われ、都合の悪い時には逆夢がどうのと文句をつけて無かった事にする。


そもそもなぜ自分の希望や理想を語る時に「夢を語る」という言葉を使うのだろう?


なぜ同じ「夢」という言葉を使うのか?まるで別のものなのに。
それも世界共通でだ。
いつも不思議に思っていた。

夢を語る時の「夢」が自分の希望や理想であるならば、もしかして夜寝る時に見ている夢は自分の理想の世界なのか?

いやそんなことはない。
デカい虫に追いかけられたり、高いところから落ちるのが理想だとはとても思えない(笑)

「夢(で見たこと)なんて気にするな」と言われるけれど、人は誰かに「夢を持って生きろ」と力説する。


成人になる前に事故で脚に障害を持ち、結婚して早々嫁に「好きになって結婚したわけではない」と言われた俺に夢なんかはない。
生まれる前に捨てられ孤独に育った俺は、一般的な暖かな家族を持つことだけが夢だったけれど、それはもう叶うことはないと知った。

だが俺は奇想天外な夢を見る。
以前も書いたとおり、夢の中で俺は知らない街で知らない家族と仲良く生活しているのだ。
運送業という力仕事をせっせとこなしながら、家族と幸せそうに笑っている。

きっとそれが俺の夢なんだ。

夢は理想。
そうかやっぱりそうなんだ。
だから夢は夢って言うんだ。

無意識のうちに必要としているものを見るのが夢。
無意識のうちに気をつけなければならないものを見るのも夢。
理想的な現実を過ごすにはどちらもきっと必要なのだ。


この結論に至るまで、俺は40年以上かかった。
ブッダが悟りを開いたかのように、うむ、わかった!と。


それを今朝覆される事件が起こる。


マラソン選手が穿くような短パンを穿いて散歩をする夢を見ていた。
早朝なのか車通りも少ない。
早朝にも関わらず初夏を感じさせるほど暖かく「今日は暑くなりそうだな」と思いながら、首から掛けていたタオルで汗をひと拭き。

きっと現実の俺はいい天気の中散歩をしたいのだろう。
北海道はまだまだ寒いのだ。
理想の世界。俺が今求めているもの。

二車線の大きな道路を横断。
鼻歌を歌いながら大きく深呼吸。

交差点の角にはコンビニとは思えないくらいの大きな駐車場。
タバコを吹かしながらそこをのんびりと横切る。
空を見ると抜けるような青空と綿あめのようにおいしそうな白い雲。


うーんと背伸びをしながら俺はウンコをした。


短パンだから平気だろうとウンコをしたのだ。
どうせ隙間から出るでしょ?と(笑)

だが振り向くとウンコを落とした形跡がない。
予定では短パンの隙間からボロボロと落ちていたはずだ。
おかしいな?と短パンの腿の方の隙間から手を突っ込んでみると、ぴっちりとしたボクサー型パンツの中にモリモリと硬いウンコが詰まっていた。

おっとこれはいけないいけない!と笑いながら、パンツをクイッと捲ると隙間からようやくウンコを半分ほど落ちた。
こうしていればそのうち全部落ちるでしょう。
ハハハと笑いながらパンツと短パンを捲って半ケツを出しながら、残りの物を全部出そうとまた踏ん張っていた。

下痢じゃなくて良かったねぇ。アハハ。いい天気だ。


そこで目が覚めた。
これが俺の理想なのか?
いや!これは気をつけなければならないやつの方だ!
おもらししそうな時にトイレの夢を見たりするアレだ!

しかしあれってそんな余裕あったかな?
夢の中でも大抵結構焦っているものだ。
布団の中で実際に出し始めたら「ふぅ間に合った(間に合っていません)」にはなるけれども(笑)

夢の中の俺はのんびりと歩きながら、さもそれが当たり前のようにウンコをして落とそうとしていた。
もしかして馬?!馬になりたいという理想なのか??
馬は結構歩きながらボロボロ落とすし。

「あんたさっきから汚いわねぇ」と嫁が愚痴をこぼす。
どうやら現実の俺は、眠りながらハハハと笑いつつブビビビ・・とオナラを出し続けていたらしい。

その話を聞いて便意はなかったけども一応トイレに行ってみたが、全く出なかった。
ウンコがしたかったわけではなさそう。その汚らしいと言われたオナラすら出ない。

夢の中の何かがリンクして、俺にオナラを出させていた。
それは一体何なのだ?


とても理想とは思えない。
まあ馬になりたいというのはもしかしたら潜在意識の中にあるのかもしれないけれど、馬になってその辺にうんこを漏らしたいとは到底思えないのだ。

テレビではタイミングよく若者が夢を語っていた。
一方その頃俺は嫁にウンコを短パンの隙間からボロボロ落とすという夢を語っていた。

全く違う。違いすぎる!
とてもじゃないけど生きる上で必要とは思えない!同じ夢という言葉を使うのもはばかる。

40年以上かけて得た結論はこうしてあっさりと覆された。


一体何の話なんだ?と思われるかもしれないが、笑いながらオナラをしていた話というしか他ないだろう。


追記
実は夢について書いていた内容、今朝のこの夢によってズバッと削除することになった。
「理想的な現実を過ごすにはどちらもきっと必要なのだ。」と書いたところまでが元の文章。それ以降が今書いたもの。
内容がそこからガラッと変わっているのはそのせい。

いざ投稿する数時間前にいきなりこんな夢見せられるってなんなんだ(笑)
神様が俺のお尻を使って警告音を鳴らしていたのだろうか?

もう【雑談】にした方がいいんじゃないの?とも思うが、なんかもう二回分書いた気分だし、もったいないからそのまま投稿してしまう。



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