財務担当の顧客は誰なのか?

昨日、バックオフィスのリスクは顧客の声が聞こえなくなり自己都合になりやすい、ということを書きましたが、そもそもの問題として、「バックオフィスの、私で言えば財務の仕事の顧客は誰なのか?」という問があります。

まあ会社全体で見ると、最終的にはまわりまわって会社のユーザー、ということになるのですが、私はバックオフィス、という個別で考えるとそうは思っていません。

もちろん、対金融期間を相手にすることもある、と考えると金融機関が顧客であると言えるのかもしれません。

でも、金融機関はそこまで頻繁に会うわけではありません。そう考えると、メインとは言い難い。
財務にとっての最大の顧客は、私は社長はじめ、現場で働く社内で意思決定する方々すべてであると考えています。

私は、財務の仕事は「数字の視点から現場の方の可能性をさらに引き出すお手伝いをし、会社全体の成長にドライブをかけること」であると思っています。もちろん、資金繰り管理などもありますし、それも大事なことではありますけどね。

結局、バックオフィスの「顧客視点」の欠如は、
・最終ユーザーの視点を失いがち
・自分にとっての顧客を意識しないこと

の2点から来るのではないか、と思っています。
普段、いわゆる「お客様」と触れ合う機会がないからこそ、お客様を強く意識する。
この仕事をするうえで大切なのは、そんなことだと思っています。

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