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第2話 宣言。

| 今期の重要方針管理とした


昨年の冬に晴れて管理職になったワイ。

今まで出来なかった事が堂々とできるようになった。

その一つに業務のやり方を変える権限を持った事。

他部門を絡むことは、まだ難しいですが、部門内なら低予算なら何でもできるようになりました。

そこで、前から担当から苦痛の声があった部品の発注方法について。

生産計画が無い中で部品を発注する必要があり、
それでも在庫は抑制しなければならなく、
欠品(販売損失)を最小限にする必要がある。

アイテム数約30万件。

それを3人の担当でまわしている。

難しい課題に取り込むことに。

全ては、担当者が苦労なく業務を遂行する為に

方針管理では、在庫ヒット率の向上です。(数値は伏せます)

| はじめにやった事 <本当の困りごとを聴く>


発注元データ自体は、鉛筆ナメナメでは行っていなく、

とある有名な会社の統計分析をしてくれるクラウドサービスを利用して

そのクラウドサービスのアウトプットを利用しています。

ただ、その計算結果に現実味が無く、

「おいおい、こんなに買ったらダメよ」
とか
「おいおい、必要だけど、今じゃない」
とか
「おいおい、少なくないか?」

てな具合で、担当者からは、信用されていないクラウドサービスでした。

そこで、
本当の困り事 を聴くこと。

| 本当の困り事


メンバーを集め、率直に今のクラウドサービスの困り具合を素直に聞きました。

たしかに、データの信憑性の話もありますが、

一番声が大きかったのは、

データ多すぎて、無理ゲー

これが、本音でした。

たしかに、一人で数千件のレコードを確認するには無理があります。

で、私は、「一日で見られる件数に減らす事」を一つの目標にしました。

| クラウドサービス業者と技術的なアプローチを試してみた


とりあえず、クラウドサービスのエンジニアと相談。

ま、プロですから。
餅は餅屋。

パラメータ変更する方法を教えてほしいと願い出てみた。

単純にパラメータ値を変更しちゃえば、件数は減るとおもった
私🍶の単純細胞脳みその発想でした。

しかし、業者の営業兼技術者は、
「ここのパラメータ値を変更する事はお勧めできないです。
 まずは、御社の目標とするレベルを明確に設定してからじゃないと、
 助言もできないです。」

私も、数回、アプローチを変えたり、色々試しましたが、
何度話しても、埒が明かない状態。

私🍶の意見は
「発注が満足できていないのに、
 目標レベルの話なんかできないでしょ!」
って感じなんですけど、

業者は「全て発注してから、その話をしましょう。」

まったく、意見が合いません。
というか、考えが真逆で、一行にすすまなく、3ヶ月経過しました。


と、書きましたが、事前にデータをある程度分析しているので、
最初からアテにしていないのです。

これは、これからのシナリオの為の布石です。

| 必殺「見切りの心眼」


3ヶ月経過しても進展無。
平行線のまま。

で、必殺「見切りの心眼」発動です!

自画自賛ではありますが、得意技です。
(今回は、ヤラセですが💦)


継続してクラウドサービスは利用しますが、
もう二度と業者には問い合わせはしない事にしました。


上長、メンバーを集め 私は堂々と宣言しました。

以下、🍶の宣言です。

「これからも、クラウドサービスは継続して利用しますが、
 業者には一切問い合わせもしないし、
 改善要求もしないことに決定しました。
 ここ3ヶ月間、話は平行線のままで進展無。
 このままでは、本当に実現したい事ができないです!
 
 なので、”私たち” が なんとかして、使えるデータにしましょう!
 
 私には、案があります!
 
 そして、夢があります。
 それは、完全自動化です。
 
 今は難しいかもしれない。
 そして、やり方を変えて、最初はキツイと思うかもしれない。
 
 でも、私たちなら、きっと実現できます!
 
 どうか、私🍶を信用してほしい!」

あえて、プロを無視するという、暴挙とも言える方向性に変換しました。
同時に、こう思った。

 現場の力を見せてやる!

ま、堂々と宣言したわけです。

| 俺のアプローチ


本当の目的は、

「正しく業務を苦労なく遂行すること。」

今は、苦痛の声が大きい。

これから、業務改革を行うにあたり、実務者にも別な負荷がかかる。

負荷が増えても、人は動くことがあります。

        
 (こころ)

まずは、動機付け。
心が動かなかったら、体も動きません。


なぜ、やり方を変えるのか。

目標・目的を宣言して、まずはメンバーのベクトルを合わせて、
やるべき事を明確にしました。

事前にデータを分析していたので、50%は上手く行くと思っていたから、堂々と宣言できました。

のこり50%は不確定要素。
バラツキや初動の数値が未知数。
それから、標準偏差、安全在庫の考え方もこれから。

でも、どんなに優秀な論理を言ったところで、メンバーの心に響かなければ、行動してくれません。

その意味で、「夢」って本当に重要です。

| 愚痴


というか、愚痴があります。

「そもそも、なんで、前任者、責任者は、この問題を放置してきたの?」

配属されて、愚痴が多くて大変でした。

今は、なんとか愚痴も少なくなって、
(ん?単に言えなくなっただけかも?)

メンバーの協力的な姿勢も目に見えてきました。

正直、マネジメントなんてワイ🍶も素人も良い所。
試行錯誤です。

困っている人をほっとけない性格なのです、ワイ。
ホント、損する性格なんです。。。

| 言いたかった事。


 ■ 共感

 ■ ベクトルを合わせる

 ■ 動機付け

この3つです。
やり方は、環境で変わってくると思います。

チーム感をどうやって出すか?
難しいですよね。

ワイ🍶も下手なりに行動してきます。


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